福田ますみのレビュー一覧
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福岡「殺人教師」の真相
平成15年に福岡市で起きた事件を追う記者のノンフィクションドキュメンタリー。
平成15年当時に小学4年生と言えば我が子とほぼ同じ年齢の児童を受け持つ担任の身に降りかかった事件ということになる。
「でっちあげ」だと答えを知っているにもかかわらず、冒頭の週刊文春の引用記事を読んで「とんでもない鬼畜教師だな」と思ってしまう。
私たちがいかに〝言葉〟に支配されているのかを痛感させられた。
モンスターペアレントが主要因として語られるのだが、その根底には「代理ミュンヒハウゼン症候群」に近いものがあるのではないかと感じた。(文中には出てこないが、私が受けた印象)
そうでなければ -
Posted by ブクログ
2025.8 4冊目。
「本を読む人はうまくいく」でおすすめの本として記載があり、ずっと気になっていたので読んでみた。
なにかが琴線に触れたのかお金のためだけなのか…人ってここまで手の込んだやり口や虚言ができるものなのかと怖くなった。
原告側の登場人物は勝つために嘘を重ねていたのか、裁判とはそういうものなのか…とモヤモヤが残るものとなった。
片側の意見を鵜呑みにすることで悪い方へ傾くことは仕事でもよくあることなので、双方の意見を聞くこと、虚偽報告や不作為はないかと判断することの大事さを改めて知ることができた気がする。
綾野剛ではないなー…と思った。
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Posted by ブクログ
ロシアの大手新聞社「コムソモーリスカヤプラウダ」のタブロイド化に、50名余りの記者が反対した。そこで1993年、これらの人たちが結成して創刊したのが「ノーバヤガゼータ」である。民主主義、言論の自由、基本的人権の尊重の重視、また一般市民や弱者の立場に寄り添って報道するという、ロシア国内では珍しいリベラルな論調で、インテリ層に向けた新聞である。
ソ連時代において、党や政府の機関紙であった新聞、雑誌の大半はソ連崩壊を機に厳しい検閲から解放された。ただしその代わりに、政府の補助金はなくなり、独立採算制となった。その後、エリツィンが政権を担って市場経済を導入してから、ハイパーインフレが起きた。その影 -
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フランクフルト学派というらしい。「文化マルクス主義」。
資本主義の矛盾から共産革命が起こるはずだったのに、何やうまいこといかんので、資本主義を弱体化しようとした。そのためには、保守の苗床である「家庭」を崩壊させるべき。
もはや労働者は資本家に組み込まれており、「被差別」マイノリティこそが、階級闘争の主体になっていくのである。
こんな発想が「ポリコレ」の根本にあるらしい。
うーん、なるほど。
BLMにしても、かなり組織だった活動が根っこにあって、特に米国は酷いことになっている。
安易な正義感、浅薄な倫理観、原罪感や、贖罪意識をうまーく利用されてるわけだ。それに、残念な人たちが乗っかって -
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恥ずかしながら、ブレイディみかこさんの「ぼくはイエローでホワイトでちょっとブルー」で初めて”ポリティカル・コレクトネス”なる言葉を知った。
その後仕事でもポリコレについて取り扱ったり、意見を交換する機会があったので、本作の序盤で書かれていること(アメリカではキリスト教でない人への配慮のために、メリークリスマスとは言えず、ハッピーホリデイと言うようになった、など)は、既に知っている知識がほとんどだったが、アメリカの極左化と日本の今後の項については、驚き、呆れてしまった。
こちらの著者・福田ますみさんは、かなり保守的な視点から執筆しているようにも思えて、なかなかニュートラルに読むことは難しいけれ -
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何が真実で嘘かわからない状態で
人を徹底的に叩く場面が
めちゃくちゃ気持ち悪くて
ものすごく不愉快でした。
読んでいて楽しい気分にはなりませんが、
今のマスコミのあり方とか
読んで良かったのかなとも思います。