佐々木徹のレビュー一覧

  • 荒涼館 三

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    大長編四分冊中の三冊目。

    二冊目で失明したかに見えた主人公エスターの視力は戻ったものの、感染症の後遺症で美貌は失われる。しかし、周りの人たちは一貫して優しい。特に、荒涼館の主人ジャーンダイスに至っては、プロポーズするくらいだ。

    リチャード・カーストンは相変わらず最低の甘ちゃんで周りの人を悪い方へ引き摺り回す。リチャードとスキンポールの人格未熟者コンビには唖然とする場面が多いが、スキンポールに奥さんと三人の娘がいると知り、更に驚く。

    レディ・デッドロックの醜聞を握った弁護士タルキングホーンは、準男爵夫人を脅すのかと思ったら、そうはならず、逆に殺される、という驚きの展開。最終巻はどんな展開に

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    2025年10月11日
  • 60年目のスペシウム光線(小学館新書)

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    ネタバレ

    <目次>
    第1章  60年目のベーターカプセル
    第2章  60年目のスペシウム光線

    <内容>
    第1章が、ウルトラマンの脚本家金城哲夫に関する話。第2章が、ウルトラマンの中に入っていた古谷敏とやくみつる、佐々木徹の対談。佐々木徹がはしゃぎすぎでちょっとウザいが、スペシウム光線を使わなかった話を、現場にいた古谷敏が裏話を交えながら話してくれるので、当時の様子がわかって面白かった。

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    2025年10月06日
  • 荒涼館 二

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    大長編四冊中の二冊目。物語はゆっくりと加速していく感じ。

    古道具屋クルックの下宿人・代筆屋ネモの正体を複数筋のひとたち(“謎の女性”や弁護士事務所員ガッピー)が探る中、主人公エスターは浮浪少年ジョー・若年メイドチャーリー経由で感染症に罹って失明する(したのか?)。

    準男爵夫人レディ・デッドロックと他の登場人物との間の意外な関係が明らかになって、、と少々推理小説的な展開も重なって、後半どういう展開が待っているのか楽しみだ。

    エスターが一人称で語る章のエスターによる人間描写はくすりと笑える箇所が多く、レフ・トルストイの筆に似た味わいだった。

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    2025年09月19日
  • 荒涼館 一

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    村上春樹の短篇集『東京奇譚集』の中の『偶然の旅人』の中に、この作品が印象的に登場する。ディケンズは『二都物語』しか読んだことがなく、何となく心に引っ掛かっていたので手に取った。

    ザ・長編を読み続けられるか否かの基準で言うと、『カラマーゾフの兄弟』と『失われた時を求めて』の間。(大概の作品はこの間に入ると思うけど)

    舞台は19世紀半ばのロンドン周辺。いろんな階級、いろんな人格の人物が登場するが、1番いけすかないのは、リチャード・カーストン。中二病が拗れたヤツのイギリス版。こういう人物を見ると、革命は正しかったのかなと思ってしまう。

    19世紀の古典を読むと、人類は、テクノロジーを別にすれば、

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    2025年09月12日
  • 英国古典推理小説集

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    ネタバレ

    推理小説というジャンルの歴史を辿る。

    まだ推理小説を誰も知らない頃に書かれた作品たちがだんだんと推理小説っぽくなっていく。謎があって、探偵がいて、推理する。ポーの書評にあるように、フェアだとか、伏線がちゃんとしているかとか、そういうのもまだ整っていない。ポーは結局謎を解き明かすより、謎を謎のままにしておく方をよしとしたと解説にはあるが、その他のおびただしい人たちが「犯罪(あるいは何らかの事件)が発生し、それを探偵役の人物(素人もしくは玄人)が論理的な推理を働かせて解決するプロセスを主眼とした物語」(p.3)である推理小説を作り上げてくれてよかったと思う。だって面白いもん。もちろん解かれない謎

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    2025年08月13日
  • 恋愛カウンセラー マキの貞操ファイル ファイル1

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    人それぞれの性癖や付き合い方が見えて面白い。
    若さもあってか本能に従って活き活き生きる姿が羨ましくおもった

    #アツい #ドキドキハラハラ

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    2023年06月17日
  • 英国古典推理小説集

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    ポーの「モルグ街の殺人事件」から黄金期に至るまでの時期を古典期として、ミステリの形式や約束事が成立していく過程を実作で検証しようという選集。巻末の「ノッティング・ヒルの謎」をのぞけば時系列で並べられていて、五番目の「引き抜かれた短剣」からがホームズ譚以降の作品となるらしい。言われてみればだが、確かにその辺りでミステリとしての洗練度が急に上がる。とはいえ、それ以前の作がつまらないかというと案外そうでもない。英国本格には風俗小説的な読み方をしている人がいるはずで、少なくともそうした人には楽しめるだろう。

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    2023年05月08日
  • 完全解説 ウルトラマン不滅の10大決戦

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    思ったよりイマイチだったかなあ。やくさんが面倒臭い感じか。アクターの古谷さんだけでも良かったかも。
    いうほど、格闘シーンについて語るわけでなく、やっぱり、思想とかに行っちゃうわけだよ。

    倉山満さんの本の方が面白かったぞ。

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    2022年06月02日
  • 週刊プレイボーイのプロレス

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    UWF系の記事に多くを費やしていて、全日と蜜月にあった専門誌への対抗手段だったのだろうな、と。
    週刊プレイボーイの読者層には、前田日明始めU系レスラーの先進性と革新性が受け入れられ易かった。そういう時代背景もあったのだも思う。

    ただただ懐かしく読んだ。楽しい一冊。

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    2022年03月10日
  • 恋愛カウンセラー マキの貞操ファイル ファイル1

    購入済み

    4ページ漫画

    4コマ漫画ならぬ4ページ漫画である。漫画で描くショートショートであるから、オチの部分の切れ味が勝負なのだが、ありきたりのオチで切れ味は大したことはない。最も不快な読み応えではないのでその分はまあいいとしよう。絵柄はこの作者独特のものでやや稚拙な感じがするが、味はある。

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    2023年07月02日