高樹のぶ子のレビュー一覧

  • トモスイ

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    遠い遠い昔に、高樹嬢の小説を読んで
    感銘を受けたときのことを思い出した。

    その余韻を充分引きずりながら、
    題目の 摩訶不思議な意味合いや語音に引かれて
    手に取った単行本は、
    中途半端な浮遊感を伴う短編集であった。

    文章は流れるように綺麗であったが、
    何処か 居心地悪い感じで、
    ゾワゾワっと心が揺れた

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    2011年08月04日
  • トモスイ

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    アジアに係わる10編の短編。
    共通するのは少し日常から隔たった世界。不思議な皮膚感覚の小説。
    作品の中では「トモスイ」が一番良かった。

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    2011年04月03日
  • トモスイ

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    アジア各地を舞台にした読み切りの短編小説10編を収録。まさに自在なまでの書きっぷり。著者は、九州大学アジア総合政策センター主宰で行われた「SIA」(Soaked in Asia=アジアに浸る)というプロジェクトに参加する形で、この作品を仕上げていった。五年に渡りアジア十ヶ国を訪ね、その国の文学作品を日本に紹介しがてら、その作品の背景をメディアに発信しながらの創作だったという。いかにもこのプロジェクトらしい作品は、モンゴルを舞台とした「モンゴリアン飛行」だろうか。草原に昇る満月の描写が美しい。南の島の夜の海が舞台となった表題作の「トモスイ」は、官能的でなんとも怪しい気配に満ちている。視覚だけでな

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    2011年07月16日
  • 透光の樹

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    地の文がすごい。主人公かと思うと、どちらでもない情景(眼に見えるものや過去)の描写になり、想い人に。逆もあり。この3つの配分が主人公を二人だと思わせる。カットバックではないけど、それの複雑バージョン。このさりげなさに読者は気がつくだろうか?すごい、と思った。(2007.12.6)

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    2009年10月04日