藤田麗子のレビュー一覧
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GoogleのUXデザイナーによる仕事や転職への向き合い方について書かれた本。
全体を通して「準備が整う日は来ないからとりあえずやる」ということが強調されていて、行動が遅い自分にとっては反省させられる内容だった。
上に通ずる話として、積立投資のように挑戦の頻度を上げる。準備できる日は来ないし準備している間に自分の価値はそんなにない。
答えを決めてから問題を解こうとすると間違える確率だけが高まる。という下りがあり、説得力があるな、と感じた。
その他、印象に残った言葉
・留学したいがどうすればいいか、という悩みに対して、まずは願書を出してから考える。なにもしないうちはなんの選択権もない
自 -
Posted by ブクログ
Google、サムスンなど世界でも有数のキャリアを築いてきた著者が共感の目線で綴る、ビジネス書ともエッセイとも自己啓発本ともとれる内容盛りだくさんの本書。
英語に対してコンプレックスをもつ彼女が本書を執筆するに至るまで、いかに時間がかかってしまったかを書いた序盤の内容は誰しもが共感する内容だと思う。
そのほか、Googleでの仕事の進め方や独特な人事評価制度。苦手な英語の勉強をいかにモチベーションを保って行うか、そしてどういう経緯でGoogleトップデザイナーに上り詰めたキャリア形成などその内容は多岐にわたる。
特に印象的だったくだりは、「仕事は1週間にある40時間のうち4時間楽しめれば -
Posted by ブクログ
以下の文が特に印象的だった。
とりあえず目標を減らして、
うまくやろうと思わずに肩の力を抜いて
自分ができる分だけ一つずつ挑戦して成功体験を積んでいきたいなと思う
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焦りすぎて、
うまくやらなきゃという気持ちにとらわれて
すごく多くのことを一気に解決しようとしていた。
たくさんのことを成し遂げなきゃいけないと思っていた。
若い頃はそういうものよ。
足りないものが多いから、
早く何かを成し遂げなければならないと思って、
自分が考えられること以上に、
自分が努力できること以上に
はるかに多くのことを考えて努力することになる。
そしてすぐに疲れてしまうの
目標を -
Posted by ブクログ
悩んでるくらいだったら動け
ポールをいっぺんに
たくさんの方向になげておく
物事は準備をしてからでは無く
はじめてからなんとかする。
ポイントは粘り強さ。
コツコツと毎日やることだ。
1年以上何かを続けられたら凄いことだ
会社と自分の間に適度な距離を置くこと
不必要な感情の消耗や感情的な失敗を防ぐ
現代に求められるリーダーの力は共感だ
リーダーの役割は人を動かすことだ
適材適所に人員を配置して、相性の良いメンバーでチームを構成し、衝突の多い部下同士がなるべく顔を合わさずに済むように
30歳をもう少しで迎えるにあたって
漠然とした不安があった。
人から見れば、順風満帆に見えるかも -
Posted by ブクログ
数多くの日本の小説を韓国語に翻訳してきたクォン・ナミさんのエッセイ
以前読んだ小川糸のエッセイでこの人の話が出てきていたから、「ああー!あの時の!」と驚きました。笑
翻訳の仕事のシステムの話や必要なスキルなど、その職業ならではの話が面白かった!
1冊訳すのに半月、買い切り制の報酬契約、タイトルの訳は出版社のマーケターが決めるから原題と意味が異なっていても翻訳家は口出しできない、などなど…
特に原題の話が印象的で、そう思うとこの本のタイトルも原題のままなのかな?と疑問に思いました
本書の中に翻訳は1人だからこそ楽しいと受け取れる部分はなかったし…
ほんわかした娘さんとのエピソードにもほっこり