釈徹宗のレビュー一覧

  • 聖地巡礼 ライジング  熊野紀行
    来月行くので、事前学習。

    熊野三山と言えば、熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社。
    でも、過去に行った時に、なんとなく、熊野速玉大社に違和感を覚えた。
    後付けされたような感覚。
    それよりも、熊野速玉大社のそばにある神倉神社の方が、強い感じを受けた。
    本著で、神倉神社は、速玉大社よりも古く、速玉...続きを読む
  • 宗教は人を救えるのか
    宗教というものが現代社会にどのような影響を与えてるかを分析した一冊。

    浄土真宗の僧侶ながら、他の宗教にも詳しく、非常に勉強になった。
  • 聖地巡礼 ライジング  熊野紀行
    なまじのガイドブック読むより熊野を堪能できる。

    熊野って何か大事を果たす前にエネルギーを充填するような土地なんですかね。
    大きな困難と向き合う前に行っておくべき地
    そこに行くことで生命力が高まる、戦闘力が高まる、そういうことが実感としてあったんだと思うんですよね。

    神社仏閣や祭は人間が一定数以上...続きを読む
  • 聖地巡礼 ビギニング
    大坂 上町台地を特段意識したことは無かったけれど、一度歩いて確認してみたい。『村上海賊の娘』の世界を思い起こしながら読んだ。
    京都は船岡山のパワースポット、六道珍皇寺、鳥辺野、清水寺。珍皇寺近くに住んだことがあるけれど、確かにあの世的な雰囲気があったように思う。
    奈良の大神神社も未体験だけれど、ぜひ...続きを読む
  • なりきる すてる ととのえる もう苦しまないための『維摩経』講座
    維摩経という仏教の考えをもとにした、人間のありかた、生き方の考察が面白い。「自分という枠組みを通して物事を見てはいけない」という知見があるが、それは「枠組み」とはつまり「自分の都合」ということに他ならないわけだ。その「自分の都合」がゆえに苦悩が生まれるのだから、そういったものを捨てれば苦悩から救われ...続きを読む
  • 現代霊性論
    現代霊性論
    内田樹25冊目

    霊性というものが科学的なものかどうかは一旦“判断を停止”して、人々に現象として与えている影響等を分析する現象学的なアプローチから、宗教や共同体の慣習について論議している。死に対する態度というものは往々にして世界でも普遍的な要素が多く、面白い。
    ・墓について:西洋では身心...続きを読む
  • 聖地巡礼リターンズ
    宗教って、ある種のひとつの「病み方」なんですよ。健全な人ってこの世に一人もいないですから。程度の差はあれ、みんな心を病んでいる。そして、人間の持つ本質的な弱さは必ず「物語」を求める。宇宙を統べるひとつの統一的な摂理があって、自分の個人的な祈りが、そこに伝わると、宇宙の風景に、自分の祈りによってわずか...続きを読む
  • なりきる すてる ととのえる もう苦しまないための『維摩経』講座
    NHK 100分de名著 大乗仏教 維摩経 (ゆいまきょう)の超訳本「なりきる すてる ととのえる」。今まで読んだ宗教本の中で一番 仏教の体系や用語の意味を知ることができた


