福田ますみのレビュー一覧

  • モンスターマザー―長野・丸子実業「いじめ自殺事件」教師たちの闘い―(新潮文庫)

    購入済み

    「でっちあげ」と同様に、一度の謝罪から次々に要求が過激化しヒートアップしていった事例だったため、淡々と事実を書き、人物の発言の矛盾があれば端的に指摘する文章が読みやすくてよかった。

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    2020年09月21日
  • モンスターマザー―長野・丸子実業「いじめ自殺事件」教師たちの闘い―(新潮文庫)

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    ネタバレ

    「でっちあげ」のときも思ったけれど、なぜちょっと調べればわかるようなことをロクに調べもせず、”被害者”の言う事を鵜呑みにし、どーんと記者会見やって裁判起こしまう弁護士が存在するのだろう…。まだ途中で「おかしい」と思って訴えを取り下げるならいいけど、引っ込みがつかないのかそのまま突っ走って裁判に負ける。同じことを検察がやったら彼らはこう言うだろう。「片方の証言だけを信じ、証拠も不十分なのに起訴した。怠慢だ!結果ありきの捜査による不当な起訴だ!冤罪だ‼」ってね。この弁護士が同じ口で「人権擁護」だの「冤罪撲滅」だの言うのかと思うと…。「お前が言うな」で済まないんだよ!弁護士が冤罪生んでるようじゃねぇ

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    2020年07月18日
  • モンスターマザー―長野・丸子実業「いじめ自殺事件」教師たちの闘い―(新潮文庫)

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    いじめ問題が報じられる時、マスコミはいじめられた側が真実の前提で報道するし、受け取る側も「いじめ」有りきで受け止める。
    学校が真摯に対応して調査結果を公表しても「しょせん身内のかばい合い」と世間は学校側を非難し、現在では加害者とされた側をネットで特定し、執拗な攻撃を加える。

    でも、新聞や週刊誌のセンセーショナルな見出しの記事が本当に真実を述べているのだろうか?

    一人のモンスターマザーに翻弄される教員や部活仲間たち。
    母親から逃げようと行動を起こしても、捕らえられ最終的に死を選んだ少年。
    その息子の死を学校の責任とし新聞社にリークする母親。
    その母親の言葉のみ信じ、学校側の発表を嘘と決めつけ

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    2020年05月23日
  • モンスターマザー―長野・丸子実業「いじめ自殺事件」教師たちの闘い―(新潮文庫)

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    いじめがこの世の中にあることは残念ながら嘘ではないだろう。しかし、こういう保護者がいるのもまた真実なのだ。私は教員の立場でこの本を読んだ。だからと言って全てこのような事件を疑えとは思わない。でもこのような事件が報道され、学校が教師が責任を問われるたび胸が痛む。それは生徒のために全力で愛情を注いでいる人がほとんどだし、いじめが起こらない環境作りをしている教員がほとんどだと信じているからだ。そして、子どもに愛情を注がず、自分の方が大切な保護者がいることも知っているからだ。教員、保護者、また地域がしっかり連携して子どもを守らねばと改めて感じさせられた本だった。また、マスコミやネット情報にすぐに流され

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    2019年07月15日
  • モンスターマザー―長野・丸子実業「いじめ自殺事件」教師たちの闘い―(新潮文庫)

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    2005年長野県の丸子実業高校バレーボール部に所属する高校生が自殺する事件がありました。その原因をめぐり、生徒の母親と学校側(校長、担任、部顧問他)、教育委員会、バレーボール部員の保護者間で訴訟が繰り広げられたのですが、その経緯を追ったノンフィクションです。
    本書によれば、自殺に先立つ生徒の不登校に対しては学校側、教育委員会ともに懸命にこの生徒が登校できるように配慮していますし、バレーボール部の部員達も生徒の登校をずっと待ち望んでいたのです。生徒の母親は「いじめが原因だ」と一貫して主張していますが、学校関係者や部関係者の誰にヒアリンをしても「いじめ」と判断されるような事実はなく、自殺した生徒自

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    2019年03月01日
  • モンスターマザー―長野・丸子実業「いじめ自殺事件」教師たちの闘い―(新潮文庫)

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    何年か前に読んで衝撃を受けた「でっちあげ」が、書店店頭にずらりと並んでいて・・・新刊でもないのに、なぜ今頃?今更ながらドキュメンタリー番組でも作られるか、それをモデルに映画化でもされるとか?
    ・・・・と訝しんでみたところ、すぐ隣に本書が平積みされているのを見つけた。

