【感想・ネタバレ】会計士は見た!のレビュー

あらすじ

ソニーから東芝まで
事件な企業の決算書を、会計士が読み込む!

数字の羅列から、記者会見からは決して見えてこない企業の「裏の顔」が明らかに。
粉飾、内紛、リストラ、資金繰りの悪化――。
会計士には、隠し事はできない。

・ソニー:赤字決算にもかかわらず、なぜ多額の法人税を納めているのか?
・大塚家具:トップの座を巡る父と娘の対立は、実は日本型経営と米国型経営の対立だった
・日産:コストダウンでは絶対に削ってはいけない数字がある
・キーエンス:企業内平均年収1600万円超。「工場がない製造業」はなぜ儲かるのか?
・スカイマーク:倒産する企業はまず決算書のここに赤信号がともる
・東芝:監査が見逃した「ソフトウェア開発の数字」に、異常事態がはっきりと現れていた

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Posted by ブクログ

大企業の決算書を同業他社と比較し、経営方針の違いや粉飾への気づきのポイントについて解説された本。東芝の件、改めて容易には気付けないだろうなと思った…。

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2022年08月30日

Posted by ブクログ

企業分析ができるようになるために、決算書を読む勉強を始めており、何冊か関連書籍を読む中でこの本に手に取った。

本書は、話題の企業(2015年当時)の内情を決算書から分析していくというのが主な内容。
我々が持っている対象企業に対するイメージとは異なる本来の企業形態や、ニュースなどで日々流れる情報からは得られない企業の戦略や失敗を決算書を通して解説されている。

本書を通して、これまでイメージできていなかった、決算書を読んでいく中で注目すべきポイントを押さえることができたと同時に、改めて企業状況を分析していく上で決算書を読み込むことの重要性を理解できたと思う。

内容はそこまで難しくないが財務三表がどういうものか何となくイメージできていれば、理解は進むと思う。

決算書を読む際にどこに注目すべきかなどをイメージできていない人におすすめ。

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2020年01月16日

Posted by ブクログ

知識を付けたくなるキッカケを与えてくれた素晴らしい本。

決算報告書なんてただの紙切れ、もしくは別世界の人が目にするものと思っていた。
しかし、自分でも見れて、経営者の考えを読み取れると言うことを教えてくれた。

この本の解説は、久しぶりに目からウロコが出た。
それからと言うものの、通勤時間もヒマな時間も有価証券報告書を見てしまう。
数字を見ながら、あーだこーだ考えている。何なら、自分の会社の分析もしてしまう。

いやー。面白い。
そんな事を気付かせてくれたこの本は、自分の行動や思考を変えてくれた意味で素晴らしい出会いだったと思う。
ぜひ手元に置いておきたい。
なので、星5つつける。

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2019年02月08日

Posted by ブクログ

テーマごとに決算書から企業を読み解いていくのだが、非常に分かりやすく、読みやすいし、何より面白い。例えば、ソニーの本業は何か、父娘対立が賑わせた大塚家具のお家騒動の真相は、日産の回復、キーエンスの成功要因、スカイマークの倒産、東芝の粉飾決算の内情は、など。会計初心者にも読みやすいのではないだろうか。オススメ。

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2018年03月31日

Posted by ブクログ

ソニーや東芝、スカイマークなど最近のニュースによく登場する日本企業の決算書を分析する。特別な取材をすることなく、ネット上で誰でも見ることができる決算だけで、その企業の特徴や問題点をつかんでしまう。改めて決算書が万能であり、その完成度を知る。

まずはここ数年、不振企業の代表例として真っ先に話題にのぼるソニー。しかし、意外にも2014年の経常利益は黒字なのだ。が、その利益を上回る法人税が発生して、最終利益は赤字。儲けた以上のカネを税金として支払うという、信じられないことが、決算の世界にはあるらしい。

