釈徹宗のレビュー一覧

  • ポストコロナ期を生きるきみたちへ
    まえがきに掲載されている「寄稿のお願い」で書かれている通りに、書かれていることは、一人ひとり違った切り口の「ポストコロナ期を生きるきみたちへ」のメッセージ。

    本当に私が中高生だったら、偶然にでも見つけて手に取って欲しい。手に取れるところに存在して欲しい。

    政治学者、疫学者から宗教学者、そしてアー...続きを読む
  • ポストコロナ期を生きるきみたちへ
    ポストコロナ期という題名が気になって読んでみた。
    いろんな著者の考えを知れて興味深い。

    権威にただ従うだけではダメなこと
    自分の頭でよく考えること
    周りの空気に流されなくてもいいこと

    が、いろんな立場の著者から述べられている。

    わかっていても難しいんだけどね、というのが
    大人になってしまった自...続きを読む
  • NHK「100分de名著」ブックス 歎異抄 仏にわが身をゆだねよ
     これはまったく仏教というか浄土真宗を知らない人が読んでもエッセンスがわかるという意味で教科書的に良い本である。

     後半は、より深まった内容の追加と言うことになっているが、ちょっと初心者には難しいかも。だいぶん真宗に慣れてしまった人間としては、個人として唯円坊と親鸞聖人とどう向き合うかの方に興味が...続きを読む
  • お経で読む仏教
    筆者セレクトのお経が丁寧に解説されていて面白かった。個人的には、維摩経を解説してくれて、理解が深まって嬉しかった。
  • 聖地巡礼 ライジング  熊野紀行
    知識人のお二人が、巡礼部(聖地巡礼をするツアーのようなチーム)と共に熊野を訪れた際の紀行とナビゲートをまとめた書物です。

    熊野という地は南方系宗教観に似ていると、たびたび登場する。王子は沖縄ことばの「オウ・チ・キュ」が訛ったのではと民俗学者の五来重さんの説。観音浄土は南。一週間ほどの食糧とともに船...続きを読む
  • お経で読む仏教
    日本の仏教は不思議である。母国語の経典がないのだ(経典の翻訳書はあるが)。仏教経典はサンスクリット語とパーリ語で編纂され、日本に伝わった漢訳仏典はサンスクリット語を訳している。日本仏教は漢訳仏典を母国語に訳することなく、そのまま経典として借用した。しかも、中国語で読むことはせず、日本語読みで読経する...続きを読む
  • ポストコロナ期を生きるきみたちへ
    コロナ後の世界を想定しているため、コロナに対する寄稿が大半を占めるが、むしろbeforeコロナにあった問題が断絶せず続いていると感じた。
    内田樹さんのベーシック・インカムについての話はブルシットジョブ(くそな仕事)から人を解放する方法の1つだと感じた。
  • ポストコロナ期を生きるきみたちへ
    2020年の8月くらいに書かれた内田樹さん編のアンソロジー。
    コロナをへてポストコロナに対しての中高生・大学生
    に向けて30代・40代・50代・60代・70代の著作者が
    指針というかメッセージ集です。
    前書きの内田樹さんの『各代の著作者からの想定読者にたいするいうべき言葉は『ごめんなさい』』という部...続きを読む
  • 天才 富永仲基―独創の町人学者―(新潮新書)
    かつて司馬遼太郎さんが、山片蟠桃と並んでその合理的精神を賞賛した富永仲基。とはいえ、『出定後語』という著書は受験知識で知っていても、その中身までは知らない人がほとんどでは? かくいう私もその一人。本書は、そんな知られざる天才・富永仲基の思想がコンパクトにまとめられたお得な一冊だ。

    誤解を恐れずに仲...続きを読む
  • 別冊NHK100分de名著 わたしたちの手塚治虫
    斉藤環の文、関連する手塚作品を読んでいたこともあり、どんな分析がされているのか興味を持った。斉藤に限らず、ブルボンヌや他の筆者の文もそれぞれの境遇に関連して深い洞察。手塚作品の奥の深さを改めて認識。
  • みんな、忙しすぎませんかね?~しんどい時は仏教で考える。
    この本も哲夫さんの人柄がよく出てたなぁ〜〜。
    ええ人やなぁ。
    ええ人って何❓
    自分に素直な人。。。かな❓
    わからんけど。
  • みんな、忙しすぎませんかね?~しんどい時は仏教で考える。
    釈氏が書かれてますし、仏教を扱ってますが、 全く堅苦しくなく、生活のこんなところも仏教と結びついているんだな、としみじみ思える本。なかなか生活の中で仏教を感じることはありませんが、ほんと、タイトルのようにしんどい時仏教で考えてみるのもいいかも、と思えてきます。別の道を開かせてくれそうです。
  • みんな、忙しすぎませんかね?~しんどい時は仏教で考える。
    2020年 2冊目。
    仏教を通して新しい視点があり、笑い飯・哲夫さんのコメントにはほんと笑ってしまった。
  • みんな、忙しすぎませんかね?~しんどい時は仏教で考える。
    この本を読んで思うことは、明確な答えを示さないのが仏教なんだなと思います。
    ブッダの教えには多くのヒントがあり、また訳や解説も様々です。読むこと、教えられることで何かに気付き、フッと楽になることもあります。

    ・仏教は“運”という概念に拠らない
    ・「犀の角のようにただ独り歩め」だけど、仲間がいたら共...続きを読む
  • NHK「100分de名著」ブックス 歎異抄 仏にわが身をゆだねよ
    「歎異抄」と親鸞に興味があって読んだ本。この本を読んで、「歎異抄」と親鸞について知ることができて良かった。「悪人正機説」の説明がわかりやすくて良かった。倫理を勉強している人が読むと参考になる本だと思う。
  • 街場の平成論
    ☆☆☆2019年8月レビュー☆☆☆


    内田樹を編者として、稀代の論客が「平成」をテーマに持論を展開する。共感できるところもあれば、できないところもある。
  • みんな、忙しすぎませんかね?~しんどい時は仏教で考える。
    みんな、忙しすぎませんかね?しんどい時は仏教で考えるー「友達って必要?」「苦手な人」「努力は報われる?」「運を考える」「孤独について」「家族について」「心を強くする」
  • 街場の平成論
    それぞれの先生の平成論を読み、自分自身が個人的にあまりにも暗いので、なんだかますます暗くなった。
    そして、そんなつもりはなかったのに、私にとっての平成を振り返り、「なぜこんなことになってしまったのか」「30年前にはまさかこんなことになるとは思わなかった」と同じことを感じて暗くなった。
    救いは、鷲田清...続きを読む
  • 聖地巡礼 ライジング  熊野紀行
    来月行くので、事前学習。

    熊野三山と言えば、熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社。
    でも、過去に行った時に、なんとなく、熊野速玉大社に違和感を覚えた。
    後付けされたような感覚。
    それよりも、熊野速玉大社のそばにある神倉神社の方が、強い感じを受けた。
    本著で、神倉神社は、速玉大社よりも古く、速玉...続きを読む
  • 宗教は人を救えるのか
    宗教というものが現代社会にどのような影響を与えてるかを分析した一冊。

    浄土真宗の僧侶ながら、他の宗教にも詳しく、非常に勉強になった。