吉祥寺で親から継いだ不動産屋を経営している双子の女性が、物件を探している人のために新しい家を探してあげるお話。
主人公は重田不動産を切り盛りする双子の都子と富子。
ふくよかな体型をした二人はタメ口で一見やる気がなさそうに見える。
そんな彼女たちのもとに新しい物件をさがしている人たちが訪ねてくる
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その人たちは元々吉祥寺に住んでいたり吉祥寺にあこがれを持っていてここに物件を探しに来る。
しかし都子も富子も吉祥寺の街がどんどん他と代り映えのない街に変わっていくことを嘆いていた。
その実情を知らない依頼者のために、おせっかいで違う街を紹介する。
ある女性は7年一緒に住んだ彼氏が他に相手ができたことをきっかけに物件を探し始めたがずっと吉祥寺に住んでいたこと、特にほかの住みたい街があるわけではないことを理由に同じ街の違う物件を探そうとしていたが双子のチョイスによって雑司ヶ谷に住むことを決める。
また別の女性は人間関係のゴタゴタで会社を辞めたため、そして前の物件は会社に近いからという理由で選んだため次は職場から離れていても好きな街に住みたいと言っていたため、双子は吉祥寺の代わりに五反田を勧めた。
なんとなく吉祥寺に憧れてる、なんとなく吉祥寺に住み続けてる。
そんな人たちのために都子と富子は新しい街の物件を提案する。
テンションが低く、ちょっと失礼にも取れてしまう言動だが相手の新たな生活を応援するのはとても伝わって来ていい作品だなぁと思った。