釈徹宗のレビュー一覧

  • おてらくご 落語の中の浄土真宗
    内容もさることながら、中川学さんの挿画が素敵。画面だけ見てると分かりづらいのですが、実物を見てファンになりました。
  • 覚悟の決め方 僧侶が伝える15の智慧
    3.11後の生き方を教えてくれる。

    実際の震災が第一の矢、震災後我々を襲った心のダメージが第二の矢、第二の矢は言うならば心の蜃気楼、それぐらいは気の持ちようで何とでもなると訴える。悲惨に震災された方でも少しの希望を見出すと快楽を覚える。
  • お経で読む仏教
    あまり馴染みのないお経を読み繋いで、仏教がざっくり理解できる。かみ砕いて説明してくれているから、お経の意味やストーリーが理解できる。お経へのハードルを下げてくれる本。巻末のブックガイドがありあがたい。キーワードは智慧と慈悲
  • 別冊NHK100分de名著 「わが道」の達人 水木しげる
    「ゲゲゲの謎」という映画が流行っている昨今、水木さん入門書として良い、というトゥートを見かけたので購入。
    水木さんの漫画・人生に自分の語りたいことをおっかぶせている様子も、後半ちょっと散見されるが、水木さん本人のおおきさが上回って語りきれない感じなので、たしかにかえって入門書としてはよかったと思う。...続きを読む
  • 歎異抄手帳
    五木寛之の訳はとても分かりやすかった。でも僕は根本の「南無阿弥陀仏」とさえ唱えればそれは阿弥陀が言わせてるのだからそれだけでいい(解釈間違ってる?)と言うのが、肌感覚で全然分からない。
  • 徹底討論 ! 問われる宗教と“カルト”
    安部元首相殺害で関心が集まる宗教、カルトの世界。容疑者家庭における母親の一億円寄付、家庭崩壊がいわれるが、ではなぜ宗教にそこまで入れ込んだかという視点も必要ではないか、というのが冒頭の問題意識としてあった。読んでいくと、本来宗教とは、そういうものではないんだな、と思ったね。ただ、宗教の力を利用して、...続きを読む
  • 喜怒哀楽のお経を読む
    喜怒哀楽⇒恐怒笑悲死という人間を悩ませる感情への対処に仏教ではどのようにこたえようとしているのかを、架空の研究者と聞き手が様々あるあまり有名でない経典の中で語られるそれぞれの感情・状況についての譬喩をひもといて検討する様子で示すというそれ自体も譬喩になっているという二重構造の書。
  • お経で読む仏教
    仏教について、正直あまりよくわかっていなかったので、大変参考になった。原始仏教と現在の仏教との関係、何でこんなにもたくさんの宗派があるのか等々、なるほどと納得できたことが多かった。入口からちょっと覗かせてもらっただけなのだとは思うが、これをきっかけに、仏教について少しずつ理解を深めていけたらと思う。
  • 歎異抄手帳
    歎異抄の五木寛之訳
    とても読みやすく、理解しやすい。
    訳の挿絵もとても素敵で、手元に置いて何度でも読みたくなるような本。

    原典もあり、好きな方は訳と合わせて読むことで、より深く親鸞の教えを探れる。
  • ポストコロナ期を生きるきみたちへ
    面白かった〜
    30代から70代の、それぞれ生業が違う著者による寄稿集。
    世代によってか、なんとなく色が分かれてたのがまた興味深い。
    引用してるデータはもちろん、参考文献が結構かぶってるのも興味深かった。
    対象読者である大学生の知り合いに贈りたいし、こういうテーマについてよく話す友人にも読んでほしい。
  • 維摩さまに聞いてみた
    維摩経というものを全く知らないで本書を読み、おー何と面白そうな話だとなったが、やはり空の話しはよく分からない。維摩さんはなかなか魅力的だし、十大弟子は悩みを抱えまくり共感するとまではならないが興味がわいた。
  • 覚悟の決め方 僧侶が伝える15の智慧
    便利で豊かな暮らしをめざす。果たしてそれでいいのか?このままの暮らしをしていてはいずれ立ちゆかなくなるのではないか?

    大震災から今の生き方を問われているという話など考えていかなければならないと思いました。

  • 街場の平成論
    平成元年は1989年、「ベルリンの壁」の撤去が始まった年であり、その後の東西ドイツ統一、ソ連を含めた東側陣営の崩壊、東西冷戦の終結へと向かっていく最初の年であった。また、この年の12月29日には、日経平均株価が38,915円の最高値をつけ、バブル経済の絶頂を迎えている。この年が絶頂であったということ...続きを読む
  • NHK「100分de名著」ブックス 歎異抄 仏にわが身をゆだねよ
    実家の墓のお寺さんが浄土真宗だったのもあり、親鸞聖人のお話は説法に度々出ていたが、親鸞聖人ってどんな人だったの?と調べるには至らず今まで過ごしてきました。
    今回、たまたま手に取った、こどもに向けて書かれた仏教の本の著書が釈徹宗さんで、とても解りやすく平たく書いてくれていたので、そこから芋づる式にこの...続きを読む
  • 日本霊性論

    Callされたと分かるか?

    相変わらず切れの良い内田先生の文章・言説を浴びて、気持ちも気分も良くなりながらも、ここで語られている霊性的な呼びかけに実際うまく応えることができるのか幾分不安になる事象は巷に溢れている気はしてます。
    確かに不特定多数に向けられた心無く根拠ないアノニマスなメッセージを自分宛と勘違いし、暴走気味に行動...続きを読む
  • 教えて、釈先生! 子どものための仏教入門
    すごく解りやすい。子供の疑問や視点に、優しく寄り添うように答えてくれているのも好感度が高い。
    もともと宗教に縁がないと思っている人でも、取っ掛かりとして読むのに適していると思う。かく言う私も、最近般若心経に興味が出て、硬いおとなむけの宗教入門書より、子供向けの本から読み始めてみたらどうだろう?と思っ...続きを読む
  • 天才 富永仲基―独創の町人学者―(新潮新書)
    お経はお釈迦様が言った事が書いてある、そんなの誰もが常識と思っていた時代に、
    なぜ彼は疑問に思ったのか?

    天才の発想、そこが知りたいですね
  • ポストコロナ期を生きるきみたちへ
    中高生向けとして編まれた本
    私は三十代のおっさんだが、内田さんをはじめとした学者、活動家の方々がどういうメッセージを送るのか興味深く読めた。
  • 歎異抄 救いのことば
    かつて戦場で多くの若者がむさぼるように読んだという『歎異抄』。唯円と目される著者が、師である親鸞の思想が間違って流布されているのを文字通り歎(なげ)き、本当はこうなんだと綴ったもの。いわば浄土真宗の聖典である。「善人なおもつて往生をとぐ。いはんや悪人をや」の悪人正機説で知られる第三条は、歴史の教科書...続きを読む
  • 街場の平成論
    内田が、編集した各界の有識者による平成論集。

    日本がアメリカの属国であるということをモチーフに戦後のステージを整理し、かつ平成を総括した内田の洞察には恐れ入った。そして、自分なりの平成論を書いてみたいと思った。

    一通り読み終わり、いろいろな視点があるものだと思う。
    中でも面白いのは、
    日韓平成史...続きを読む