奈須きのこのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
俯瞰風景
殺人考察・前
痛覚残留
アニメ見てからの原作読もう!でしたので、二度おいしかったです。
綾辻行人氏も言っているが、何せカッコイイ!小説です。
・死が視える眼を持つヒロイン
・(私的には)イかれてる(と思う)詩人みたいな名前の友人?
・人形師で魔術師の社長?
・飛び降り連続自殺(飛/浮/墜)
・無差別殺人事件(サイコパスじみた)
・無痛症と超能力(2個のチャンネル)
書き出すと、安っぽくなりますが、面白いです。題材もオカルトじみてて、好き嫌いは別れるかもしれませんが、面白いです。
ハッとして、おぉーとなる。
人間の意識、痛み、境界って何?みたいな(曖昧すぎますが)一度は考えたことがあるはずのテーマが問題でもあります。人間って、変わった生き物だな…
これは普通じゃない?正常?それを決めるのは何?どこが境界なのか?境界なんて存在するのか?
ない、そんなもの。 -
Posted by ブクログ
あの夜から二年。眠りから目を覚ました式はあらゆるものの死を見ることが出来る直視の魔眼を手に入れていた。嫌だそんなもの見たくないのにー新たに始まり、続いていく両儀式の物語。
ある夜、式は家族を殺したという少年に出会う。式は彼と共に殺害現場に訪れる。しかしそこには死んだはずの家族が生きていた。一方依頼を受けた黒桐と橙子はある場所にたどり着く。交わる二つの出来事、すべては式を手に入れるために仕組まれた罠だった。根源の渦を目指す荒耶宗蓮を式は打ち破ることが出来るのか。
式の眼のことや根源、魔術師についての説明があり疑問が解決された巻だった。橙子さんの体や魔術師の対決、式と宗蓮のやりとりなど戦闘シーンが多く楽しかった。巴くんが悲しくて読み進めるのがなかなかつらかった。ただ利用されていた巴が宗蓮と戦うシーンはつらくもありうれしくもあった。解説に奈須きのこ作品からは孤独を感じるとあり納得した。Fateも月姫も(月姫は漫画しか読んでないが)同じ場所に立っている、言葉を交わしているのに決して同一にはなれないという拒絶の意思を感じる。誰かに受け入れて欲しい、誰かを受け止めたいという夢を見る一方で叶わないと諦める。まるで水面の月を掴むような願いだ。しかしわかり合うことが出来なくても寄り添うことは出来るはずだ。そういった希望を感じる巻だった。 -
Posted by ブクログ
四年前を思わせる通り魔による殺人が再び街を震わせる。着物姿の犯人像が浮かび上がる中、式は失踪していた。四年前、織だった時の記憶のない式は街を脅かす殺人鬼をつきとめようとしていたのだ。一方、式が犯人ではないと信じる幹也は街に出廻る薬物からとある人物に行きつき、式もまた辿りついていたが――
↑のあらすじには書きませなんだが前半の忘却録音も記憶と記録の考え方とか結構面白かった。でも私は近親相姦が地雷なので鮮花はあんまり好きではない。
やっぱり上・中・下っていうのはエンジンかかるまでが遅くてどうしてものろのろ読みになってしまうし死ぬだの殺すだのそういう物騒なの嫌いなのもあってさらにのろかったんだけど(でも高校生の頃に読んでたら確実にきのこにかぶれてたと思われる。高校の当時は西尾維新(というか戯言シリーズ)にかぶれてた)後半に行くにつれ面白くなっていくものなので思っていた以上に早く読めてよかった(それでも10日かかってるけど。)ずっと四年前の殺人事件も織がやってたんだと思ってたけどそれはミスリードされてたんだと今回でわかってちょっとほっとした。それも全部幹也が嫌がるからだったんだなー式は織を必死でおさえてたんだなーくそう幹也のこと好きなんだな式! わぁん! きゅんきゅんいたしました。お前ら二人で末長くしあわせにな!
