福田ますみのレビュー一覧
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ネタバレまさに「悪魔の証明」。
部活でのいじめ自殺と思われた生徒。
残された母親は人権派弁護士を引き連れ県議会や新聞社を巻き込み学校側との裁判にまで発展するが、母親こそがとんでもないモンスターだった。
ろくに資料も確認せず母親を信じ込んだ弁護士とマスコミ、報道を鵜呑みにする有象無象とのあまりにも長い闘いを描く。
ゾッとしたのは母親側の弁護士が旧知で実績のあるライターに有利な記事を書かせていた箇所。
ただ、母親側の書面に誤記が多く、あげく弁護士の懲戒請求には少し笑ってしまった。
ちなみに母親のブログは現存しています(mixi日記も)。
また、2015年時点では裁判で認められた学校側への謝罪広告も賠償金も支払われてはいないとのこと。
母親を応援していた議員は今も議員を続けている。 -
購入済み
モンスターとしか言いようがない
信じられないような理不尽な言いがかりにイライラしながらも
早く真実を暴いてほしくて一気に読んでしまった。
これが実話というから恐ろしい。
報道される全てが真実じゃないかもしれない。
かといってこの話自体も全てが真実とは限らない。
何を信じたらいいか考えさせられた。 -
購入済み
この作品は一体?
はじめ無料版で読んだときは、普通の学校のいじめっぽい話かなあと思ったけど、買って1巻全部読むとびっくり逆の展開?。これは不思議な感覚でおもしろくなりそうだなあ。
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購入済み
「でっちあげ」と同様に、一度の謝罪から次々に要求が過激化しヒートアップしていった事例だったため、淡々と事実を書き、人物の発言の矛盾があれば端的に指摘する文章が読みやすくてよかった。
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Posted by ブクログ
ネタバレ「でっちあげ」のときも思ったけれど、なぜちょっと調べればわかるようなことをロクに調べもせず、”被害者”の言う事を鵜呑みにし、どーんと記者会見やって裁判起こしまう弁護士が存在するのだろう…。まだ途中で「おかしい」と思って訴えを取り下げるならいいけど、引っ込みがつかないのかそのまま突っ走って裁判に負ける。同じことを検察がやったら彼らはこう言うだろう。「片方の証言だけを信じ、証拠も不十分なのに起訴した。怠慢だ!結果ありきの捜査による不当な起訴だ!冤罪だ‼」ってね。この弁護士が同じ口で「人権擁護」だの「冤罪撲滅」だの言うのかと思うと…。「お前が言うな」で済まないんだよ!弁護士が冤罪生んでるようじゃねぇ‼…と、あの弁護士たちに言ってやりたい…
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Posted by ブクログ
いじめ問題が報じられる時、マスコミはいじめられた側が真実の前提で報道するし、受け取る側も「いじめ」有りきで受け止める。
学校が真摯に対応して調査結果を公表しても「しょせん身内のかばい合い」と世間は学校側を非難し、現在では加害者とされた側をネットで特定し、執拗な攻撃を加える。
でも、新聞や週刊誌のセンセーショナルな見出しの記事が本当に真実を述べているのだろうか?
一人のモンスターマザーに翻弄される教員や部活仲間たち。
母親から逃げようと行動を起こしても、捕らえられ最終的に死を選んだ少年。
その息子の死を学校の責任とし新聞社にリークする母親。
その母親の言葉のみ信じ、学校側の発表を嘘と決めつけたフィルターで書かれる記事。
そして母親の言葉だけで裏付けを取りもせず、校長を殺人罪で訴える高名弁護士。
裁判の結果、学校側の勝訴になった。
自殺した少年は生き返らないが、バレー部の関係者や学校関係者は激甚災害に見舞われたような月日から、前へ進んでいく。
救われないのは、敗訴した母親と弁護士が未だに自分の非を認めようとしないことだ。
「おかあさんがやだから死にます」学校に行きたくて、部活をしたかった少年は、母親から逃れるために死を選んだ。
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Posted by ブクログ
いじめがこの世の中にあることは残念ながら嘘ではないだろう。しかし、こういう保護者がいるのもまた真実なのだ。私は教員の立場でこの本を読んだ。だからと言って全てこのような事件を疑えとは思わない。でもこのような事件が報道され、学校が教師が責任を問われるたび胸が痛む。それは生徒のために全力で愛情を注いでいる人がほとんどだし、いじめが起こらない環境作りをしている教員がほとんどだと信じているからだ。そして、子どもに愛情を注がず、自分の方が大切な保護者がいることも知っているからだ。教員、保護者、また地域がしっかり連携して子どもを守らねばと改めて感じさせられた本だった。また、マスコミやネット情報にすぐに流されてしまわないためにも情報教育にも力を入れることの大切さも実感した。いろんな人に読んでもらいたい本だと思ったので星5。
