大木勇人のレビュー一覧

  • 図解・気象学入門 改訂版 原理からわかる雲・雨・気温・風・天気図

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    雲、雨、風のしくみに続いて、低気圧、高気圧、台風が説明されていく。説明は、丁寧でわかりやすい。ちょっと難解なコリオリの力も、分かった気になれた。気象情報でよく聞く、『大気が不安定』というのがどんなことかわかった。最近はあまり聞かない気もするが、高層天気図の重要さも理解したつもり。積乱雲や線状降水帯、台風の知識をアップデートできた。

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    2025年09月16日
  • 図解・気象学入門 原理からわかる雲・雨・気温・風・天気図

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    「原理が分かると知らなかった気象の姿が見えてくる」という言葉通りの内容で、ごく初歩的なことから丁寧に説明されている。どうして雲から雨が降るのか、大気が不安定なのはどんなときか、高気圧や低気圧はどうしてできるのか。暮らしているとあまり考えなくなってしまう空の現象を、もう一度きちんと理解し直すきっかけになった。

    気圧が地表と上空で違うことも知らなかった。「気柱のセオリー」の説明がとても分かりやすくて良い。どうして高度によって気圧が変わるのかが、はっきりと理解できた。高気圧が重なって猛暑になる、という現象も、今まではその「重なる」という感覚がうまくイメージできず、不思議な印象があった。でも、高度ご

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    2025年04月07日
  • 図解・気象学入門 原理からわかる雲・雨・気温・風・天気図

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    「すごすぎる天気の図鑑」「もっとすごすぎる天気の図鑑」を見る?読む?の後、深堀したくなって出会った一冊。
    高校までの科学を学んでいれば若干、読み直したい難しい箇所もあったが、ほぼ一読で気象現象が独学、理解できる良書。索引付きもありがたい。
    改訂の際にはカラー化してもらえたら一層、理解度が増すのでは。
    続書「図解・天気予報入門」も読んでみたい。

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    2024年05月23日
  • 図解・天気予報入門 ゲリラ豪雨や巨大台風をどう予測するのか

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    同著者『図解・気象学入門―原理からわかる雲・雨・気温・風・天気図』の姉妹本に相当し,こちらは天気予報への応用に軸を置いている。面白いのは後半の数値予報で,いわゆる数値計算についての平易な解説が含まれる。

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    2021年12月19日
  • 図解・気象学入門 原理からわかる雲・雨・気温・風・天気図

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    2021年のノーベル物理学賞を受賞した真鍋淑郎は,二酸化炭素の温暖化影響を予測したことで知られる。

    気象学と一言にいっても,本書の副題に「雲・雨・気温・風・天気図」とあるように扱う範囲は広い。そのガイドとして本書は優れていると思う。必要な前提知識はそれなりにあるが,特に熱力学の知識が活きてくる。

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    2021年12月17日
  • 図解・天気予報入門 ゲリラ豪雨や巨大台風をどう予測するのか

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    現実の地球の一期一会の現象を相手にする気象学、そして猛烈な勢いで新しい技術に合わせて変化している領域であるから、見通しよく整理された体系をシロウト相手に説明するのはとても難しいはず。それなのに、こんなに切れ味よく綺麗に、しかもコンパクトに満遍なくまとまっているとは。「一般気象学」とこの本さえ読めば、気象について一般人が知るべきことは、ほぼすべてアタマに入りそう。

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    2021年12月07日
  • 図解 プレートテクトニクス入門 なぜ動くのか? 原理から学ぶ地球のからくり

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    少し前に異常震域を体感した身として,プレートについて知っておいた方が良いと思い呼んだ本。キーワードだけを並べると相当難しいが,図の活用や文章の工夫により地学に興味を持った中高生でも読めるようになっている。

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    2021年11月11日
  • 図解・天気予報入門 ゲリラ豪雨や巨大台風をどう予測するのか

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    近年よく発生する大規模な豪雨や台風のような身近な災害の話から始まり、気象観測や天気予報の歴史(それこそ文字通り先人たちの血の滲むような努力があった…)、従来の観測値や天気図ベースの予報、数値予報の基礎、天気予報の新しい手法という流れで、一冊を読み通すことで日本の天気予報のこれまでとこれからを一望できる。

    また、数値予報の基礎の部分では、流体力学の数式をかなり噛み砕いて説明してくれるので、気象学を少し詳しく学びたいときに従来の教科書で引っかかりがちな部分をもう少し詳しく知りたいときにも役立ちそう。

