あらすじ
ヨーロッパを震撼させる怪盗「blue rose」の、次の犯行の舞台は日本――。ICPOの警護協力に抜擢されたのは、若くして警視に昇進し“高嶺の花”と称される美貌の持ち主・月城涼也だった。だが、彼の前に現れたグリーンの瞳が印象的なICPOの刑事・キースに「ボーヤ」とからかわれ、さらに二人でツインルームに一泊する羽目となり――!?
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Posted by ブクログ
ICPOのキース×日本人警視・月城のカップリングです。
怪盗「ブルーローズ」に気に入られた月城は、タイトルの通り2回も攫われます(^_^;)
それを、キースが取り返すっていうお話になってます。
楽しんで読める内容でした(^^♪
Posted by ブクログ
月城涼也は、若くして警視に昇進した有能な警察官だった。
しかし、早い出世とその整った容姿のおかげで、「高嶺の花」と署内では揶揄され、孤立していた。
そんな時、この時代にありえない「怪盗」が日本での犯行予告をしてきた。
その怪盗はヨーロッパを舞台に犯行を行っており、「blue rose」と名乗っていた。
そして、その怪盗を捕まえるべくICPOの刑事・キース北条が日本にやってきた。
北条は頭でっかちな涼也を「ボーヤ」と呼んでからかい、冷たく接する。
そして、警備上の問題から涼也とキースは一緒の部屋に宿泊することになってしまい……
という話でした。
なんというか、「若くして警視まで昇進した優秀な警視」という割には、涼也の不甲斐なさばかりが目立つ話だったように思います。
まぁ、涼也がキースにミスばっかりを指摘されるのは物語の都合上仕方がないと思うんですが、それにしても涼也はまったく「警察として」役に立つことをしていない……。
一度ならずも二度までも、「怪盗・blue rose」にさらわれちゃうし。
一回目は、媚薬盛られちゃって動けなくなっちゃうし。
二回目は、キースと二人でさっさと現場を後にしちゃうし。
これじゃあ、処分されても仕方がないと思うんだけど……(ため息)
これで何処が優秀なのか、教えてほしいなー……と思ってしまいました。
もうちょっと涼也を「優秀」とするのならば、涼也に見せ場を作ってあげた方がよかったような気がします。
別に必ずしも、涼也が優秀である必要はないんだけど、作者さんが「優秀」というからには「優秀」であってほしいなー……と個人的には思ってしまうのです。
なんか、賛辞と、実際が違うのはつらい……。
なので、プライドの高い涼也が完全に口先だけみたいになって、まるっきり子供みたいなことしかしてないので、クールビューティーイメージが台無しでちょっと面白みが減ってしまったように思いました。