  • 宗教は人を救えるのか
    宗教が「苦悩」をどうとらえるか。宗教のおける葬儀は死者儀礼と社会儀礼の二面を持ち、古からの「葬儀の型」が死者を弔い、生者の悲しみも癒すことができる。これらを釈徹宗氏は分かり易く説く。▼納得したところは、お布施のように日頃から自分の持ち物から手を離してゆくことが、大切なものを失う日のための日々のトレー...続きを読む
  • 聖地巡礼リターンズ
    今回の聖地巡礼はキリシタン。
    長崎・京都・茨木・高槻。
    最近、遠藤周作の『沈黙』がスコセッシ―監督で映画化
    されるそうで、予告編を見ましたが、本を読んだときの
    想いがよみがえってきて、震える感じがしました。
    本を読んだ時も、なんと説明していいのかわからない
    特殊な感情を持った覚えがあります。
    その”...続きを読む
  • 聖地巡礼 ライジング  熊野紀行
    補陀落渡海という「捨身行」には耳にするたびに驚きますが、那智の他に足摺や室戸など黒潮の海にだけ存在した行と聞くとなんとなく南方浄土を思い浮かべることができ、共感を覚えなくもありません。この旅では、森の木々や巨石、海、滝、それをとりまく空気などの自然にどれだけ共鳴する身体を取り戻せるか、これが大事な要...続きを読む
  • 聖地巡礼 ライジング  熊野紀行
    前回の関西(大阪・京都・奈良)に続いて今回は
    紀伊半島熊野。
    少し前に中上健二氏の小説を読んでなんとなく紀伊・
    新宮のイメージができていたので(すみません
    行ったことはないのです)親近感がわきました。
    というくらい。熊野には一度もいったことが
    ありません。読んでみて一度熊野・那智・古道
    に行ってみた...続きを読む
  • 法然親鸞一遍
    日本の浄土教の思想的な特徴を概説する。特に法然の革新性を強調している。日本の仏教が概ね、明確な座標軸をもたずバランスを重視する「中空構造」であるのに対して、法然は最も重要な要素を選択し絞り込む「中軸構造」の仏教をはじめたとする。その思想を受け継いだ親鸞は、「ダメな自分」の自覚をもとに、無量寿教などの...続きを読む
  • 日本霊性論
    集団を存続させることが最大かつ唯一の使命である歩哨という役割。どうやらまだしばらくは低迷の時代らしい現代、無理やり成長しようとするのではなく、生き続けること。
    勝つことではなく負けないことを続けること、それだけでもとても難しいのかもしれないけど
    仏教の勉強もしてみたいな
  • いきなりはじめる仏教入門
    内田先生の研究室(ホームページ)にあるインターネット持仏堂に訪れ法話をしてくれるお坊さまが、この本で登場する釈先生。内田先生の宗教学のメンターでもある釈先生との往復書簡形式で宗教の基礎を学ぶやりとりが載っています。噛み砕いて書いてありますが、それでも簡単ではありません。しかし、どこか楽しい感じの本で...続きを読む
  • 日本霊性論
    内田さんと釈徹宗さんの、霊性についての合本。
    内田さんの担当した前半部分はいつもの内田さん、というかんじやけど、釈さんの後半部分はがちがちの宗教、霊性論。
    前半はめちゃくちゃおもしろかったけど、後半、むずかしかったなぁ。
    新書の割に三〇〇ページ超、文字も明らかに小さめで、かなり気合の入った作品なのか...続きを読む
  • 現代霊性論
    宗教だとか霊性だとかっていうのはよくわからないけど、どっかでいろんな大切なこととつながっているんやろうなぁ、ということを思った。
    このお二人が本書のなかでしゃべっていることも、人間にとってとても大切な作法のはず、なんやと思う。
  • 日本霊性論
    子どもに教育を与えるのは、子ども個人の生活を向上させるためではなく、すべての世代を含めた集団維持のため、という理論に納得。

    ──学びというのは自分の手持ちの価値観では考量できぬもののうちに踏み入ることです。具体的な知識や技術を学ぶことではなくて「自分にはそれが何を意味するかわからないもの」に敬意と...続きを読む
  • 宗教は人を救えるのか
    「老・病・死」に関わる苦悩に向き合うために、仏教を中心に様々な宗教体系から学ぼうとする試みで、丁寧でしっかりとした解説は、大いに納得、引き込まれるものがある。
  • 聖地巡礼 ビギニング
    面白かった!この本に沿って実際その場に行きたくなります。でも私は何かを感じ取れるかなぁ。地理好き歴史好きさんにおすすめ!