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Posted by ブクログ
2005年長野県の丸子実業高校バレーボール部に所属する高校生が自殺する事件がありました。その原因をめぐり、生徒の母親と学校側(校長、担任、部顧問他)、教育委員会、バレーボール部員の保護者間で訴訟が繰り広げられたのですが、その経緯を追ったノンフィクションです。
本書によれば、自殺に先立つ生徒の不登校に対しては学校側、教育委員会ともに懸命にこの生徒が登校できるように配慮していますし、バレーボール部の部員達も生徒の登校をずっと待ち望んでいたのです。生徒の母親は「いじめが原因だ」と一貫して主張していますが、学校関係者や部関係者の誰にヒアリンをしても「いじめ」と判断されるような事実はなく、自殺した生徒自身は一貫して学校に行きたがっていたというのが実情で、学校と生徒との間に強大な壁として母親が君臨していたというのが真実でした。
生徒の母親の異常とも思える言動に翻弄される関係者の様子。校長は母親からの殺人罪の刑事告訴の事実を知った時、「一体どうして、こうなるんだ…」と茫然自失となり、いじめの加害者として名前を挙げられた生徒は「えっ?俺?何で…」と信じられない気持ちになったと描写されています。生徒を救おうと親身になって懸命になった人ほど、理不尽な避難を母親から浴びせられるという状況になっていました。
この事件は母親側と学校側やバレーボール部の保護者間で複数の訴訟が入り乱れ、最終的に母親側の全面敗訴が決定しました。
しかし、「いじめ→学校側が悪い」との思い込みから、マスコミには相当偏った報道をされ、それに乗じて多数の抗議電話が殺到した結果、学校関係者が精神的にかなり追い詰められたり、何よりも何の罪もないバレーボール部の部員達が目標としていた大会に出場できなかったりと、深い傷を残す結果となりました。
本書前半は母親が学校関係者に理不尽な言いがかりをつけて事態が混乱する様子が、後半は訴訟の進展に伴う状況が詳細に描写されています。自分がもしもこの母親の攻撃の対象となる立場だったらと思いつつ読んでいると、本当に恐ろしいというか、薄気味悪い気がしました。
真摯に対応しようとする学校関係者の労力が、この様な人物への対応に浪費される状況がないように祈るばかりです。 -
Posted by ブクログ
何年か前に読んで衝撃を受けた「でっちあげ」が、書店店頭にずらりと並んでいて・・・新刊でもないのに、なぜ今頃?今更ながらドキュメンタリー番組でも作られるか、それをモデルに映画化でもされるとか?
・・・・と訝しんでみたところ、すぐ隣に本書が平積みされているのを見つけた。
(なるほど、著者の新作が文庫化されたのを機にした増刷キャンペーンか)
ということで、即、購入。
同時進行でのんびりと2冊の小説を読んでいる最中だったにも関わらず、それら読みかけの2冊を脇に追いやっての一気読み。
その名の通り「モンスター」な母親の為してきた所業の数々と、それに敢然と立ち向かった学校関係者、弁護士、そして亡くなった少年の友人たちの闘いの軌跡。
前半は、読んでいて気分が悪くなってきた。いったいなんなんだろう、あの母親は…。
そして、彼女に加担した某弁護士さん。
事件(?)発端当初の周囲の誠意が全く通じない。
言葉が届かない。
会話にならない。
まるで、同じ日本人、いや同じ人類ではない何者かであるとしか思えない。まさしくモンスター(怪物)。
あんな人物がもし身近にいたと想像したら・・・・恐怖でしかない。
次第に明かされてゆく(おそらくは)真実。
そんな親の下で生活してきた少年の心情を慮ると、哀しすぎる。。。
裁判で潔白を証明された人々には、法的には無実であっても6~7年間にわたり蒙った心労と裁判費用、ずたぼろに傷つけられた名誉と自尊心、という現実が残る。
少年時代にニュース報道で目にした記憶がうっすらと残るこの事件の真相がこのように壮絶なものであっただなんて、思いもしなかった。
こういう裁判の判決が下った時にこそ、「あの事件の真相は、実はこうだた」という内容の報道がセンセーショナルに展開されるべきだと思う。
それこそが、人権に考慮した報道といえるのでは?
丸子実業の先生たちやバレー部保護者達に多分に感情移入した語り口となっている文章は、、、、それでも!!
母親の所業やら自殺事案発生当初及び裁判過程、判決後のメディアの報道姿勢と照らせば、プラスマイナスしてもプラスが残る位の公平さは保っているかと。
報道の在り方、メディアを利用し情報を受け取る側のリテラシーなど、少年の自殺を取り巻く騒動以外にもたくさんの問題提起を含んだ本書は、一人でも多くの人に読まれるべきだと思う。
★5つ、10ポイント。
2019.02.21.新。
※本に書かれているだけでなく、実生活のあちこちであれだけの「モンスター」ぶりを隠し切れないあの母親が、少なくともその年齢まで通常に社会生活を送ってこられていることが、不思議。
職場の人間は、誰も本性を見抜けないのか?
