高樹のぶ子のレビュー一覧
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アジアを題材にした短編集。
これはかなり好みが分かれる様だ。私は結構好きだった。特に「トモスイ」は初っ端からかなり癖の強い (文体はかなりあっさりなのだが) 作品なので、ここで分かれそう。こちらは第三の性に寛容なタイからインスピレーションされた作品。トモスイの描写はちょっと気持ち悪い感じはある、なんだか第三の性というかもう融合性ですよね。トモスイというのは筆者の作り上げた空想の生き物だが、明らかに性的。
他作品も非常に個性的。前半は常に「水」がキーになっている。また刹那を思わせる作品のように感じた。後半は「存在のしない者」と幻想・夢のような世界観。なんとなく仮想の世界観が宮沢賢治っぽいとも思っ -
Posted by ブクログ
1968年12月といえば 何といっても府中の3億円事件。 個人的には地元だったので、もうその話題ばかりで このマルセル盗難事件が起きたなんて少しも知らなかった。毎日新聞連載中は 1-2回読んでみたことがあったけど 途中だったので良く分からなかった。やはりこの事件が1968年の 同じ窃盗事件で未解決で事項を迎えたという事を知った時に、無性に読みたくなった本。この著者の書物は初めてだったが、すんなりある懐かしさを持って入ることが出来た。
最後までミステリアスで あのダビンチココードを思わせるような係累探しも
興味深い。またロートレック展で マルセルに日本に来てほしいな.... -
Posted by ブクログ
「私が一番知りたいのは、なぜ、何のために、山田花子はマルセルの贋作を描いてこの盗難事件に加担したかなんです。彼女つまり千晶さんを産んだ女性は、足が不自由でしたよね。それが動機でしょうか」
「山田花子が描いたマルセルの贋作、その習作をパリから持ち帰って来たのよ。本物の贋作を描くために随分修業してたみたい。ところで事件の概要って、茉莉さんはどこまでご存じなの?」
は山田花子を組織から連れ戻そうと説得をしたが失敗して、かっとなって傷害事件を起こした。そして阿久根か阿久根が属する組織にもみ消されて、すごすごと帰国した。
マルセルの絵葉書は阿久根賢三が書いたものに間違いない。父親の行動としては理解