犬飼のののレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
昨今はやりのオメガバースがどうにもダメで、今回のタイトルと表紙からして、展開としては読めてはいたのですが、犬飼先生の書かれるものならいけるかも!と思い。結果、やっぱり子作り云々のところはダメでした…。
1巻から比べると、どのキャラも深みが増したなあと思いますが、やはり特に可畏は成長したなあと感慨深いです。1巻の彼だったら、海彦は血祭りにあげられていますよね、きっと。
欧州を手に入れ、アジアも手に入れた可畏が次に敵にするのは、北米とかでしょうか?このシリーズ、戦闘シーンが楽しみなので、今回はアクションはそこまで…だったので次巻に期待しています。
決して嫌いなわけではありませんが、個人的指向として、メインCPにはあまり興味が湧かないので、可畏の世界征服以外だと、どうしても蛟が気になります。今回も、彼は役得を得ようと思えば得られたのにそうせず、彼の健気さ不憫さはシリーズ中、群を抜いていると思うので、ぜひぜひ、ぜひぜひここから幸せになっていって欲しいです。 -
Posted by ブクログ
大好きなこのシリーズですが、一番3巻が読んでいて気分が滅入りました。
もともと恐竜の中だったらプテラノドンと首長竜(は厳密には恐竜じゃないのかもしれないですけど)が一番好きなので、スピノサウルスが出てきた瞬間から、蛟のことが好きだったので、後半ぎりぎりまで蛟がかわいそうな目に遭うのが辛く…。
もういっそのこと、蛟に一瞬の幸せをあげておくれよ潤くん、みたいな気持ちになっていました。
ただクリスが「真打ち登場」と出てきてくれてからは気持ちも回復。
そしてラストの可畏目線で、一気に萌えを供給してもらいました。最後の数行が、とにかく可愛い。
今のところ、クリスと蛟がお気に入りなので、蛟には幸せになってもらいたいです。切実。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ今回は椿のターン。
まさかの椿姫が闇落ち……かと思いきや。
常盤にこだわる椿の事情も見えてきて、一旦常盤の元を離れることとなった椿の今後の動向が気になる。
椿はポジション的にすごく同情する。常盤との間にいろいろあって、もうなんかいいように利用されまくってて、薔にどす黒い気持ちを抱くのも無理ない。
それでも、泥沼に落ちきってしまうのではなく、いろんなしがらみや思惑や立場を理解し受け入れて、自分のプライドをかてに自分からそこへ向かうという、ある種悲しいまでの潔さ、汚さに、感動さえしてしまったです。
椿の気持ちの強さすごいなって。
そして風雅の椿への想いもまっすぐできれい。このお話の中で、風雅が出てくる瞬間ほどほっとすることはないです。
薔も成長しようと頑張ってるけど、相変わらずの恋愛脳だなってちょっと思いました笑。
早くみんなが幸せになる結末…を見れることを楽しみに続きも買います。 -
Posted by ブクログ
犬飼のの先生の作品の中でも、この恐竜BLシリーズは本当に大好きで、紙版から電子版発売の2週間の間ずっとジリジリ待ってた…。紆余曲折あってだいぶ潤に合わせて人間の恋人らしく振る舞おうとする可畏が今作でもとても可愛かった。ちょっと離れた駐車場で潤を待ちながら、携帯で写真送り合って一緒にデートしてる気分味わうとか、もう、なんなの!ただ、その後はひたすら2人が離れ離れになってしまい、可畏側の様子がまったく伺えない感じになってしまうので、イチャイチャする2人が見たい側としては物足りない…。2作目の翼竜王のときは、可畏の父親だとか、跡継ぎ問題だとかに潤が巻き込まれる形で、割と話に整合性があったのだけれど、今作については、そもそも蛟が潤に目をつける過程にちょっと無理があったり、潤と可畏がお揃いのスマホ持ってGPSで場所把握できるよにしたのって、冒頭の水族館でのイチャイチャ以降は全く活かされなかったな、とか、思うところは多少あり。ストーリーとしては1作目が一番好きだけれど、潤と可畏のカップルがとても好きなので、4作目もぜひ書いて欲しい。
-
Posted by ブクログ
ネタバレ▼あらすじ
「私の話し相手になるのは嫌ですか?」。
これは、お願いでも提案でもない、脅迫だ…。
没落した華族の末裔である綾之杉桜海は、姉の起こした事件の「慰謝料」として、若き大富豪・久堂崇仁に仕えることになる。桜海の仕事は、秘書や執事ではなく、崇仁の心を慰めること―。
常に品行方正な崇仁は、なぜか桜海と二人きりの時にだけ、その裏の顔を見せる。
「今更、話し相手で済むと思っていないだろうな」。
本性むき出しの崇仁に、毎日のように身体を弄ばれながら、そこに隠されている真実に気づいてしまう桜海だが―?
