福田ますみのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ロシアにおいて、政権批判をするマスメディアが政権から弾圧され、プーチンが大統領に就任した2000年~2009年までに120人を超える多くのジャーナリストが抹殺され(白昼堂々と射殺されたり、不可解な事故に遭遇したり、行方不明になったり)ている実情を、政権からの圧力に抵抗し続ける新聞社「ノーバヤガゼータ」の関係者への取材を基に描くノンフィクション。
本書で描かれる内容は、政権にダメージを与える内容の記事を書いたジャーナリストへの圧力や、マスメディアへの露骨な介入、など欧米・日本など報道の自由がある程度確保されている国の常識からは想像もできない酷いものです。本書自体は、2010年の出版で現在のロシア -
Posted by ブクログ
ポリティカルコレクトネス=政治的正しさの名の下に、行き過ぎた言葉狩りや差別主義者のレッテル貼りが行われるのを目にするにつけ、何かおかしいと思っているのは私だけじゃないだろう。
ちょっとした言葉尻を捉え、しかも故意に切り取られた言葉をあげつらって、まるで集団ヒステリーのように対象者を社会的に抹殺せんとする勢いで追い詰める人々。
彼らを扇動するものの正体を論じたこの本が、様々な違和感やモヤモヤを明らかにしてくれた。
行きすぎたポリコレに毒された今のアメリカの恐るべき姿に暗澹たる思いとなり、日本は遅れている、アメリカを見習えとばかりにポリコレを煽る勢力に決して踊らされないようにしようとつくづく思う -
購入済み
保護者も学校の先生もとにかく
気持ち悪くて胸くそ悪かったです。
早くスッキリするような展開が読みたいなと
思いますがスッキリすることあるのかなとも思いました。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ高校生が亡くなっているし、読んでも暗い気持ちにしかならないルポだけど、同じ著者の「でっちあげ」を読んで興味を持ったので読みました。
「でっちあげ」と違うのは、どんなにモンスターマザーに訴えらても、担任・副担任・校長・部活動顧問が一丸となって対応し、「こちらは間違っていない」ということを一貫して主張していること。きちんと記録もとっているし、関係機関とも連携している。そうやって隙をつくらずきちんと対応しているにも関わらず、モンスターペアレントにかかると悪者にされてしまう。本当に恐ろしい。そして「でっちあげ」同様、マスコミやネットがおおげさに、最初から学校が悪いという前提で取り上げて学校を追いこんで