豊崎由美のレビュー一覧

  • どうかしてました

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    トヨザキ社長の波乱万丈エッセイ。
    書評家として関連する作品と紐づけており、積読量産本。

    縦横無尽な筆致が並ぶなか、オグリキャップへの追悼文はそのギャップに驚き涙を誘う。情緒的で幻想的な、静謐な文章に心打たれる、ニクイネ。

    ”彼の走りに耳をすませて聞こえてくる音楽を、広漠と広がる時間軸の中で彼と同じ時を共有できる幸運を、彼の名をまじかに叫ぶことのできる幸運を、信じるということ。"
    かけがえのない対象をいつか失うことを予感しながら、今この時同じ時間に出会えた奇跡を祝おうという普遍的なメッセージに昇華される名文でしょう。

    今なお精力的に活動されているバイタリティに敬服。過去の書評集も

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    2026年01月17日
  • どうかしてました

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    豊崎さんは、新聞の書評で国書刊行会の冊子を教えてくれた恩人。本当にもらって良かった。
    そんな豊崎さんが自身の生い立ちを語った新刊が、シェーのポーズをとる写真とともに紹介されていたので。
    おもしろかった!
    若気の至りの数々や、子ども時代のやらかし話もおもしろいが(我が身にも覚えあり)、書評家として忌憚の無い意見が真骨頂。
    藤崎さんの著作を直木賞の候補作にごり押しした文藝春秋社への意見、幻冬舎と見城社長への怒り。
    書評家が文学賞の下読みをしてるのも初めて知った。
    川本三郎さん、町田さん一家への思いも良かった。
    豊崎さんの書評への信頼度が一段と上がった。

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    2025年10月01日
  • どうかしてました

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    豊崎さん大好き過ぎて、少しずつ少しずつ舐めるように読んだ。
    たくさんの小説のストックができてしまった。
    どうしてくれるんですか!

    豊崎さんの生い立ちや嗜好が書かれたコラムがこれがまた。知りたかったか、と言われるとそうでもないのだが(笑)、でも抱腹絶倒であるので得した気分。そうですか、多動でしたか!
    風呂に入らない話、なんと「男らしい」こと!
    朝井リョウの下痢話に近い自己開示ぶり。
    皮をかぶった己を笑い飛ばして、本質になるたけ近づこうとする姿勢、好きですー。
    毒舌を吐くには、それだけの覚悟がなくてはね。

    結局、豊崎由美の書評が好きなのは、豊崎由美という人の魅力に負うところが大きいわけで、豊崎

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    2025年03月09日
  • 村上春樹「騎士団長殺し」メッタ斬り!

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    騎士団長とつくるのメッタ斬りは、さすがの斬れ味で爽快感満点。1Q84の感想もなるほど、って感じ。自分的には相当楽しめた作品だったけど、本作で指摘されている瑕疵は、確かに気にはなったし。でも読みが甘いのか、今だにやはり、春樹作品は長編の方が概して好きなのです。

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    2018年12月27日
  • 村上春樹「騎士団長殺し」メッタ斬り!

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    SF小説の指針となる本をいつも導いてくれる大森望先生と豊崎由美さんが村上春樹をメッタ斬り。
    言いたい放題。しかし愛あればこそ。「愛の鞭」、「好きだからスカート捲り」の世界である。
    私は「1Q84」からの読者なので、この本は弩ストライクである。気になるところを全部おさらいしてくれました。やっぱり皆んなそう思うよね⁉︎
    私だけじゃなかったんだ!と思わせる指摘ばかりです。重箱の隅をつつきたくなるのが村上春樹の著作であるし、本読み同士なら酒の肴になる程面白いのも村上春樹です。142頁に豊崎先生のハルキ作品ベスト3ワースト3が載ってるんです。いづれも読んでいないので、全て読んでしまおう、と思う今日この頃

