蓮川愛のレビュー一覧
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ネタバレ慈英×臣シリーズ第5弾(番外編除く)。
慈英の記憶が戻ってから10日後の設定。
…なんだけれども……『ひめやかな…』で出てきた三島が再登場するけれども、『ひめやかな…』では慈英に執着した悪役で、それでいて大学時代も慈英の絵を盗作していたり、そんな三島をまぜまた「いい人」として出す必要があったのか、設定として疑問。
まぁ、三島を出すのはいいとしても、作の中に三島視点を多用しすぎな気がした。
もちろん中には慈英視点もあれば臣視点もあったけれども、いまいち気持ちの中に入りきれていない。
三人称でかかれていることを思えばそれが正解なのかもしれないけれど、三島視点の部分は思いっきり三島の心情が書き込んであるので、読んでいて「あれ?この本の主人公って、誰だっけ??」ってくらいだった。
あと、記憶喪失中、あれだけ慈英は臣を拒絶していて、その後の関係を「ぎくしゃく」だけでまとめられていることに違和感。
今作は、変わり行く(成長)二人の関係なのだろうけれども、それまでの慈英の性格を考えれば、すくなくとも、ギクシャクになるよりはかなり臣にベッタリになるような気がするけれど…
むしろ、今作を読んでいる限りでは、慈英のそういった心の葛藤は伺えず、むしろまるで慈英の方が被害者(事件のことではなく、慈英×臣の関係で)のような感じを受けた。
三島視点をあんなに多用するくらいならば、慈英の心情をもっと見たかった。
あと、アインは「もしも慈英がつぶれたとき、それを臣に負わせるのか」という言い方で慈英に契約&ニューヨーク行きをアプローチしていたと思う。
そして、慈英がそのことを壱都に相談し、壱都の答えは「慈英はつぶれないでしょう?」だったのに、慈英がその後アインとの契約及びニューヨーク行きを決めたことに違和感。
壱都のあの答えならば「今のままでいい」って意味ではないのか?
作品としてはどうかは分からないけれど、私には、今作からは本来の主人公の二人の姿が見えてこなかった(影が薄かった)。 -
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ネタバレ前回の誘惑者の恋が結構ツボにはまったので、期待して読み始めました。
途中までは、楽しく読めたんです。二人の間に立ちはだかる壁を、
何とか超えていこうと努力する姿とか。
悶々と悩んだり葛藤したりと、心理描写にも力が入っていて面白かったんです。
けどもどうしてもダメなシーンが終盤……。
こう、家族にカミングアウトするっていうネタ、BLには結構ありますが、
両親がすんなり受け入れるパターンがダメなんですよ。
あのパターンになだれ込むと、一気に萎えてしまう。
それから先はなんだか文字を目が上滑りしてしまって、トーンダウン。
そんなわけで、★4ついきたいとこですが、3つで。
ここで母親がショックを受けてあーだこーだしてくれてたら、★5つだったかも。 -
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ネタバレこのタイトルは弓削碧のことらしい。
崎谷さんのあとがきにもありましたが碧に優雅さは感じられない。蓮川さんの絵は優雅だけど(笑)
短編が4本入っていますがそのうち2本は崎谷さんのサイトで既読でした。
ドSの碧を堪能してくださいという感じかな。
朱斗ですが関西弁がよくわからない私には読み取りにくい。
すんなり入ってこないのが残念。
4本目の「イツカノミライ」碧・朱斗+慈英・臣は美味しくいただきました。
本編より未来の話かな。
入籍したあとでしょうか?
