2年間の昏睡から目覚めた両儀式が記憶喪失と引き換えに手に入れた、あらゆるモノの死を視ることのできる“直死の魔眼”。式のナイフに映る日常の世界は、非日常の世界と溶け合って存在している……! もはや伝説となった同人小説から出発し、“新伝綺”ムーブメントを打ち立てた歴史的傑作――。
Posted by ブクログ 2012年05月05日
以前ノベルス版でも読んだのですが、改訂とかあるらしいので読んでみました。
上巻は俯瞰風景、殺人考察(前)、痛覚残留の3編です。
プロットそのものには変更は無い模様。
文庫化したからなのか、文字は大きくなった感じです。
一度読んだものではありますが、やっぱり面白いですね。
世界観が非常にいい感じです。...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年08月12日
なんだろう。良い中二病というか、不思議な感覚がする本。2001年、確かに彼の本は書店に並んでいたような記憶がある。ただ、当時は何か青臭い気がして読めなかった。今となっては形月の影響ですごく神格化されているけど、ちゃんと読むとあのとき流行った理由も頷けるというか。なんか、オカルトっぽいものの下地があっ...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年08月12日
10年くらい前にアニメを見て、人物達の会話が難解で何を言ってるのかさっぱりわからん状態でした。どんな話だったかもろくに覚えていない。とにかく絵が綺麗でアクションもかっこよくて夜、街の描写が鮮烈でスタイリッシュだったという印象が残っていた。今回初めて小説を読んでみてアニメの演出は素晴らしくきっと最適解...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年02月06日
現代オカルトファンタジー。一度は奈須先生の文章を読んでみたかったので。殺人狂の式と、それに惚れている黒桐が中心に話が進む。霊、魔術、超能力とオカルトめいた話と、人格障害、無痛症などのリアルな話が良い配分で、フィクションだが違和感を感じづらい。最初は文章の言い回しが少しくどく感じたが、慣れてくると味に...続きを読む
※予約作品はカートに入りません