そして、親子喧嘩で有名になった大塚家具。経営者が父の時代と娘の時代で、その決算書は対照的。決算書は経営者の個性を映す鏡でもあるのだ。

さらには知られざる超優良企業キーエンスや日産のゴーン革命、スカイマークの倒産、東芝の多様な粉飾テクニックなどを決算書から解説。簿記知識のない経理シロウトでも気軽に読めて、勉強になる。

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2016年03月23日

Posted by ブクログ

一般向け会計本としては、タイムリーな話題でもあり、優れた本であると思う。
報道ではなかなか出てこない視点からの分析もあって、十分に著者の考察を楽しむことができた。

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2015年12月23日

Posted by ブクログ

注目する企業が今後どんな動きをするか予想しながら、経営の実情も読み解いていく

損益計算書、キャッシュ・フロー計算書とか、ここまで読みこめたら、おもしろいだろうなと思った

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2025年05月06日

Posted by ブクログ

事例から学べるので面白い。
・スカイマークの倒産
・コジマの凋落
・日産の復活
・大塚家具騒動の真相
など

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2019年10月24日

Posted by ブクログ

話題になった会社、倒産した会社、名が知られていない会社。それぞれの会社の財務諸表からその会社の裏の顔を読み取る。キャッシュフロー計算書が大事なんだな。昔は無かったからもうひとつ???だけど。

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2018年10月19日

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決算書のポイントを話題企業の事例から学べる。
見るべきポイントをうまい具合に散りばめられており、とても参考になる。難しすぎず、的確にポイントをついて読みやすい。

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2018年02月03日

Posted by ブクログ

ネタバレ

タイトル通り、会計士の目からみた各会社の実態を財務諸表から紐解いていく本。簡単な会計的な背景知識の整理とともに、実際の事例を通して活用事例を紹介してくれるほんは非常にありがたい。

<メモ>
・ソニーのように利益の二倍もの法人税が支払われている場合、100未満の子会社では巨額の黒字が計上され、多額の法人税負担が生じるため、総額の利益額に対して多額の税負担が生じている見立てになることがわかる。
・東芝の事例。工事進行基準が適用される場合、実態が外部から把握しづらいく見積もりが改ざんされることにより、実態とかけ離れた利益額が計上されることになってしまうことがある。
本当は50%しか計上できないのに80%分が計上されてしまうことがありうる。
その他、在庫評価損の見送りなども不正会計として行われうる。不正会計によって、黒字が赤字に転落してしまう場合、単独の不正科目のみならず、繰延税金資産やのれんの減損などにもつながり、非常に大きな会計的な影響を及ぼしうる。
・不正会計のパターンとして、PL上は良好であっても、CF上でFCFがマイナス続きになってしまうことなどが多い。

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2016年11月06日

Posted by ブクログ

 題名や表紙からは、普段の仕事など会計士の姿を描いた本かと思っていたが、全く違って、ソニー、大塚家具、コジマ、キーエンス、東芝など話題の会社の決算資料(B/S、P/L、C/F)を読み解いて、それらの会社の実情やどうしてこのような状況に至ったかを示した本である。
 取り上げた会社の状況がそれぞれに違うことや、読みやすくて丁寧な解説のため、とてもよく分かった。

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2016年09月11日

Posted by ブクログ

決算書を通じて企業の経営を紐解く良書。具体例を通じて非常に分かりやすい。1点、SONYの経営分析、戦略だけは会計屋の域を出てないなーと残念でした。

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2016年03月07日

Posted by ブクログ

公認会計士の著者が最近話題となった東芝や大塚家具のような企業の財務諸表からニュースとなった話題を分析した一冊。

会計の知識がなくても、わかりやすく解説されており、非常に勉強になりました。
ニュースではわからないことも財務諸表から読み取れることが多くあることは本書を読んで一番感じたことですし、キーエンスのように名前をあまり知られていない優良企業も財務諸表からわかることには驚きでした。

数字は嘘をつかないとよく言いますが、本書では随所にそのことを感じました。かつ、日本の企業活動の今後、そして経営において大切なものは何かについても考えさせられる一冊でした。

