大木勇人のレビュー一覧

  • 図解・天気予報入門 ゲリラ豪雨や巨大台風をどう予測するのか
    同著者『図解・気象学入門―原理からわかる雲・雨・気温・風・天気図』の姉妹本に相当し,こちらは天気予報への応用に軸を置いている。面白いのは後半の数値予報で,いわゆる数値計算についての平易な解説が含まれる。
  • 図解・気象学入門 原理からわかる雲・雨・気温・風・天気図
    2021年のノーベル物理学賞を受賞した真鍋淑郎は,二酸化炭素の温暖化影響を予測したことで知られる。

    気象学と一言にいっても,本書の副題に「雲・雨・気温・風・天気図」とあるように扱う範囲は広い。そのガイドとして本書は優れていると思う。必要な前提知識はそれなりにあるが,特に熱力学の知識が活きてくる。
  • 図解・天気予報入門 ゲリラ豪雨や巨大台風をどう予測するのか
    現実の地球の一期一会の現象を相手にする気象学、そして猛烈な勢いで新しい技術に合わせて変化している領域であるから、見通しよく整理された体系をシロウト相手に説明するのはとても難しいはず。それなのに、こんなに切れ味よく綺麗に、しかもコンパクトに満遍なくまとまっているとは。「一般気象学」とこの本さえ読めば、...続きを読む
  • 図解 プレートテクトニクス入門 なぜ動くのか? 原理から学ぶ地球のからくり
    少し前に異常震域を体感した身として,プレートについて知っておいた方が良いと思い呼んだ本。キーワードだけを並べると相当難しいが,図の活用や文章の工夫により地学に興味を持った中高生でも読めるようになっている。
  • 図解・天気予報入門 ゲリラ豪雨や巨大台風をどう予測するのか
    近年よく発生する大規模な豪雨や台風のような身近な災害の話から始まり、気象観測や天気予報の歴史(それこそ文字通り先人たちの血の滲むような努力があった…)、従来の観測値や天気図ベースの予報、数値予報の基礎、天気予報の新しい手法という流れで、一冊を読み通すことで日本の天気予報のこれまでとこれからを一望でき...続きを読む
  • 図解・気象学入門 原理からわかる雲・雨・気温・風・天気図
    ◯学生の頃の理科で学んで以来、懐かしさと共に読んでいたが、やはりほとんど覚えていなかった。思い出しながら読んでいた。
    ◯内容としては、図解も多く、解説も丁寧で分かりやすい。しかしら知識の定着には何度か読み直さねばならない。
    ◯しかし、天気予報で流れる天気図を見ると、なんとなく風の流れ、天気の移り変わ...続きを読む
  • 図解・気象学入門 原理からわかる雲・雨・気温・風・天気図
    題名通り、気象学入門にふさわしい本だった。
    ただ、読むのに時間がかかってしまったことと、まだ理解が不十分な点、知識として蓄えられなかった事項などが多々あるのでもう一度読み直したい。
  • 図解 プレートテクトニクス入門 なぜ動くのか? 原理から学ぶ地球のからくり
    「日本の深海」を読んで、海底地形やプレートテクトニクスのさわりを知り、興味が湧いていたところに偶然書店で出会ったのが本書。
    地殻やマントルを構成する岩石の種類や成分というミクロレベルから、プレートの生成・移動・消滅というマクロレベルまで、理論面も含めて平易に解説されていて、とても分かりやすい。情報量...続きを読む
  • 図解・気象学入門 原理からわかる雲・雨・気温・風・天気図
    読みものとして面白くなるよう、とても注意深く書かれていると感じました。
    好奇心で手にとった人にとっても、苦痛なく読み進めていけることでしょう。気象学にまじめに取り組みたい学生でなくてもお勧めです。

