奈須きのこのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
俯瞰風景
殺人考察・前
痛覚残留
アニメ見てからの原作読もう!でしたので、二度おいしかったです。
綾辻行人氏も言っているが、何せカッコイイ!小説です。
・死が視える眼を持つヒロイン
・(私的には)イかれてる(と思う)詩人みたいな名前の友人?
・人形師で魔術師の社長?
・飛び降り連続自殺(飛/浮/墜)
・無差別殺人事件(サイコパスじみた)
・無痛症と超能力(2個のチャンネル)
書き出すと、安っぽくなりますが、面白いです。題材もオカルトじみてて、好き嫌いは別れるかもしれませんが、面白いです。
ハッとして、おぉーとなる。
人間の意識、痛み、境界って何?みたいな(曖昧すぎますが)一度は考えたことがある -
Posted by ブクログ
あの夜から二年。眠りから目を覚ました式はあらゆるものの死を見ることが出来る直視の魔眼を手に入れていた。嫌だそんなもの見たくないのにー新たに始まり、続いていく両儀式の物語。
ある夜、式は家族を殺したという少年に出会う。式は彼と共に殺害現場に訪れる。しかしそこには死んだはずの家族が生きていた。一方依頼を受けた黒桐と橙子はある場所にたどり着く。交わる二つの出来事、すべては式を手に入れるために仕組まれた罠だった。根源の渦を目指す荒耶宗蓮を式は打ち破ることが出来るのか。
式の眼のことや根源、魔術師についての説明があり疑問が解決された巻だった。橙子さんの体や魔術師の対決、式と宗蓮のやりとりなど戦闘シーン -
Posted by ブクログ
四年前を思わせる通り魔による殺人が再び街を震わせる。着物姿の犯人像が浮かび上がる中、式は失踪していた。四年前、織だった時の記憶のない式は街を脅かす殺人鬼をつきとめようとしていたのだ。一方、式が犯人ではないと信じる幹也は街に出廻る薬物からとある人物に行きつき、式もまた辿りついていたが――
↑のあらすじには書きませなんだが前半の忘却録音も記憶と記録の考え方とか結構面白かった。でも私は近親相姦が地雷なので鮮花はあんまり好きではない。
やっぱり上・中・下っていうのはエンジンかかるまでが遅くてどうしてものろのろ読みになってしまうし死ぬだの殺すだのそういう物騒なの嫌いなのもあってさらにのろかったんだけど -
Posted by ブクログ
「根源の渦」を目指す孤高の魔術師・荒耶宗蓮。彼が作りだした太極の結界に、根源に繋がる存在である式は捕えられてしまう。この事態を打ち破ることは出来るのか…?
やっとこさ面白くなってきた感じです。遅いかな? 橙子さんの語る抑止力の考え方が非常に興味深かったです。ユングが言うところの集合的無意識なんだろうけど。あと、ややネタバレになるけど長年アラヤ識について何なんだろうと思っていたら思わぬところで知識を得ました。
面白いと思いつつも結構難解でした。というかちゃんとわかってない私。橙子さんかっこよかった……! 絶対この橙子さん人形だろうなって思ってたらホントにそうだったw いや本物か人形かわかんない -
Posted by ブクログ
二年間の昏睡から目覚めた両儀式と彼女の友人である黒桐幹也。彼女と彼には、どのような因縁があるのか。頻発する少女の飛び降り自殺、二年前の猟奇殺人事件、超能力による少年殺人。日常と非日常の境界が溶けた世界で、式は刃を振るう――
先日のTYPE-MOONフェスに行って他の作品にももっと触れたいし、前から読みたかったらっきょに手をつけるかーちゅうことで。読書出来る時間がなかなか取れないので全然進まない上に内容もまだまだ上巻だし、時系列は前後するわ何やらで結構わからないところが多いです。内容も殺すだの殺さないのだの血だのなんだのあまり私的に好ましくないお話。でもきのこの文章はわりあい読みやすい気がしま -
Posted by ブクログ
上・中に引き続き購入。
ここまでくればこの「空の境界」の世界に引き込まれているのでは?
とりあえず見せ場は後半の「殺人考察(後)」。
物語の完結編となる話ですが、最後の主人公の言葉はぐっとくるものがありました。
前半の「忘却録音」は一種の謎解きのような形で、これは少々個人的に退屈な話でした。
奈須きのこワールドを展開させているわけですが、その作りこまれた設定だからこそ説明が長い。
少々説明じみた話になっているので、何度か眠りかけてしまったことも・・・。
こちらも恒例の如く映画版がありますが、やはり原作を一読。
文字ならではの表現の仕方があるものなんだな、と思わされる作品で