ダメな夫に愛想を尽かした妻が離婚に向けて動くというありふれたテーマ。
でも、個人的には良い終わり方だと感じました。
離婚を切り出された夫が劇的に変わるわけでもなく、主人公がひとり親になって生きていくわけでもない。それがとてもリアルで良かったです。
安定した収入と福利厚生がある仕事に就いていないと、女性一人で家計を成り立たせていくのは難しいのが現実。
夫には愛情を感じられなくても、理想の家族じゃなくても、「自分と子ども達の心を守れればいい」と思えた主人公は強いと感じました。
正解がない人生。時として妥協も必要ですね。