竹内一正のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
二人の偉大な伝説的な経営者を、様々な角度で比較しています。著書を読めば、二人とも個性的で非常識な方法で会社を創り上げたことが分かります。
そもそもこの二人を比較することに意味はあるのでしょうか。二人とも個性的過ぎているので、相対比較であると何がどう優れているというのは無いと思います。
むしろ、著書のポイントはそこにあるのかなと思います。世界に残る何か特別なことを成し遂げようとしても、すべての能力で平均点以上であってもダメであって、極端すぎて通常の物差しでは測定不能な能力が必要なのかもしれないと。なので、偉大な経営者になるために、二人を真似ても意味が無いと思います。真似たところで変人扱いされて干されるだけです。
著書では「通常の物差し」で、二人を比較しているので、それ自体にあまり意味は無いと思います。逆説的に意味が無いことを、読者に分かって欲しいのかなと感じました。
二人とも世界を変えるために自分のスタイルでやりたいことをやって、世界のトップに昇りつめました。知識やスキルは増やせても、独特な偉人のスタイルをそのまま真似ても意味はありません。自分のスタイルは自分の経験を通して、自分で見つけて創り上げていく必要があると感じました。
それにしても、二人ともかなりハチャメチャでユニーク過ぎます。一歩間違えれば周囲の注意を全く聞かない独裁者で裸の王様です。そうならなかったのは、世界を便利に変えていきたいという純粋だけど強い信念があったからでしょう。優れた製品を創り上げるために、全てを犠牲にして情熱的に取り組む姿勢は見習うべきだと思います。経営者になっても、これほどまでに熱い情熱を持って製品開発に取り組むのは、日本ではあまり無いと思います。今の日本に必要なのは、二人の有していた「熱い情熱」なのかもしれません。
第1章 経営力―なぜ、世界的大企業を作り上げることができたのか?(CEO力―開拓者ジョブズと、収穫者ゲイツ
予見力―なぜ、彼らは時代を先取りできたのか?
マネジメント力―対照的なれど、現場重視の両者)
第2章 人物力―彼らの素顔、そして魅力(人間性―どちらの部下になるにも覚悟がいる!?
生い立ち―金持ちエリートの息子と、ブルーカラーの養子
人材獲得力―「逆トーナメント型」と「太陽型」)
第3章 突破力―彼らは危機をどう乗り越えたか?(新製品開発力―対照的なその開発姿勢
交渉力―派手さのジョブズ、実利のゲイツ
ライバル撃退力―ジョブズの「真の敵」は誰だったのか?)
第4章 仕事力―ビジネスマンとしての能力を検証する(コミュニケーション力―ジョブズのプレゼンが人を感動させる理由
マーケティング力―コンピュータ会社から「マーケティング企業」へ
仕事への取組み力―「超」ハードワーカーだったゲイツ
ジョブズとゲイツが教えてくれた大切なこと) -
Posted by ブクログ
惜しまれつつこの世を去ったスティーブ・ジョブズ。
最近、「スティーブ・ジョブズ」」という名前の書籍もベストセラーになっていますが、今回手軽によめる文庫のこの本をとりあえず読んでみました。
スティーブ・ジョブズがアップルを創業してから、追放され、ピクサーでの成功をきっかけに復活するまでの軌跡をジョブズのエピソードやスピーチなどを織り交ぜつつ書かれています。
ジョブズの完ぺき主義や周りの社員たちとの関係など、日本の会社ではありえないような仕事の進め方、交渉術。
ジョブズのような経営者は時代の変わり目には必要かもしれないけど、一緒には働きたくないし、少なくとも上司にもしたくない感じです。
やはり、経営者というよりは芸術家といえるし、iphoneやipodは確かに製本というより作品だったんだなぁというのはよくわかりました。 -
Posted by ブクログ
こんなにわがままな人だったのね。
Apple製品はとても好きだけど、この人は好きにはなれない。一緒に仕事したくない。
身近な人で、二人ほど顔が浮かんだ。まさか、この人を真似て…
どのくらい真実に近いのかは分からないけど、ジョブズの人となりが分かった。つもり。
様々なジョブズの変人ぶりの事例が載ってて、読みやすく、楽しく一気に読めた。
ただ、交渉力というほどその力量を深く分析したものではない。書かれているのは交渉のポリシー程度。
自分はジョブズがどんな人か知りたかったので、この本を読んで目的は達した。
交渉力を学びたい人にはお薦めしない。
iPhoneで一冊通して読んだ初めての本。それがジョブズ本であったことは偶然であり、感慨深い。電子版は安かった(^^)。十分実用的であることを実感した。 -
Posted by ブクログ
ジョブズの学生時代、企業時、追い出されたとき、復帰したときのいろいろなエピソードに驚いた。人を引きつける力が圧倒的と思った。
ipodのように無駄を省いた製品は「もっとも重要な決定とは何をするのかではなく、何をしないかを決めること」という考えのもと徹底して製造のプロセスにも直接関わったからこそできたものだった。
以下の筆者の考え方には今後自分自身注意していきたい。
・あれもこれもは無能な上司の定番ゼリフ
・ビジネスの世界は結果で判断される。だが結果がでたときはすでに遅いのであって、結果がでるまでのプロセスでどこまで力を尽くし、考えぬいて努力をしたかが重要
・社内の都合で物事を決め、内政にばかりエネルギーを使い始める。
会議は増え、大胆なアイデアはでなくなる