ただ、本書は本の上部がアンカット仕様になっており、初め驚きました。内容がいいだけにその点は少し残念に感じました。

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2016年02月11日

Posted by ブクログ

決算書から見える、よく知っている会社のウラの顔。といった風情。あくまで読み心地は軽いところに、著者のサービス精神が見える。もっと詳しい話を聞いてみたくなる。

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2016年01月25日

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決算書から会社の実情を読み解く本。例に挙げられている会社に関しての説明はなるほどと思わせられる内容。特に興味深かったのが日産の話。リストラを敢行するが残った従業員の給与が上がっていることを決算書から読み解き、日産のリストラが本当に会社をスリム化する事を目的とし人件費の大幅な圧縮に働いていないことを他の会社と比較して分かり易く説明している。

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2016年01月13日

Posted by ブクログ

ネタバレ

「家政婦は見た!」になぞらえた(かどうかはわかりませんが)『会計士は見た!』というタイトルに惹かれて購入。

決算書類から見える企業の裏の顔に迫った一冊。
決算書の数字の捉え方の具体例として参考になることはもちろん、誰もが知ってて何かと世間を騒がせた有名企業の、表向きのイメージとはまた違った一面が見え隠れして面白い。
ソニーの本業はもはや金融業、、、コジマ電気の凋落と日産のV字改革は人の扱い方に違いがあった、、、大塚家具の親子騒動の要因を財務諸表から読み解いたり、、、等々。

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2015年12月23日

Posted by ブクログ

スイスイと読みやすいレベル感で、2-3時間くらいで読み切れる内容です。上手く纏まっています。

経理・財務系の新人が入門書として初めに読む本としては良いと思いますが、経験のある方にとっては簡単すぎる内容かもしれません。

なお、分析に使っているデータは古い(2015年時点)ものとなっていますが、取り上げられている会社の歩みと変遷を執筆時点までは振り返ることが出来るので、この本の内容に加えて自分で最新のデータまで調べて見ていけば、効率よく情報をアップデート出来るのかなと思います。財務諸表の見方もこの本を一読しておけば、簡単な箇所はわかるようになっていると思います。

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2025年04月14日

Posted by ブクログ

2015年に書かれた本のため、事例は古いものの、決算書から読み取るべき項目の説明は2022年現在でも変わらず有益。
一方で、勉強するための本として読むと簡単すぎる内容。

金融機関に勤め始めた新人が決算書関係の体系的な本を何冊か読んだ後、コーヒーブレイク的な位置付けで読むと適当かと感じた。

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2022年11月10日

Posted by ブクログ

決算書という1次データから、どこまで分かるのかということを具体例で示してくれている。
古い本にはなるが、今日のソニーの躍進など今でも使える観点は多い。

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2022年03月23日

Posted by ブクログ

決算書を読むことが、これほどさまざまなことを教えてくれるのかと感心した。大塚家具のお家騒動とか、それは単純な親子喧嘩ではなく、生き残りをかけた経営の主導権争いだった、とか。大塚家具の創業社長さんって、家具が好きで好きで、そして社員をすごく大切にして、でも時代の流れには大きく翻弄されたとか、そんなドラマが見えてくる。

ソニーとかキーエンスとか、その業績から今、生き残るためのかじ取りについても考えさせられる。会計って、面白いね。

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2019年12月01日

Posted by ブクログ

2019年45冊目。満足度★★★☆☆ キーエンスに関して書かれた本として手に取ったが、当該箇所の内容が一番薄く期待はずれ

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2019年04月29日

Posted by ブクログ

軽く読める会計読み物。
実際の企業の財務諸表を、その企業に起きていることと合わせて読みといていくので、会計知識を身近に感じることができるのは良かったです。サクサク読めてしまうのはありがたいことではありますが、もう少し色々なケースを読みたかったのはあります。

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2018年12月28日

Posted by ブクログ

2015年の本だが、東芝や日本郵便など今世間を賑わしている企業に対する不安も述べていたりして、なかなか興味深い。

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2017年04月25日

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