神田茜のレビュー一覧

  • 女子芸人

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    思った以上に面白し
    藝の部分の「会話」がさすがだなぁ
    と 思う
    すべての登場人物が 救われる のがいいね

    ただ
    この「女子芸人」というタイトルは
    いかがなものか、とは思います

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    2011年04月09日
  • 女子芸人

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    中学のときに二度と人前でしゃべるもんかっと思った琴音はなぜか芸人を目指して女漫談家平のコトリに。
    漫談家と講談家の違いはあるけどコトリのモデルは神田さん自身なんでしょうね。
    男性中心の芸人の世界で女性ならではのコンプレックスに悩み、葛藤しながら芸人として成長していく。
    ユーモアたっぷりでテンポもよくて読みやすかったんですがひとつひとつのエピソードにちょっと粗っぽさを感じるところもあったのが少し残念でしたがまずまず楽しめました。

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    2011年04月09日
  • 女子芸人

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    平のコトリ漫談家の弟子になって、アルバイトで司会業をしたり、ちょっと嬉しい出来事あり挫折あり、そうして漫才を、、というコトリの成長物語。

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    2011年02月25日
  • 女子芸人

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    著者は講談師ということだが、面白かった。最初の方ははつかみとして面白かったのが、だんだん芸人として生きていく主人公の気持ちの揺れや迷いとなり、最後はしっかりとした立ち位置をみつけていく。女性が芸人の世界の中で生きていくことのむつかしさを、そうなんだろうなぁと自然に思わせる運びとなっていて、上手い。やはり話芸で生きている人だ。

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    2011年07月17日
  • 女子芸人

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    三浦しをんさん激賞と聞いて、どれどれと読んだ本書、いやあ良かったです。もともと芸人ものは好きな上に「女子芸人」だものね、これは買いです。

    神田さんは講談師だそうなので、もっと実生活に近いものかと勝手に思っていたけれど、読んでみたら漫談家の女子を主人公にした小説だった。とはいっても、このコトリちゃんの喜びや悩みは当然作者の体験に裏打ちされているわけで、そこらへんが胸にしみる。

    「女子」ならではの苦労や葛藤が「ああ、そうだろうなあ」とその世界を知らない身にもよく伝わってくる。なのに、ドロドロしていない。そこがいい。もっと「濃い」話の方が小説としての評価は高いのかもしれない。正直もう少しつっこん

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    2011年11月25日
  • 下北沢であの日の君と待ち合わせ

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    中島みゆきが住んでいると噂の下北沢に移り住んだ理夏はボロアパートで出会った2人と毎日大騒ぎで楽しく暮らしていたが些細なことがきっかけですれ違ってしまう。30年後にバイトしていたパン屋さんの閉店をきっかけに再会。真相が明らかになり苦い青春を思い出す。

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    2025年06月10日
  • 七色結び

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    謎の歌手「フジマサキ」に心酔する義母と主人公。
    ひょんなことからPTA会長になってしまい、ドタバタな毎日が始まっていく。

    中身はないけれどなんだか明るい気分になれる不思議なストーリー。クセになります。フジマサキの曲もきっとそんな感じなんだろうな。

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    2025年03月21日
  • 女子芸人

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    漫談家、漫才師として生きる女性の葛藤と成長を描く。
    作者は講談師とあって、自身の経験も交えているのかな?と思いました。
    主人公・コトリがあまりにも不器用で「どうしてそうなっちゃうの…!」とヤキモキし、応援したくなります。
    ストーリーは5章から成っていて、年齢は明らかにしていないものの、章を追うごとに数年ずつ経過しているようで、コトリの芸人、人間としての成長ぶりが見えるのがすごいなあと思いました。
    相方・みゆきの憎めなさにもハマッてしまいました。
    読んで元気がもらえます!

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    2023年05月18日
  • 下北沢であの日の君と待ち合わせ

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    「イエローポリ袋」「下北スイート」「カレーパンサイドライン」「しあわせパン工房」

    「みそパンワイド」「かたばみの葉」「謎のチカラパン」
    7話収録の連作短編集で実在した人気パン屋『アンゼリカ』を舞台に描いた作品。

    80年代の下北沢を共に過ごした、ちはる・理夏・秋子。その頃の時代背景を盛り込みながら三人の女性の若さ故の青さが描かれる。

    時と場所は違えども自分の過去を想いノスタルジーに浸る事が出来た。

    世間知らずのせいで騙されたり不用意な発言で後悔したりきっと誰もが経験して来た事。

    青春時代の煌めきとほろ苦さを感じる一冊。

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    2023年02月18日
  • 七色結び

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    神田茜さん 初読みです。
    七色の色がタイトルに入った7篇の連作短編集
    ポップな装丁が可愛くて目を惹きました。

    PTAの話なのでお堅い内容かと思いきや、個性あふれるPTAメンバーにロックミュージシャンを絡めてのかなりコメディ色の高いストーリーになっていて何度も噴出しました。

    主人公や姑のネーミングから始まり、ロックミュージシャンの歌う歌詞だったり笑えるツボがあちこちに存在しており終盤に向けて、謎解き要素もあってどんどん面白くなって行きました。

