竹内一正のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
テスラモーターズといえば、やたらかっこいい電気自動車を作っている会社、というイメージで、スペースXといえば、宇宙産業のすごいベンチャーというイメージ。
正直自分からは遠い世界で、なんとなく知ってるすごい会社、程度だったが、同じ人が創業しているとは知らなかった。
イーロン・マスク、すごい人だ。
ITで一躍有名になる人は多いけど、その情熱を別の業界に傾けて有名になる人はたしかに少ない。
それも自分の欲望のためではなく(それも実際はあるかもしれないけど)、地球のための「人類を火星に移住させる」「それには時間がかかるから少しでも二酸化炭素の排出を止める」という発想で次々と大事業を成し遂げるというのは脱帽もの。わくわくさせるような話ではないか。
唯一気になったのは、日本人が書いた本なのに、英語を訳したような表現だったところ。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ【総合点】7.5/10点
ホリエモンもリスペクトしているイーロン・マスク本。確かに人物的には凄まじいものがある。「人類に必要なのは地球の次に住むところ、火星だ!」という発想が凄いし、またそのための行動力も並外れたものがある。
気になったのは作者がことあるごとにイーロン・マスクをヨイショするところ。ちょっとした崇拝臭を感じたのが気になった。ジョブズ本でも似たものを感じたことがある。作家の印象で評価落とすっていうのは何とも。
イーロン・マスクは早熟の天才系なのだろう。子供の頃から物理学に傾倒。知識量も物凄そう。それは電気自動車、ロケットを作る際に存分に生かされることになる。まさしく点が線になった好例。
ただ、僕としては「本当に火星はすぐ必要なの?」と思ってしまう。人口は確かに増え続けるとは思う。平均寿命も延びているし、今後も延び続けるだろう。しかもかなり加速度的に。
それでもまだ相当に住むスペースはあるし、何より一定の少子化はあると思う。現在の日本が良い例。インドなんかの人口が増えているところももう少ししたら落ち着くのではないだろうか。
JUGEMテーマ:読書
家が小さい小さいと言われる日本ですら建ぺい率を考慮したらまだまだスペースは結構あるみたいだし、今後もっと建築技術が発達して田舎に巨大ビルが並ぶようになったら収容人数は相当増える。それを世界規模で考えたら、まだかなりの余裕はあるのではないだろうか。
発想と行動力は素晴らしいけれど、火星は必須なものとしてではなく、宇宙旅行とか趣味程度で拡がりを見せるんじゃないだろうか。
電気自動車も高性能リチウム電池と充電ステーションが一般化したら一気に普及する可能性を秘めているわけで、何もイーロン・マスクだけが頑張らなくても…という気がする。何というか背負いすぎ感がある。
別に背負い込んでそれに打ち込むのは良いとして、気になるのは2回離婚しちゃってるところ。この辺はちょっと共感出来ないわ。そもそも、事業に全力を注ぎたいなら最初から結婚しなきゃいいのにって思ってしまう。逆に結婚するなら事業より家族大事にせんの?って思ってしまう。まぁこれは個々の価値観なんだろうけど。
今はテクノロジーが指数関数的に成長しているところなので、イーロン・マスクが必死になる必要性が正直わからなかった。単に自分の夢の実現のため、というのであれば大いに結構。でも使命感背負って家族と別れてまでやるもんじゃないよなーと。
【学び】
ロケットの打ち上げ3回失敗っていうのは相当なプレッシャーだったと思う。ペテン師呼ばわりされても仕方がないかもしれない。それでも諦めずにやったのは凄いよね。 -
Posted by ブクログ
スペースXやテスラ・モーターズなどの事業で有名なイーロン・マスクの事績を追ったもの。イーロン・マスクがこれまで取り組んできた事業について詳細に(やや専門的過ぎるくらい)記してあり、彼の事業についてよく理解できる。
イーロン・マスクはビル・ゲイツやスティーブ・ジョブズほどの知名度はないが、いずれ日本でもマスク・ブームが沸き起こることだろう。彼が情熱を注いでいる宇宙事業にしろ、電気自動車にしろ、彼が主導となって先の先を見据えた取り組みを行っているからだ。
恐るべきは彼の仕事に対するエネルギーである。狂っているのかと思われるくらいの情熱と執着心。シリコンバレーのベンチャー起業家にはそうした特質を持つ人が多いようだが、その中でも群を抜いている。起業して一財産築いてリッチな暮らしを手に入れ、そこで満足する器の人間ではない。