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    2017年09月30日
  • ニッポンの書評

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    実は再読なんですが、読んだのがまだこのブログを始める前で、恐らく5年以上は経っているかも。だからという訳ではないけど、内容はあらかた忘れていました(寧ろ記憶力の問題)。前回のときは、書物の中で新書の占める位置もろくに知らなかったし、活字を読む機会も今より圧倒的に少なかったし、まして書評を積極的に読む習慣もなかったから、今回とは随分違った感想を持ったと思うし、書かれている内容もあまり理解出来ていなかった気がする(今回でも完全に把握し切れた訳ではないだろうし)。読んでいて心苦しかったのは、自分がこのブログの中で結構好き放題書いてしまっていることだけど、書評っていうつもりは更々なくて、あくまで個人的

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    2016年09月21日
  • ニッポンの書評

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    ネタバレ

    書評とはーよく見るけど、自分の中に定義が無かった。
    書評と感想文の違い、書評と批評との違い、かなりスッキリ教えてもらえる。
    また、トヨザキさんの本に対する愛情もヒシヒシ伝わってくる。
    読んでて楽しい。

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    2015年10月14日
  • ニッポンの書評

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    快調、トヨザキ社長節。ブログで読書感想文を書く身として襟元を正したくなる本でした。匿名じゃなくライターとして筆一本で食っている人の覚悟や矜持に小生感服致しまして候。これに噛み付く人が匿名で何か言ってたって説得力数割引きだと思うのだが。豊崎さんの著作はお金払って買いますよ、これからも。「炎上」に負けずに頑張れ!

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    2012年01月29日
  • どうかしてました

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    書評家の爆笑エッセイ。

    著者が結構個性のある方で。

    面白いです。

    ただ、その中に、文学に対する想いや、レジスタンスとしての心意気(?)が垣間見えます。

    読んでて楽しかった!

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    2025年07月22日
  • どうかしてました

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    書評家豊崎由美のエッセイ集。破天荒な生活や思い出、社会に対する憤懣などなどを縦横無尽に語りながら、本の紹介へとも繋げるのはさすがの一言。
    共感できない部分も多いのに、面白く読まされる痛快さ。
    巻末に掲載書籍一覧もあり、読みたい本が増えます。

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    2025年05月10日
  • どうかしてました

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    読みながら、そうだったよなぁ。最初に知ったのは、Numberのトヨザキ社長だった。それから、メッタ斬りが来て、書評家だったことを知ったわけだ。そういう歩みを懐かしさとともに味わう。
     それにしても川本三郎さんとの繋がりは初めて知った。

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    2025年03月24日
  • どうかしてました

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    メッタ斬り!の印象が強い著者です。

    イメージ通り、いやそれ以上に楽しめた。
    子どものころのエッセイが秀悦。
    うんうん、こんな子いたわーってなんだか懐かしい。
    やはりただ物ではない大物感。

    読んでみたい本も数冊チョイスできました。
    早速、読んでみたいと思います。

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    2024年12月30日
  • 村上春樹「騎士団長殺し」メッタ斬り!

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    スッキリしたー!
    私はまさしく雰囲気だけで読んでる読者だけど、最近のはモヤアッとしてたのを明快にしてくれた感じ。良い解説本だと思う。
    ちなみに私のベストはダンスとハードボイルドワンダーランド、ねじまき鳥だな。

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    2018年09月19日
  • 村上春樹「騎士団長殺し」メッタ斬り!

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    マメでない村上読者にはわかりやすい解説になっていて、助かる。「色彩のない」「1Q84」の議論もあり、作品相互の関係も色々と明らかにしてくれる。
    熱狂的村上信者には、薦められない。

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    2018年07月02日
  • 村上春樹「騎士団長殺し」メッタ斬り!