でも個人的には幹也側からの物語と言うかもうちょっと幹也のこと描いて欲しかったなあ…と思ったりする。普通すぎるが故に特別なんだけどでも幹也って言う程普通ってほどでもないなっていうか… 未来福音もこのあと読むけど何かあるかなーとか思ったり。それと劇場版も見ていくので何か新しいことわかればいいな。劇場版は鈴村真綾夫妻共演作なのでそういう意味でも楽しみです。 -
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「根源の渦」を目指す孤高の魔術師・荒耶宗蓮。彼が作りだした太極の結界に、根源に繋がる存在である式は捕えられてしまう。この事態を打ち破ることは出来るのか…?
やっとこさ面白くなってきた感じです。遅いかな? 橙子さんの語る抑止力の考え方が非常に興味深かったです。ユングが言うところの集合的無意識なんだろうけど。あと、ややネタバレになるけど長年アラヤ識について何なんだろうと思っていたら思わぬところで知識を得ました。
面白いと思いつつも結構難解でした。というかちゃんとわかってない私。橙子さんかっこよかった……! 絶対この橙子さん人形だろうなって思ってたらホントにそうだったw いや本物か人形かわかんないけど、思った通りの展開になるとにやけてしまいますね。
巴に涙した。普通の少年の家族愛によって計画が狂ったっていうのも痛快ですし。自分のため、ということの強さをあらためて実感しました。
さて、ようやくらっきょ本腰入れれるようになったけど、宗蓮がラスボスだと思ってたらここで決着ついたので、下巻どうなることやら。楽しみです。 -
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二年間の昏睡から目覚めた両儀式と彼女の友人である黒桐幹也。彼女と彼には、どのような因縁があるのか。頻発する少女の飛び降り自殺、二年前の猟奇殺人事件、超能力による少年殺人。日常と非日常の境界が溶けた世界で、式は刃を振るう――
先日のTYPE-MOONフェスに行って他の作品にももっと触れたいし、前から読みたかったらっきょに手をつけるかーちゅうことで。読書出来る時間がなかなか取れないので全然進まない上に内容もまだまだ上巻だし、時系列は前後するわ何やらで結構わからないところが多いです。内容も殺すだの殺さないのだの血だのなんだのあまり私的に好ましくないお話。でもきのこの文章はわりあい読みやすい気がしますし何だかんだで面白いので中巻下巻ちょっと厚いけどなんとか読んでいこうかと。読み終わったら劇場版見ていきたいです。鈴村真綾夫妻が共演してるしっ んで出来れば魔法使いの夜にも繋げていきたいなーなんて思います。 -
Posted by ブクログ
上・中に引き続き購入。
ここまでくればこの「空の境界」の世界に引き込まれているのでは?
とりあえず見せ場は後半の「殺人考察(後)」。
物語の完結編となる話ですが、最後の主人公の言葉はぐっとくるものがありました。
前半の「忘却録音」は一種の謎解きのような形で、これは少々個人的に退屈な話でした。
奈須きのこワールドを展開させているわけですが、その作りこまれた設定だからこそ説明が長い。
少々説明じみた話になっているので、何度か眠りかけてしまったことも・・・。
こちらも恒例の如く映画版がありますが、やはり原作を一読。
文字ならではの表現の仕方があるものなんだな、と思わされる作品でした。
読んでる本は少ないものの、この作品から学ぶことは多かった。
空の境界、読んでみてはいかがでしょうか? -
Posted by ブクログ
能力者、魔術師と戦ってきて最後に戦うのはまさかの殺人鬼。下巻では殺人鬼との対決を描きながらヒロインが持ち続けている「殺人」と呼ばれる行為にフォーカスされる。しかしそれは、一般社会の目からすれば余りにも難しい内容であったように感じる。そして記憶喪失の謎と「両儀式」という人間の謎を明かして終わり…かと思いきや「両儀式」という新たな超常的人格によるどんでん返しで幕が降りる。総括として下巻は「空の境界」という作品を描いたものではなく、「両儀式」という人間を描いた作品であったように感じる。事実クライマックスの規模感は中巻がピークであったように感じるし。