    扱っている内容・説明の詳細さについては、高校レベルであると感じられました。
    物理Ⅰと化学Ⅰを履修して...続きを読む
  • 図解・気象学入門 原理からわかる雲・雨・気温・風・天気図
    気象予報の話ではなく、気象現象そのものの原理、考え方を丁寧に説明している。 雲の中で何が起きているのか、風が等圧線に平行に吹くのはなぜか。 索引も充実、素晴らしい。
  • 図解・気象学入門 原理からわかる雲・雨・気温・風・天気図
    気象予報士受験を志す人には必携です。小倉先生の「一般気象学」もいい本ですが、それよりも安くて読みやすい。
  • 図解・気象学入門 改訂版 原理からわかる雲・雨・気温・風・天気図
    雨粒は、重力と空気の抵抗で速度が一定になって落ちているが粒が小さいほど遅い。
    大気は、50キロでは0.1%、国際宇宙ステーションの400キロでは地上の4000億分の1、500キロが大気の限界。
    気圧は、上空にある空気の重さ。
    分子が少ない=密度が小さいと気圧は小さい、ともいえる。
    温度が低いと分子の...続きを読む
  • 図解・気象学入門 原理からわかる雲・雨・気温・風・天気図
    雲ができる仕組み、雨が降る仕組みなど、初歩の初歩部分が分かりやすく説明されている。ただど素人の私は4章風のしくみあたりからついていくのがしんどくなってしまった。平易な文章ながら中身は結構本格的なので、しっかり腰を据えて読んでいく必要がある。
  • 図解 プレートテクトニクス入門 なぜ動くのか? 原理から学ぶ地球のからくり
    「ありえない138億年史」を読んで、プレートテクトニクスについて知りたくなり選んだ一冊。プレートテクトニクスを理解するために必要な地球科学・地質学等のベーシックな知識を得る入門書としては、タイトル通り図解や写真も多く、とても分かりやすくい。地震の多い日本に暮らす者にとって知っていて損のない内容だと思...続きを読む
  • 図解・天気予報入門 ゲリラ豪雨や巨大台風をどう予測するのか
    図解、入門って文字があるけど、そこに期待するとちょっとハードルが高いかも。「天気予報の仕組みと使い方」の授業の参考のために読んでいた本だけど、気象の本はそれまでも読んでいたので割とすんなり理解できた印象です。初期値敏感性によるカオスに関しても授業は大変わかりやすい説明だったなあって改めて感心。
    とは...続きを読む
  • 図解・天気予報入門 ゲリラ豪雨や巨大台風をどう予測するのか
    現在の天気予報で肝になっている数値予報のことを、最小限の数式を使いながら素人にも解るように説明しているところが他の一般向けの天気本との違いを感じる。
  • 図解・気象学入門 原理からわかる雲・雨・気温・風・天気図
    中学校の理科を身につけていれば理解できるように気を配って記述してある。との前提だが、どうやら自分は中学レベルの理科が身についてないようでした。

    気象学は目に見えない力を理解する必要があるので、初めは写真やイラストが多い物をセレクトする方が理解度は上がると思う。この本はページが進むごとに難易度が上が...続きを読む
  • 図解・気象学入門 原理からわかる雲・雨・気温・風・天気図
    古川武彦(1940年~)氏は、気象庁研修所高等部(現気象大学校)及び東京理科大理学部卒。気象庁の航空気象管理課長、予報部予報課長、札幌管区気象台長、(財)日本気象協会技師長を歴任。現在は、気象一般に関する講演・執筆・コンサルタント等を行う「気象コンパス」を主宰。気象学についての著書多数。
    大木勇人(...続きを読む
  • 図解・気象学入門 原理からわかる雲・雨・気温・風・天気図
    空や雲を見上げ、風に思いを寄せたくなった一冊。でも、気象予報士の試験を受けてみようなどという甘い考えは、その風にきれいに吹き飛ばされた。
  • 図解 プレートテクトニクス入門 なぜ動くのか? 原理から学ぶ地球のからくり
    ブラタモリを見ていて思うのが、説明の範囲の収まりの良さだ。

    京都のチャート地層に放散虫が含まれていることから昔は海だったことを説明するが、これにより地層を年代ごとに識別できるようになり、日本の学会にプレートテクトニクス論が広まったことまでは踏み込まず。

    志摩のリアス海岸がプレートの沈み込みによる...続きを読む