    (なるほど、著者の新作が文庫化されたのを機にした増刷キャンペーンか)

    ということで、即、購入。
    同時進行でのんびりと2冊の小説を読んでいる最中だったにも関わらず、それら読みかけの2冊を脇に追いやっての一気読み。

    その名の通り「モンスター」な母親の為してきた所業の数々と、それに敢然と立ち向かった学校関係者、弁護士、そして亡くな

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    2019年02月21日
  • モンスターマザー―長野・丸子実業「いじめ自殺事件」教師たちの闘い―(新潮文庫)

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    HONZだったか、本の雑誌のランキングだったか、そのあたりからピックアップしたもの。今回の文庫化に伴い入手。内容はタイトルからうかがい知れるようなものだけど、まあ胸糞悪いこと。一番感心したのは、さすがエリートバレー部のメンバーっていうか、年頃の高校生が、奇天烈おばさんに対して、声を荒げたり、何なら直接的報復に打って出なかったこと。ここまでいくと本物の化け物だけど、おそらく相手を見て、反撃には合わないだろうっていう確信のもと、安全圏からの物言いが堪らなく不快。最終的に、当然というか、まあ妥当な判決を見たとはいえ、そのために失われた時間や気持ちは戻ってこない。不運だったと嘆くしかない現状。まともな

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    2019年02月15日
  • でっちあげ―福岡「殺人教師」事件の真相―

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    書店で裏表紙のあらすじを読んで衝動買い。
    衝撃的な展開。
    マスコミの報道や人から聞いたことを鵜呑みにせず、事実を追求する姿勢を大切にしたい。

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    2026年02月06日
  • でっちあげ―福岡「殺人教師」事件の真相―

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    映画で気になって原作?を読み切りました。以下、映画レビューと同様の感想を抱いたので記します。

    強い言葉を向けられたとき、人は物怖じし、自分を守るために不健全な選択をしてしまう。その感情は立場や年齢の違いはあれど、先生も、少年も、はたまた校長や教頭も、本質的には同じものを抱えているように思えた。どの立場も自分自身が置かれても不思議ではない場面ばかりだった。正当性の是非を考える以前に、多くの人が、多勢している意見を真実だとおもってしまう。根拠の確認もせずに。人と人との関わり方もそうだとおもうけれど、証拠のない噂話には、尾ひれがつき、悪意ある脚色が加えられ、都合の悪い部分は巧妙に伏せられる。身内の

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    2026年01月30日
  • でっちあげ―福岡「殺人教師」事件の真相―

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    でっちあげ‥
    おそろしすぎる
    変な人に会ってしまった不運とたった一言で人生が狂ってしまう
    建前は、いらない
    違うものは、違う。はっきり言っていこうと思う

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    2026年01月15日
  • でっちあげ 4巻(完)

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    裁判で明らかになっていく沢渡家の“矛盾”。徐々に杉谷に追い風が吹くが……。“誰が主人公でもおかしくない”衝撃の冤罪劇、完結!!!
    粗雑な心理鑑定や沢渡夫婦の証言のアラが、弁護士により覆していく過程は爽快感があるものの、原告の沢渡夫婦の主張の大半を棄却する判決が出ても、現実や真実を受け止めようとせず杉谷先生を追いつめた責任を認めようとしないマスコミや校長や沢渡夫婦の姿や自分の嘘を反省していない控訴審での証言で「覚えていない」を繰り返すなどなど醜態を見せる沢渡秀二の姿と比べるとやるせない。

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    2026年01月09日
  • でっちあげ 3巻

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    “児童をいじめた”と糾弾される杉谷。「やっていない」という主張には誰も耳を傾けず、ついには全国に“殺人教師”だと報道されてしまい…。真実を求める声がいつも大きいとは限らない、困窮の第3巻。
    報道により「殺人教師」のレッテルを貼られて追いつめられていく杉谷先生の絶望感、そして心ある弁護士の真摯な調査により沢渡夫婦の証言などなどの穴を見つけて覆していく過程は、惹き込まれてしまった。

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    2026年01月09日
  • でっちあげ 2巻