むしろ、そんな生活は彼にとってはオマケのようなもので、見果てぬ夢に向かって日々挑戦することが面白くて仕方ないのだろう(自動車工場で寝泊りすることもあるそうだ)。こんなユニークな起業家は日本にはいない。
本書で彼の足跡をたどるにつれて、彼が描く「未来」を自分も信じてみたくなった。 -
Posted by ブクログ
イーロン・マスク関連2冊目。さすがに今の人間なので内容は前の本と似ているけど、こっちのほうが新しいのでアップデートが入ってます。
車をソフトウェアとして捉えて、トラブルが合った際にもリコールよりも、ソフトウェアをアップデートすることで迅速に対応するって発想はなかった。しかし、インターネットとソフトウェアにはハッキングとバグが付き物。それを如何にしてこれから克服していくんだろうか。気になる。
大きな失敗の中から小さな成功を見つけるという考え方はリーダーとしてチームを率いる際には必須の考えだろうね。ポジティブなチームは強いと思う。
そして、何より驚きだったのがイーロンがAIを恐れているということ。確かに、AIがある程度まで進むと、自分で自分を改良し、より自分に都合の良い様になり、人間にとって厄介な存在になるんだろう。ロボット三原則(人間への安全性、命令への服従、自己防衛を目的)なんて糞食らえだろうし。WatsonくんもIBMerを見限るのだろうか?AIにとって何が価値になるんだろうか??むぅん、そう考えると価値というものを理解しないと、欲望は産まれないのだなぁ。AIが価値観を認識するかどうかが、分水嶺になるのではないかと思った。
中国とイーロンという取り合わせも大変興味深い。Googleさえ撤退させる一党独裁国家の中国がイーロンの強烈な個性と相容れるとは思えないのだけど、『人類』に対しての興味と将来への危惧から言うと全人類の1/5くらいを占める中国へのアプローチは避けては通れないのだろう。楽しみです。
3Dプリンタを宇宙で使うわけ:地球から設計データを火星に飛ばして、火星にある原材料でものを作る。このことで輸送に関する時間と手間を大幅に削減することができる。
すげー、すげー、すげー。確かに。現地調達か。すげーよ。 -
Posted by ブクログ
「リーダーが意気消沈していては、部下たちまで下を向いてしまう。」
イーロンマスクがどのような事業を手がけてきたのかについて書いてる本。
ペイパル、スペースx、テスラ、どの企業を見ても、これからをわくわくさせる企業だ。インターネットでキャリアを始め、そこから自動車やロケットの分野に挑戦したのが面白い。それも専門知識がない状態から。
イーロンマスクの目的は、火星移住。そのためにも、まずは地球を長生きさせなければならない。だから、電気自動車を作る。分かりやすい。また、コスト削減に始めから力を入れており、資源を大切にしている。他からの事実誤認に関する批判も、すぐに反論し、つぶされる前に自己防衛する様は重要だ。黙っていても分かる、と考えるのは甘い。
何はともあれ、イーロンマスク氏の今後が楽しみだ。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ「火星に人類を移住させる。」
イーロン・マスクの資産は80億ドル。
ネット関連企業の売却で得た1億7000万ドルの資産を元に2002年にSPACE Xを創立。
火星移住への第一歩が、従来の1/10でロケットを打ち上げること。
「ロケットを量産する。」
ロケットの材料費は開発費全体の2%でしかない。
コスト意識のない業界にFALCON1の打ち上げ費は670万ドルと発表。
1億ドルを使った3度の打ち上げ失敗。4度目で成功。
2010年12月、宇宙船DRAGONを載せた2段式のFALCON9が成功。5400万ドル。NASAのDELTAⅣの1/6。
設計をシンプルに。
ATLASが3種のエンジンに対し、FALCONは1種。火星用のFALCON HEAVYでも同じ。カウントダウンシステムの自動化。オーバーヘッドを抑制する。
さらに再利用することまでも。
「ドアはコミュニケーションを邪魔する。」
開発現場に個室がない。
市場が主、組織が従でなければ市場の変化から取り残される。
「本当のイノベーションはまったく別の分野からやってくる。」
テスラモータース(電気自動車)、ソーラーシティ(太陽光発電)への出資。