事業主は、採用を見送ったり解雇したりはできないのか?
※そんな人間が3度の離婚。
裏を返せば、3度結婚しているということ。3度も結婚できる程の魅力が、どこにあるのか?
※あの母親の下で育てられ、あの騒動の渦中で青春を過ごした次男は、まともな大人になれているのか?
(未成年にして家庭内で堂々と喫煙。ほか、何をしても母親は彼を叱らない、という記述あり)
彼も今頃は30歳目前のいい大人のはず。。。。
怖い。
※最終章。遺書の平仮名の読み方に関するくだりは…著者の予断とも、言えなくもないが・・・・・・・・・。でも、第三者も同じような証言をしていることを考えると、そうでもないのかも…。
※同じく最終章。
少年の自殺の第一報を報じた記者への取材申し込みの経緯と、息子の自死を発見する直前に送信されたメールの文面とを関連させた記述の仕方・・・・。
もしかして?
もしかして??
もしかして???
はっきりと書かれてはいないが、それらのことから福田さんが考えたのであろう“真実”を想像すると、鳥肌が立つ。 -
Posted by ブクログ
HONZだったか、本の雑誌のランキングだったか、そのあたりからピックアップしたもの。今回の文庫化に伴い入手。内容はタイトルからうかがい知れるようなものだけど、まあ胸糞悪いこと。一番感心したのは、さすがエリートバレー部のメンバーっていうか、年頃の高校生が、奇天烈おばさんに対して、声を荒げたり、何なら直接的報復に打って出なかったこと。ここまでいくと本物の化け物だけど、おそらく相手を見て、反撃には合わないだろうっていう確信のもと、安全圏からの物言いが堪らなく不快。最終的に、当然というか、まあ妥当な判決を見たとはいえ、そのために失われた時間や気持ちは戻ってこない。不運だったと嘆くしかない現状。まともな人にとって、こんな人災とは出会わないことを願うしかないのでしょうか。色々と考えさせられる不条理。
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Posted by ブクログ
ネタバレこんな冤罪があってもいいのか?
教師が生徒に自殺を促すようないじめを行っていると被害者の親から猛攻撃を受け、校長は間に受けて教育委員会に投げてしまい、教師は停職を余儀なくされた。
しかし、それが真っ赤な嘘で、いじめもなければ、何もなかったのに、親がでっちあげた嘘でマスコミを巻き込み、教師と福岡市に対して損害賠償を求める裁判をして、しかも勝訴している。
こんな事が罷り通る事件があったことを知り、本当に恐怖でしかありませんでした。
教員にかかる負荷は年々増えていっていると聞きますが、きちんと守らなければ、日本の教育そのものが衰退していくなと思いました。 -
Posted by ブクログ
清々しいほど胸糞悪い一冊。
内容が。
モンスターペアレントという言葉がまだ世の中に出回っていない頃なのだろうか、クソのようなモンスター夫婦が、教諭を追い込んでいく。
嘘をつくのも厭わない。
自分の証言が左右するのも厭わない。
それでも、この教員を潰せると心の底から信じている。
相当有名な事件で、去年には映画にもなったらしいのだが、全く記憶にない。
いや、ないことはなく、ひどい事件があったな、ひどい奴がいたなくらいの印象はあるのかもしれない。
教諭は校長からも教頭からも守ってもらえず、教育委員会から停職6ヶ月喰らった。
教諭を訴えた夫婦には、500人以上の弁護団が付いた。
裁判開始時には、教諭には誰も弁護士がいなかった。その後幸い、良い弁護士がついていただいたこともあるし、原告夫婦の証言、そしてその証拠があんまりにも杜撰でいい加減なこともあって、一部体罰が認められてしまったこともありながら一審では事実上の教諭側勝訴となった。
原告が控訴し、これがお手打ちとなった後、最終的には教育委員会の判断も破棄されて、全くの無実であることが確定した。
それでいいのか。
モンペ夫婦も、弁護団も、マスコミも、全員加害者になるのではないか。
名誉毀損ですらなく、傷害罪で訴えてはいけないのか。少なくとも、損害賠償は必要であろう。
マスコミも、決めつけで人を晒して社会的に痛めつけて、裁判の経過すら知らない。事実を突きつけられても見向きもしない。
何のための、マスコミか。
弁護団も異常だ。
500人以上ついたというのは、何らかの思想、動きがあって、いい神輿になったということではないか。
校長も教頭も教育委員会も、少なくとも現実的な対応を間違えたのだから、何らかの処分、指導が必要であったのではないか。
謝ったんか。本人に。
ちなみに、モンペの子供がPTSDであると証拠を出した医師もクソ野郎の一員である。
少なくとも、関係者全員が土下座して教諭の名誉回復を図らなければいけないのではないか。昨今のSNSでの事案等を考えても、どうにもケツの置き場がない気がする。
後、後書きにかのヨシフ氏が、とっても真っ当な事を書いてて、間違いではないかと名前を3度見してしまった。