なんだかんだと色々あるのですが、それでも落ち着いている。
慈英・臣の間に流れる雰囲気がとても良いです
カバー、挿絵は眼福です。
このシリーズ、蓮川さんの力、大きいと思います。 -
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慈英&臣シリーズのスピンオフ作品。なんか知ってる。。。って話があったのは、
慈英&臣シリーズの一部分を違う視点から書いてるからだと思われます。
(結構昔に読んだのであやふやですが。。。)
今回の受けも攻めもあんまり好きなタイプではなかったので、ちょっと残念(苦笑)
好き好き受けなら、イルクージョンのミッフィーのが好きですし、
ちょっと捻くれ天才系ならブルーサウンドシリーズの和輝くらいがお好みだったので。
そういう意味で☆-2でした。
*****
内容(「BOOK」データベースより)
中学時代からの友人・弓削碧に誘われたはなやかなパーティー。志水朱斗は、容姿も極上で芸術的才能にも恵まれている碧に、中学のころから六年近くも恋している。その片恋に疲れた朱斗は、新年のカウントダウンのときに、最後だと思いながら碧にキスを。泣き出しそうな朱斗を碧は会場の外に連れ出し、怒りながらも激しいキスをしてきて…。 -
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ネタバレ無難に纏まったお話です。
私は庶民なのでセレブの生活はよく分かりませんが、作中延々と続く
徹底的なセレブ描写にムズムズします。
p159のオーディオから流れ出したジャズの調べあたりで堪えきれなくなり、
ついに吹き出す……真面目に読めません。
私自身がフレンチより和食、チーズとワインよりビールと枝豆な人間なんで。
出自は貧しく若くして成功した攻のサクセスストーリーという感じで、
あまりBLを読んでる感覚がしないというか。
そういった”この攻は兎に角セレブなスーパー攻様だ”な描写に力が
入りすぎてて、肝心の恋愛に集中できませんでした。
前作もそうなんですが、お仕事描写には純粋に凄いなー……と思います。
調べ尽くした感のあるセレブ描写といい、勤勉な作家さんだと思う。
というか……ルビー文庫らしい作風。 -
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ネタバレ新人編集者の浅岡馨が校了明けに上司に無理やり連れてこられたのは、実家の温泉旅館だった。
そこに滞在しているという官能小説家・久慈嘉彦に執筆を依頼しようというのだ。
「婚約破棄のショックで断筆!?」という噂まである作家に当然ながらOKをもらえるはずもなく、その日のうちにトンボ帰りしようと思ったのだが、久々に帰ってきたのだから、と家族に引き止められ、馨は一泊だけしていくことになる。
その晩、温泉に入ろうと浴場に向かおうとしていた馨だがそこですれ違った久慈にすれ違い様、キスを奪われてしまう。驚いた馨は、つい久慈を突き飛ばしてしまい、久慈にケガを負わせてしまう。
代償として、久慈の小説の口述筆記をすることになった馨。
ところが、負けず嫌いな性格が災いして、なぜか小説の「資料」となることになってしまう。
「嫌いな相手に抱かれる女の気持ちになってみろ」
と、久慈の元婚約者の打ち掛けを着せられて強引に抱かれてしまうのだが、実は自分の「男嫌い」の原因が久慈にあることを知って……
という話でした。
実は馨は、幼い頃に一緒に遊んでくれた優しいお兄さんから突然、キスをされて以来の男嫌いで、男に触られるだけでも鳥肌が立ってしまう……というレベル。
そしてそのお兄さんが実は久慈で……という伏線から始まる物語です。
久慈は、馨のことが好きで、昔馨と会った旅館に滞在して、馨のことを探していたのだけれど、馨に会うことはできなくて、会えたと思ったらキスをして突き飛ばされる……という。
こう書いたらなんだか久慈がかわいそうですね。
一方の馨は、あんなに男嫌いだったのに、どういうわけだか、久慈からされることは嫌じゃなくて戸惑って……と。
まぁ、割りとよくあるパターンの話だったように思います。
でも、久慈が「官能小説家」という設定なせいもあって、なんとなく描写が官能的なので(特に打ち掛けのくだりとか)、王道過ぎる感じはなかったです。 -
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ネタバレ月城涼也は、若くして警視に昇進した有能な警察官だった。
しかし、早い出世とその整った容姿のおかげで、「高嶺の花」と署内では揶揄され、孤立していた。
そんな時、この時代にありえない「怪盗」が日本での犯行予告をしてきた。
その怪盗はヨーロッパを舞台に犯行を行っており、「blue rose」と名乗っていた。
そして、その怪盗を捕まえるべくICPOの刑事・キース北条が日本にやってきた。
北条は頭でっかちな涼也を「ボーヤ」と呼んでからかい、冷たく接する。
そして、警備上の問題から涼也とキースは一緒の部屋に宿泊することになってしまい……
という話でした。
なんというか、「若くして警視まで昇進した優秀な警視」という割には、涼也の不甲斐なさばかりが目立つ話だったように思います。
まぁ、涼也がキースにミスばっかりを指摘されるのは物語の都合上仕方がないと思うんですが、それにしても涼也はまったく「警察として」役に立つことをしていない……。
一度ならずも二度までも、「怪盗・blue rose」にさらわれちゃうし。
一回目は、媚薬盛られちゃって動けなくなっちゃうし。
二回目は、キースと二人でさっさと現場を後にしちゃうし。
これじゃあ、処分されても仕方がないと思うんだけど……(ため息)
これで何処が優秀なのか、教えてほしいなー……と思ってしまいました。
もうちょっと涼也を「優秀」とするのならば、涼也に見せ場を作ってあげた方がよかったような気がします。
別に必ずしも、涼也が優秀である必要はないんだけど、作者さんが「優秀」というからには「優秀」であってほしいなー……と個人的には思ってしまうのです。
なんか、賛辞と、実際が違うのはつらい……。
なので、プライドの高い涼也が完全に口先だけみたいになって、まるっきり子供みたいなことしかしてないので、クールビューティーイメージが台無しでちょっと面白みが減ってしまったように思いました。