***
表紙の彼らが同作者さんが出されている“薔薇の宿命シリーズ”のお二人にどことなく雰囲気が似てたので、興味を惹かれて買ってしまいました(笑)
『華族花嫁の正しい飼い方』という作品の新装版のようですが、元の作品は未読です。
読んでみての感想は…流石は犬飼のの先生と言いますか、読みやすくて面白かったです。
ただ、読みながら何度も「これはいつの時代の話なのか」と思いました(笑)
受けを取り巻く環境や人物達が特殊過ぎるのか、どうしても大正とかその辺の時代のお話のように思えてしまって、メールとかカラコンとか今時な単語が出てくる度にあれ?ってなるんですよね。読めば分かると思うんですが、戦後七十年近く経った現代日本の話、と言われてもピンと来ません。まず雰囲気が現代っぽくないという。
それでも普通に面白かったので問題はないのですが。
因みに、内容はエロ多めでプレイはSM寄りです。
でも、あとがきで作者さんが新装版を刊行するに当たって、必然性の低い暴力シーンはカットして全体的に甘めに仕上げたと言っていたので、これぞSM!と呼べるような痛々しい描写は無く、主従関係モノとしては比較的ライトな作りになっていると思います。
ただ、身体への暴力が無い代わりに言葉による暴力はあります。
攻めが人格を否定するような、人を人とも思わないような発言をバンバンかまして最初から最後まで受けをひたすら蔑む甘さの無いキャラなので好き嫌いは分かれるかもしれません。私も最初は何でこんなに桜海(受)をいじめるんだと思ったんですが、実は崇仁は崇仁なりにちゃんと桜海の事をを愛していて、暴言の裏側にちゃんと愛情が隠されてると分かった瞬間、彼を見る目が変わりました。
これで本気で愛無しだったらガッカリだけど、愛のある毒舌ドSキャラなら許せる!寧ろ最後の方は好きな子にほど辛く当たる小学生みたいで可愛いとすら思いました(笑)
欲を言えばもう少しだけ、分かりやすい形でデレてくれたら最高でした。
あとは桜海の事ですが、最初は悲劇のヒロイン系のまともなキャラだと思っていたので良い意味で裏切られましたね。まぁ、桜海がズレている事は作品を読み進める内に少しずつ気が付くんですが。
だってどんなに虐げられても崇仁に尽くそうとするし、挙げ句、自分に対して酷い事しかしてない崇仁を好きになる始末なんだもん(笑)
何で?どこに好きになる要素が??と最初は桜海の心理が本気で謎だったんですが、無自覚だっただけで真性のMだと分かった瞬間、妙に腑に落ちてスッキリ(笑)
破れ鍋に綴じ蓋とはまさにこの事を言うんだろうなぁと思いました。
一見、まともそうに見えるだけに根っからの被虐体質というギャップに萌えました。
主従関係のお話なので甘さは控え目ですが、普段あまあまテイストな話を好む私でも問題なく最後まで楽しめましたので、いつも甘いものばかりではなくたまには少し辛めのものが欲しい!という、気分の時に読むにはピッタリな作品だと思います。
犬飼のの先生の作品には定番になりつつある國沢智先生のイラストも美しく、見応えがありますので表紙を見て気になった方は読んでみて損はないかと思います。
評価はもう少しだけ甘めでも良かったかな?と思ったので★4.5という事で…! -
Posted by ブクログ
ネタバレTレックスを統べる者としていろんなしがらみとこれから向き合っていかなくてはいけない可畏に、産みの母親の次に立ちはだかったのが、父親。さらに微妙にコンプレックスを刺激してくる義理弟にと、新たしい登場人物達に振り回される2人だけど、1作目で潤をひどい目に合わせるのは専ら可畏だったけれど、2人がラブラブになった後釜として暴力担当になったのが、新キャラ達。飛行能力を存分に活かした暴力に、只の人間なのに潤可哀想に…と同情。ストーリーは1作目に引き続き非常に読み応えがあり、最後までハラハラしながら楽しめたのだけれど、今作のなによりの見どころは、可畏の潤のお宅訪問でしょう!庶民の家に初めて行って、失礼のないように頑張る可畏が可愛すぎる…!そりゃあ潤じゃなくてもご褒美あげたくなります。その後も、恐竜ならではの理性に従って殺意を持って潤の母親に対峙したものの、出てきた言葉は「別れたくないんです…」って、もう!飼いならされもいいところ。2人一緒に居るわけじゃないのに、こんなにドロドロに甘いシーンはなかなかないんじゃないでしょうか。まさかドSで横暴で暴力的な恐竜にキュンとする日が来るとは思わなかった。
ところで、この作品は電子書籍で読んでいるのですが、どうやら紙の本には挿絵が入っている…?なんでそんな差を付けるのーーーー!?これからも電子で読むんだから、値段上がってもいいからちゃんと挿絵を入れてくれ〜〜〜〜。 -
Posted by ブクログ
色んな動物の擬人化はよくある話だけれど、この作品は恐竜の血を引く竜人・その中でも最強のTレックスと、本来は非捕食者である人間の男子高校生との恋。よくもまあこんな設定考えたな、と思うけれど、周到に計算された様々な設定のおかげで、まったく陳腐にならずにその世界観に入り込めた。恐竜だけあって、前編に渡って暴力描写が生々しく、人によってはDV受けてる内に依存し始めてしまう関係に見えなくはないんだけど、でも、主人公がちゃんと強い意志と主体性を持っているので、そこはちゃんと愛のある関係に描けているように思った。
ブライトプリズンでハマった犬飼のの先生だけど、この人の想像力には本当に感心します。これからもこのファンタジー路線でたくさん書いて欲しい。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ常盤が隊長の座を解かれて、学園を去らなくてはいけないという、今までで最大のピンチ。これ、一体どうやって凌ぐの…?とハラハラ。椿は味方なんだか裏切ろうとしているんだかわからないし、いくら常盤が頑張っても薔を守るの限界じゃね…?と思っていたところで、これまで思わせぶりな立場で居た割に活躍が少なかった楓雅のターン。薔の実の兄とう立場で、安心して守ってもらえるので、彼がいてくれてよかった。なかなかに健気系のキャラなので、楓雅は応援したくなる。
見た目も性格も体格もちゃんと少年なのに、薔は本当にお姫様で可愛い。このストーリー本当に好き。