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    小説なんて、自分が読んで感じるままでよいのだろうが、他人の見解も気にならないわけではない。こういう本を買うのは、いかにも興味本位っぽくて、自分に自信がなさそうで、ちょっと恥ずかしかったが、好奇心が勝った。
    村上春樹を読み込んでいる人は、なるほど、こういう風に読むのかといった参考になる部分もあったし、自分の思ったことは他人も同じように思っているのかと納得できるところもあった。まあ、読んでよかった。
    本書は、騎士団長殺しだけでなく、過去に行われた批評として、「田崎つくる」や「1Q84」も取り上げられている。本書の後半を読むために、未読だった「1Q84 BOOK3」を読むという本末転倒的なこともやっ

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    2017年05月13日
  • ニッポンの書評

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    『優れた書評とはどういうものか?』
    『書評として存在するために、何を備えておくべきか?』を説く。

    以下は本書から抜き取った著者が考える書評の定義。列挙し、通読すると、一種の箴言としても成立している。

    ◎面白い書評はあっても、正しい書評なんてない。

    ◎いくら自分の“読み”の深さを誇示したくても、それが作品のネタばらしにあたる箇所と関係があるのなら、断念せざるを得ない。

    ◎書評にとって、まず優先されるべきは読者にとっての読書の快感であり、その効果を狙って書いたであろう作者の意図なのです。

    ◎与えられている字数が少ない、締切まで間がない、ネタばらしが許されない、書評はずいぶんと窮屈な文芸ジ

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    2016年09月27日
  • ニッポンの書評

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    巻末の対談が分かりやすくて良かった。どうやって書評を書いているか、かなり赤裸々に書いてあって参考になります。
    分かりやすい紹介をしたいと考えている人は、読むと参考になる部分が多いです。
    それと読みやすい。

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    2015年08月02日
  • ニッポンの書評

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    書評などというものを、ここに書いてるとは思ってないけど、ネット上で誰でも読むことができるのだから、良識は持っていたいと思っていました。
    豊崎さんはれっきとした「書評家」さん。本書の中にいくつかあるけど、文章の構築で読ませてしまう、これも一つの作品なのですね。
    今や誰でもレビュアーな時代。
    匿名という安全地帯から、(トヨサキさんは、もちろん実名で「返り血」も浴びる覚悟で書かれています)単なる悪意をレビューするのはやめて、せめて愛情を持って進められる作品だけをUPしては?と提案されています。
    読んでいて思わず手を打ちました。
    ネット書店のレビュー、ひどいなぁ、と思うものが多かったから。自分が好きな

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    2015年01月25日
  • ニッポンの書評

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    「淀長(淀川長治)さんみたいになりたい」。

    著者は、巻末に掲載された大澤聡との対談の中で、書評のひとつの理想の姿としてそう語る。

    著者にとって、書評は愛と尊敬なのだ。

    だからこそ、著者は書評の意味について考え、そして時に辛口にもなる。読者はそれを受け入れる。プロとしての書評家の規範にも納得できる。

    その愛は、読者に8割向けられ、作家に2割が向けられている。

    気をつけた方がよい。あなたはきっと本書で例としてあげられた本がすべて読みたくなってしまうはずだ。書評とはそういった力を持つものなのだ。

    書評とはどのような行為であるべきかを語った書評論および書評批評。

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    2014年06月15日
  • ニッポンの書評

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    面白かった。

    ニッポンの書評と言うことで、書評界を紹介してると思いきや、実は長文の書評です。あ、ネタバレかな。いやいや、認識の問題なので私はそう思うということにしておきます。

    各章が短く、小気味よく読めるのがうれしい。それと、難しく書かないようにした構成のため、最後まで楽しく読めて、内容もあり良い本です。

    それにしても綺麗な文です。削ってテンポが悪くしないコツをご存知のようで、職人技だと感じました。

    豊崎さんのを読むのはこれが初めてですが、愛情ゆたかな人だというのがよくわかります。書評だからでしょうか、読むと心がぽかぽかします。愛にあふれているので、悪口的なこともさらりと書けるため、ス

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    2013年02月24日