釈徹宗のレビュー一覧

  • お経で読む仏教

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    筆者セレクトのお経が丁寧に解説されていて面白かった。個人的には、維摩経を解説してくれて、理解が深まって嬉しかった。

    0
    2021年05月08日
  • 聖地巡礼 ライジング  熊野紀行

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    知識人のお二人が、巡礼部(聖地巡礼をするツアーのようなチーム)と共に熊野を訪れた際の紀行とナビゲートをまとめた書物です。

    熊野という地は南方系宗教観に似ていると、たびたび登場する。王子は沖縄ことばの「オウ・チ・キュ」が訛ったのではと民俗学者の五来重さんの説。観音浄土は南。一週間ほどの食糧とともに船に閉じ込めてしまう補陀落渡海と、ポリネシアの信仰に似ている。

    三十三は観音様が三十三回変身するところからの数字。青岸渡寺が廃仏毀釈を免れたのは、日本で最も古い西国三十三所だということがあるのでは。

    0
    2021年04月28日
  • お経で読む仏教

    Posted by ブクログ

    日本の仏教は不思議である。母国語の経典がないのだ(経典の翻訳書はあるが)。仏教経典はサンスクリット語とパーリ語で編纂され、日本に伝わった漢訳仏典はサンスクリット語を訳している。日本仏教は漢訳仏典を母国語に訳することなく、そのまま経典として借用した。しかも、中国語で読むことはせず、日本語読みで読経する。つまり、日本人はおろか、中国人すら聴いても意味がわからないお経をありがたがっていることになる。

    まさか読経している当のお坊さんが分かっていないということはないと思うが、檀家の我々からすればちんぷんかんぷんで、呪文と同じである。何だかわからんがありがたいという、宗教としては何とも不思議なあり方であ

    0
    2021年03月31日
  • ポストコロナ期を生きるきみたちへ

    Posted by ブクログ

    コロナ後の世界を想定しているため、コロナに対する寄稿が大半を占めるが、むしろbeforeコロナにあった問題が断絶せず続いていると感じた。
    内田樹さんのベーシック・インカムについての話はブルシットジョブ(くそな仕事)から人を解放する方法の1つだと感じた。

    0
    2021年02月27日
  • ポストコロナ期を生きるきみたちへ

    Posted by ブクログ

    2020年の8月くらいに書かれた内田樹さん編のアンソロジー。
    コロナをへてポストコロナに対しての中高生・大学生
    に向けて30代・40代・50代・60代・70代の著作者が
    指針というかメッセージ集です。
    前書きの内田樹さんの『各代の著作者からの想定読者にたいするいうべき言葉は『ごめんなさい』』という部分は非常に
    心に残る内容です。
    20人の人からの言葉のなかで、一番よかったなあと思うのが、今回は平川さんでした。
    昨年の8月と現在(2021年1月)とはまたフェーズが
    変わってきているコロナの状態ですが。
    やはりいろいろな矛盾が表出してきているなあと
    思います。
    たしかに、自分の息子も含めて、若い人

    0
    2021年01月24日
  • 天才 富永仲基―独創の町人学者―(新潮新書)

    Posted by ブクログ

    かつて司馬遼太郎さんが、山片蟠桃と並んでその合理的精神を賞賛した富永仲基。とはいえ、『出定後語』という著書は受験知識で知っていても、その中身までは知らない人がほとんどでは? かくいう私もその一人。本書は、そんな知られざる天才・富永仲基の思想がコンパクトにまとめられたお得な一冊だ。

    誤解を恐れずに仲基の考えをまとめるならば、ある思想や主張はどんどん上書き保存されていくというもの。そして、時代や場所が変われば語られ方も変わっていくというもの。そこから導き出されたのが、大乗仏教は釈迦が唱えたものではないとする、有名な大乗非仏説である。

    これは現代の歴史学はじめ人文系学問に通じる研究姿勢である。こ

    0
    2020年11月14日
  • 別冊NHK100分de名著 わたしたちの手塚治虫

    Posted by ブクログ

    斉藤環の文、関連する手塚作品を読んでいたこともあり、どんな分析がされているのか興味を持った。斉藤に限らず、ブルボンヌや他の筆者の文もそれぞれの境遇に関連して深い洞察。手塚作品の奥の深さを改めて認識。

    0
    2020年08月20日
  • みんな、忙しすぎませんかね?~しんどい時は仏教で考える。

    Posted by ブクログ

    この本も哲夫さんの人柄がよく出てたなぁ〜〜。
    ええ人やなぁ。
    ええ人って何❓
    自分に素直な人。。。かな❓
    わからんけど。

    0
    2020年08月16日
  • みんな、忙しすぎませんかね?~しんどい時は仏教で考える。

    Posted by ブクログ

    釈氏が書かれてますし、仏教を扱ってますが、 全く堅苦しくなく、生活のこんなところも仏教と結びついているんだな、としみじみ思える本。なかなか生活の中で仏教を感じることはありませんが、ほんと、タイトルのようにしんどい時仏教で考えてみるのもいいかも、と思えてきます。別の道を開かせてくれそうです。

    0
    2020年06月17日
  • みんな、忙しすぎませんかね?~しんどい時は仏教で考える。

    Posted by ブクログ

    2020年 2冊目。
    仏教を通して新しい視点があり、笑い飯・哲夫さんのコメントにはほんと笑ってしまった。

    0
    2020年01月28日
  • みんな、忙しすぎませんかね?~しんどい時は仏教で考える。

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    この本を読んで思うことは、明確な答えを示さないのが仏教なんだなと思います。
    ブッダの教えには多くのヒントがあり、また訳や解説も様々です。読むこと、教えられることで何かに気付き、フッと楽になることもあります。