    PTAあるある、主婦の癒しあるあるなども満載で読後感も楽しい1冊でした。

    ちなみにこの物語に登場するロックミュージシャンの「ふじまさき」ですが数十

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    2023年02月11日
  • 下北沢であの日の君と待ち合わせ

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    下北沢に実在したパン屋を舞台とした小説。30年程前が舞台なのでその時代に青春時代を送った人には刺さりそうな作品。

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    2022年09月13日
  • 一生に一度のこの恋にタネも仕掛けもございません。(新潮文庫nex)

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    ネタバレ

    最高の両想いという帯を見てしまったので恋愛ものだと思ってましたが、読んでみた感じ恋愛3マジック7くらいの割合な気がしました。なあなあな感じで付き合いはじめ、家政婦状態なのは惚れた弱みなのでしょうか...というか付き合ってたのかな...ユウトからの気持ちが全然伝わらず完全な片想いだと読んでました。最後にはくっつきましたがスッキリはしない感じ。あとはマジックについてインコが学んでいく成長ストーリー的な感じでした。天鈴姐さんのキャラは好きでした。

    20200618

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    2020年06月18日
  • シャドウ

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    十代半ばで両親を失い、姉妹二人で生きてきた陽菜と元菜。深い絆で結ばれているはずの二人の関係が、元菜の恋の始まりから歪んでいく。究極の三角関係を通して一人の女性の自立を描く新しい恋愛小説。
    姉妹の関係というのは、男性には絶対理解できない。ライバルや利害だけじゃなく、嫉妬心や恋愛を競うだけでもない。おそらく男兄弟なら、財産や地位、学歴など目に見えるもので優劣を決めるのだろう。それも愚かしいことだが、本作の姉妹の感情は、結局何をもって…という感想にしかならない。

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    2019年10月23日
  • シャドウ

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    ネタバレ

    十代のころに両親を亡くし、女優で生計を立てる姉ヨウナを陰となり、自身の存在を無くしている元菜だったが、写真家の男性と恋することによって、人生に一転を与える。

    読みやすく面白かったが、陰に咲いた妹の立場が薄いまま終わってしまったのが、残念です。

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    2019年09月23日
  • ぼくの守る星

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    言葉の言い間違いや読み間違いに悩みを抱える中学二年生の翔。
    学校では、学校、家、人間関係、様々なものに生きづらさを覚える翔。なぜだろう。学習障害と呼ばれる特性に周囲が理解をしていないからこその苦しみもあるだろう。反面に、障害なんだからしょうがない、という本人の気持ちを飛び越えるような理解や共感からの苦しみもあるだろう。
    障害という特性は消せない。けど、障害がその人の全てではない。
    じゃあ何%くらいを占めるのか、どのくらいの配慮が適切なのか、正解はわからない。
    翔が進路を決めるとき。社会に出るための訓練ができる学校を選択肢の1つとするとき。
    「もう少し時間がほしい。あと3年間だけでいいから考えた

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    2019年04月08日
  • 女子芸人

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    漫談家になったコトリ姉さんのお話。切ないんだけども、おかしくて。頑張って生きている後ろ姿がすごくかっこいい。最後にホロっとくるとてもいい本です。

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    2018年12月22日
  • 七色結び

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    装丁で本を選ぶことはよくあるのですが、これも。水引が素敵。最近素敵な装丁だなとおもう本はアルビレオさんが結構あるので、好みの装丁なんだろうなあ。主人公は水引作りを内職にする主婦。PTA会長になってしまってドタバタ。

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    2018年11月01日
  • 一生に一度のこの恋にタネも仕掛けもございません。(新潮文庫nex)

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    イケメンマジシャンのユウトに一目ぼれしたことから冴えない三十路OL・印子の人生が変わる。「オレンジシルク」改題。

    冒頭から主人公が「友達」のキヨミとやらの容姿をボロクソに形容し、おまけに先にキヨミに彼氏ができて現実を受け入れない感じとか、好感が持てないまま読んでました。
    あんまり主人公は応援したくなるキャラクターじゃないけど、まわりのキャラは好感あったなぁ 支店長とか天鈴姐さんとか。
    最高の両片想い小説なんて本の説明には書かれてますが、恋愛ものと思って読むとあんまりすっきりしない感。自分的には。恋愛小説と言うより印子の変わっていく様を描いた物語って感じです。

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    2018年09月13日
  • 七色結び

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    あれよあれよとPTA会長にされてしまった鶴子さん。
    中年のアイドル、フジマサキにドキドキ夢中。
    始めたばかりのSNS。内職、お姑さん。
    色々リアルな悩みが次から次だけれど、鶴子さんとにかく前向きで周りにいい人がたくさん。
    ささっと楽しく読めて、気持ちが軽くなる作品。

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    2018年05月20日
  • ぼくの守る星

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    当事者だけでなく、周囲の人間の視点も加える作品って好き。
    あらすじ(背表紙より)
    中学二年生の翔には悩みがあった。それは、言葉を読み間違えたり言い間違えたりして周りを笑わせてしまうこと。わざとではないのに同級生から漫才の相方に指名され、母にはユーモアセンスがあると励まされる。みんなと同じことができない自分には、どんな才能があるのだろう―。生きづらさを抱えながら日々を過ごす翔と、彼を取り巻くひとびとの悩みと優しさを描き出す、切なくも愛しい物語。

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    2016年04月10日