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    どこにでもあるような街の、どこにでもあるような学校。どこにでもいるような母親と、どこにでもいるような先生。どこにでもあるようなありふれた関係、のはずだった。悪夢の“家庭訪問”までは――。
    平成17年10月11日、沢渡夫妻の主張「教諭によるいじめ」はすべて夫妻の“でっちあげ”であると証言した、教諭・杉谷誠とM市教育委員会に対して、損害賠償を求める訴えを起こした。
    教諭による“いじめ”および自殺強要が理由である。しかし、第1回口頭弁論において、全て夫妻の“でっちあげ”である、という杉谷の証言に始まり、予想をはるかに超える全容が明かされる。
    時はさかのぼり平成17年5月12日夜分、沢渡家を訪問した杉

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    2026年01月09日
  • でっちあげ 1巻

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    どこにでもあるような街の、どこにでもあるような学校。どこにでもいるような母親と、どこにでもいるような先生。どこにでもあるようなありふれた関係、のはずだった。悪夢の“家庭訪問”までは――。
    ありふれた優しい教師池谷誠は、沢渡美月により「生徒対する体罰や暴言」を告発されてしまう。
    平成17年10月6日、小さな街で起きた“体罰事件”は全国を駆け巡り、やがて裁判へと発展する。
    世論の見守る中、正義の鉄槌が下るはずが……。
    家庭訪問の段階から、美月の空気の読めなさが浮き彫りになっているのが不気味。

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    2026年01月09日
  • でっちあげ―福岡「殺人教師」事件の真相―

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    物語を読んでいて、この話が実際にあった話と考えられないほど衝撃的だった。 本当にこんなことが起こるのかと読みながら感じた。

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    2026年01月01日
  • でっちあげ―福岡「殺人教師」事件の真相―

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    事実を扱った図書とはいえこの本を読んだから事件についての全貌が分かった気になるのは良いことではない。それはこの本のテーマとしても重要で、真偽は当事者たちにしかわからないこと。

    それ前提に置いても事実を追っていくにつれて登場人物の人となりが見えてきて、モンペ夫妻特有の空気感や体制側のお固さのあるあるが一々歯痒い気持ちにさせてくる。

    事件の息子含めて関わった子供達が今を健やかに生きていて欲しいと思う。

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    2025年12月31日
  • でっちあげ―福岡「殺人教師」事件の真相―

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    怖いのに気になってどんどん読み進めてしまった。
    これがノンフィクションだなんて…
    前半はとにかく怖かった。家族でスラスラとウソをつく。なんでウソなのにこんなに強気にでれるんだろう。
    体罰、人種差別からのPTSD。
    先生はどんどん沼にハマっていく。
    マスコミや裁判で先生は対応を失敗してしまうけど、一般人はそんなにうまく対応できるわけないと思う。
    マスコミ、教師と保護者の関係性、組織社会。
    正にノンフィクションでした。

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    2025年12月31日
  • でっちあげ―福岡「殺人教師」事件の真相―

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    ネタバレ

    読みだしてすぐ、こわいこわい。絶対関わったらあかん人では、、と感じた。でも先生は保護者に対して、否定や意見を言うことが難しい弱い立場だということに納得。どんどん状況が悪化していくのを読むのがしんどくなる。後半から先生が立ち向かう決意をするが、戦う間もかなりしんどいのが続いた。最後に逆転解決!とはならないのもまた辛い。これが現実というのが本当に恐ろしい、悲しい事件でした。原告がここまで被害者であると訴え続けた理由はわからないまま。しんどいけど、こういうことがあったことを知れたので、読んでよかった。

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    2025年12月24日
  • でっちあげ―福岡「殺人教師」事件の真相―

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    一気読み!!これがノンフィクションやなんてほんとに衝撃的で恐ろしい。
    学校って結構閉鎖的で縦型の職場で、今はこの事件の時よりかは開けてきているとは思うけれど、でもやっぱりこの事件の背景を思うと今でも色々怖いと感じるところはある。こわいこわい。今でもじゅうぶんありえる事件やなぁ。一個の組織だけでは何かあった時に切り離されたら終わりやし、いくつかのコミュニティに属してた方がいんやろなぁ。
    むがむかハラハラひやひやしながら読んだ一冊。

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    2025年12月17日
  • でっちあげ―福岡「殺人教師」事件の真相―

    Posted by ブクログ

    一気に読んだ。義憤に駆られて。ノンフィクションなのがおそろしい。
    マスコミ関係者や校長先生等には是非読んでもらいたい。
    事実確認をできない人は管理職になってはいけない。この事件も校長の責任は重い。
    この本が書かれ、新潮ドキュメント賞を受賞し、映画化されたことが、被害者の教諭にとっての救いだ。

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    2025年12月17日