    ・仏教は“運”という概念に拠らない
    ・「犀の角のようにただ独り歩め」だけど、仲間がいたら共に歩めという件
    ・認識と現実のズレに気づき、感情を捨てるということ
    ・苦手を克服できない人を避難しない、しがらみから逃げようとするんじゃなくて、しがらみに関心を持ち向き合うこと

    など役に立ちました。
    同じ方向に向かう仲間を見つけるのって難しいですよね。
    いつか出会うんだろうと期待せずに独り歩んでい

    0
    2020年01月08日
  • NHK「100分de名著」ブックス 歎異抄 仏にわが身をゆだねよ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    「歎異抄」と親鸞に興味があって読んだ本。この本を読んで、「歎異抄」と親鸞について知ることができて良かった。「悪人正機説」の説明がわかりやすくて良かった。倫理を勉強している人が読むと参考になる本だと思う。

    0
    2019年10月12日
  • 街場の平成論

    Posted by ブクログ

    ☆☆☆2019年8月レビュー☆☆☆


    内田樹を編者として、稀代の論客が「平成」をテーマに持論を展開する。共感できるところもあれば、できないところもある。

    0
    2019年08月11日
  • みんな、忙しすぎませんかね?~しんどい時は仏教で考える。

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    みんな、忙しすぎませんかね?しんどい時は仏教で考えるー「友達って必要?」「苦手な人」「努力は報われる?」「運を考える」「孤独について」「家族について」「心を強くする」

    0
    2019年08月31日
  • 街場の平成論

    Posted by ブクログ

    それぞれの先生の平成論を読み、自分自身が個人的にあまりにも暗いので、なんだかますます暗くなった。
    そして、そんなつもりはなかったのに、私にとっての平成を振り返り、「なぜこんなことになってしまったのか」「30年前にはまさかこんなことになるとは思わなかった」と同じことを感じて暗くなった。
    救いは、鷲田清一さんが引用されている橋本治さんの、失われたものを数えるのではなく、失われてれていないもの、残されているものの数を数える、というところだろうか。同じことを別の本で内田先生がおっしゃっていたのも思い出す。
    私と日本と世界と…

    0
    2019年06月29日
  • 聖地巡礼 ライジング  熊野紀行

    Posted by ブクログ

    来月行くので、事前学習。

    熊野三山と言えば、熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社。
    でも、過去に行った時に、なんとなく、熊野速玉大社に違和感を覚えた。
    後付けされたような感覚。
    それよりも、熊野速玉大社のそばにある神倉神社の方が、強い感じを受けた。
    本著で、神倉神社は、速玉大社よりも古く、速玉大社の本宮だと言われていると聞いて、納得。
    この本を借りたのも、そこらへんがきっかけ。
    他のガイドブックでは、さらっとしか書かれていない神倉神社を大々的に取り上げていたから。
    あの階段は、死ぬほど怖い(実際に落ちて亡くなられた方のニュースも何年か前にありましたが)のだが、なぜか、再び訪れたくなる地。

    0
    2019年06月22日
  • 宗教は人を救えるのか

    Posted by ブクログ

    宗教というものが現代社会にどのような影響を与えてるかを分析した一冊。

    浄土真宗の僧侶ながら、他の宗教にも詳しく、非常に勉強になった。

    0
    2018年12月16日
  • 聖地巡礼 ライジング  熊野紀行

    Posted by ブクログ

    なまじのガイドブック読むより熊野を堪能できる。

    熊野って何か大事を果たす前にエネルギーを充填するような土地なんですかね。
    大きな困難と向き合う前に行っておくべき地
    そこに行くことで生命力が高まる、戦闘力が高まる、そういうことが実感としてあったんだと思うんですよね。

    神社仏閣や祭は人間が一定数以上いる場所には絶対に必要。土地にこもっていたり人間が持ち込んでくる邪気を「リリース」「放電」する装置が必要。

    子供の頃から自分の死に方のイメージをはっきり持っていて、そこに向かって次第に収斂していくように老いていく、そういう文化があったんじゃないでしょうか。
    むしろ、「生と死をつなぐ強烈な通路」を持

    0
    2018年10月18日
  • 聖地巡礼 ビギニング

    Posted by ブクログ

    大坂 上町台地を特段意識したことは無かったけれど、一度歩いて確認してみたい。『村上海賊の娘』の世界を思い起こしながら読んだ。
    京都は船岡山のパワースポット、六道珍皇寺、鳥辺野、清水寺。珍皇寺近くに住んだことがあるけれど、確かにあの世的な雰囲気があったように思う。
    奈良の大神神社も未体験だけれど、ぜひお参りしたい。

    内田さん、釈さんのかけあいが、適度に霊的、宗教的で入ってきやすい。能にももっと触れてみたい。

    0
    2018年03月26日
  • なりきる すてる ととのえる もう苦しまないための『維摩経』講座

    Posted by ブクログ

    維摩経という仏教の考えをもとにした、人間のありかた、生き方の考察が面白い。「自分という枠組みを通して物事を見てはいけない」という知見があるが、それは「枠組み」とはつまり「自分の都合」ということに他ならないわけだ。その「自分の都合」がゆえに苦悩が生まれるのだから、そういったものを捨てれば苦悩から救われるというのが教えの本当に大事なことなのだろうが、そこまで望まなくともそのように「自分」を考えることで、自分自分と言っている自分にたいした根拠などなく、たまたまそういう環境に生まれて育っただけだな、ということに思い至り、自然に楽にはなれる気がする。

    0
    2017年12月25日