釈徹宗のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
VUCA感がめちゃ高まっている現在
今、そしてこれからの世界をどのように生きていけばよいのか。
それを自分のために、そして若い人達のために知りたい。
そのような気持ちで本書を読みました。
執筆者は、内田樹先生セレクトというバイアスはあるので、ものすごい多種多様な意見という感じではないですが、それでも幅広い年代と専門分野にわたっています。
そしてみなさん暗くなりがちな話題にも関わらず、暖かで柔らかい前向きな文章を書かれており、こちらも穏やかな気持ちでページをめくり続けることが出来ました。
全体を通してある程度共通だと感じたメッセージは
•現在や過去(大人、制度、システム)を信じすぎないでね
•データは大事だけど私たちは人間だよ
•自分の頭で考えてね
•支え合うって、大事だよ
•いや、そんなシンプルで簡単にまとめられることばっかじゃないからね
ということです。
これに関して私は全面的に共感します。
このメッセージの先によい未来があると信じて、若い人達にそれを伝えたいし、伝え方を考えていきたいです。
と同時に若い人達には、このメッセージと全く関係ないような、私たちが予想もしない全く新しい素敵な未来を創ってくれることも、ちょっと期待しています。 -
Posted by ブクログ
現代的な文献批判の方法を駆使して、仏典の歴史的な形成を解明した富永仲基の思想を解説している本です。
著者は浄土真宗の僧侶ですが、仏教の研究者として近代以降の「大乗非仏説論」などの歴史的研究の諸成果に通じており、それに匹敵するような合理的な仏典解釈にいち早く取り組んだ「天才」として仲基を位置づけています。ただし、仲基を時代から隔絶した「天才」と位置づけることに対しては、宮川康子が著書『富永仲基と懐徳堂―思想史の前哨』(1998年、ぺりかん社)のなかで批判しており、慎重であるべきなのではないかという気がします。仲基の思想の独創性とされるものは、日本の近世における儒学や仏教のありかたの特殊性によって可能になっているという側面もかならず存在しているはずであり、本書はそうした思想史的な文脈に対してあまりにも無頓着であるようにも感じられます。
とはいえ、仲基の学問・思想について、手にとりやすい新書の形式で解説がおこなわれており、また『出定後語』のテクストから仲基のことばの紹介がなされている本書は、読者が仲基の思索にじっさいに触れることができるという意味でも、その意義は大きいのではないかと思います。 -
Posted by ブクログ
大学は勉強するところではない。大学とは、知識を商品のように学生に売るところではありません。知とはデジタルデータではなく、身体と感情を持った人間一人一人が身につけ、実践し、対話し、試行錯誤する中でしか役立たない。
あらかじめ用意された正解をたくさん覚えることが優秀だというのは、いわば知識ベースの勉強です。しかし、非常事態に対処するには、そんな勉強だけでは限界があります。そこで力を発揮するのが、物事をいろいろな角度から観察し、今までに知った事実と組み合わせて、全体の構造を考えるという知性ベースの学びです。
まだ答えがない問題への対処については、先生と生徒の立場は対等です。 -
日本人にとって聖地とは何か
- カート
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試し読み
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Posted by ブクログ
ネタバレ原文、現代語訳、著者のくだけた意訳、解説・・が入り乱れてレベルが合っていないので少々読みづらい。もう少し編集側に仕切る力がほしかった。いいこと書いてあると思ったところを断片的に抜き出したが・・
P117 苦しい時に、そのことに身も心も支配されてしまわないよう自分をクールに観察して執着から離れ、利他行為にかかわる。「自己観察」と「利他行為」はわたしたちが生きていくための手掛かりになりそうです。
P143 わたしたちは現象をありのままに認識することはできません。自分の都合という枠組みを通して物事を認識したり判断したりしています。自分の都合はやがて自分自身の苦悩を生み出します。自分の都合が強ければ強いほど、苦悩は強くなります。そして苦悩の連鎖が始まるのです。
P153 既に悟りを得た人はそれ以上悟りを求めることはしません。その人は煩悩の泥の中へとまみれることが仏道の実践になるのです。”煩悩なくば悟りもない”
P162 汚濁と清浄とは相反します。でも。汚れの正体(絶対で不変の本性)はありません。浄らかさの正体もありません。悟りも同じです。このように体得できれば、不二の法門へと入ることができます。
P177 理想は普通の社会生活を送りながら仏道を歩み続けること、でもそれがなかなか困難だから出家するのだ
P188 仏教では、五感を単なる受容器官と考えずに、放っておくと暴れるものだと考えます。だからいろんな技法を使って、心と身体を整える。そうしたら『香りがよくなる』わけです。
P191 生きるということは矛盾だらけです。この世界を精いっぱい生き切り死に切るには常に自分の枠組みを構築しては解体する営みを続けるしかないのです。
P202 仏教には「月を指す指」という比喩があります。月を指さしてもその指のほうにこだわってしまう。指の確度はどうだ、爪の色は・・
P211 鏡のような心は仏教の理想です。【中略】目の前にあれば、それをそのまま映す。そして、その対象が目の前からいなくなれば、何も映らない。残像も残らないこれが仏教の理想的な精神のありようなんです。 -
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75歳にして思うこと
私も、本年、75歳に突入して、どんな本かな?と、興味半分読み始めた。
何年かすると、私も、いつかは、老いて死んでいかねばならないのかなと少し寂しくなった
他の、五木寛之さんの本を読んで、五木寛之さんの人生観が、私たちに近いものがあり共感を持っていたが、この本は、釈さんの意見に添った感じの内容が多く、私には、理解できないことがあり、ちょっと、がっかりした。もう少し、五木寛之さんにどうしたら悔いなく死ねるのかどういう風に生きれば、悔いなく死ねるのかズバリ教えてほしいという感じがした。