    天気図の読み方など従来の手法の予報については一般の文献も多いが、数値予報については用語や概念が

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    2021年10月12日
  • 図解・気象学入門 原理からわかる雲・雨・気温・風・天気図

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    ◯学生の頃の理科で学んで以来、懐かしさと共に読んでいたが、やはりほとんど覚えていなかった。思い出しながら読んでいた。
    ◯内容としては、図解も多く、解説も丁寧で分かりやすい。しかしら知識の定着には何度か読み直さねばならない。
    ◯しかし、天気予報で流れる天気図を見ると、なんとなく風の流れ、天気の移り変わりが自分なりに読めるようになって、より興味が湧いてくる。面白い。

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    2020年02月15日
  • 図解・気象学入門 原理からわかる雲・雨・気温・風・天気図

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    題名通り、気象学入門にふさわしい本だった。
    ただ、読むのに時間がかかってしまったことと、まだ理解が不十分な点、知識として蓄えられなかった事項などが多々あるのでもう一度読み直したい。

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    2019年07月16日
  • 図解 プレートテクトニクス入門 なぜ動くのか? 原理から学ぶ地球のからくり

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    「日本の深海」を読んで、海底地形やプレートテクトニクスのさわりを知り、興味が湧いていたところに偶然書店で出会ったのが本書。
    地殻やマントルを構成する岩石の種類や成分というミクロレベルから、プレートの生成・移動・消滅というマクロレベルまで、理論面も含めて平易に解説されていて、とても分かりやすい。情報量も満載で、一読だけではすべては覚えきれないが、時間があれば再読したいと思うくらい面白かった。座右の書に加えたい一冊。

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    2013年10月10日
  • 図解・気象学入門 原理からわかる雲・雨・気温・風・天気図

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    読みものとして面白くなるよう、とても注意深く書かれていると感じました。
    好奇心で手にとった人にとっても、苦痛なく読み進めていけることでしょう。気象学にまじめに取り組みたい学生でなくてもお勧めです。

    扱っている内容・説明の詳細さについては、高校レベルであると感じられました。
    物理Ⅰと化学Ⅰを履修していると理解の助けになるでしょう。

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    2012年03月02日
  • 図解・気象学入門 原理からわかる雲・雨・気温・風・天気図

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    気象予報の話ではなく、気象現象そのものの原理、考え方を丁寧に説明している。 雲の中で何が起きているのか、風が等圧線に平行に吹くのはなぜか。 索引も充実、素晴らしい。

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    2011年10月19日
  • 図解・気象学入門 原理からわかる雲・雨・気温・風・天気図

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    気象予報士受験を志す人には必携です。小倉先生の「一般気象学」もいい本ですが、それよりも安くて読みやすい。

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    2018年10月14日
  • 図解・気象学入門 原理からわかる雲・雨・気温・風・天気図

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    気象学は科学の集大成で大変勉強になった。分子レベルで性質を理解し、全地球レベルでコンピューター解析する。アメダス=雨ダスと勘違いしていた身としては天気予報が外れても文句を言いにくくなってしまった。高温=高気圧、低温=低気圧のイメージだったが地上で考えると逆になる。基本かつ重要な気柱のセオリーが、色んなパターンに当てはめる上で頭がこんがらがってしまった。温度を持っているものは程度の差はあれ、みんな放射してるなど、身近で起きている様々なことを改めて実感させられた。

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    2025年09月19日
  • 図解・気象学入門 改訂版 原理からわかる雲・雨・気温・風・天気図

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    気象学を豊富な図とともに分かりやすく解説した本。図が分かりやすいだけでなく、文章も読みやすい。簡単なところは具体的な数値を用いて概算を行う一方、難解なところは数式は使わず現象の記述に留めているため、一般の読者にとって納得感のある説明となっている。全体の構成は「気象学のバイブル」とも言われる『一般気象学』(小倉義光)と似ていて、大気の鉛直構造、雲、エネルギー収支、風、温帯低気圧、台風などを扱っている。気象予報士の勉強をこれから始めるという人にも取っつきやすく、まさしく「入門」にふさわしい本だと言える。

    この本で新たに知ったこと
    - 典型的な雨粒(半径1mm)の終端速度は6.5m/s。より小さい

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    2024年11月12日
  • 図解・気象学入門 改訂版 原理からわかる雲・雨・気温・風・天気図

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    ネタバレ

    雨粒は、重力と空気の抵抗で速度が一定になって落ちているが粒が小さいほど遅い。
    大気は、50キロでは0.1%、国際宇宙ステーションの400キロでは地上の4000億分の1、500キロが大気の限界。
    気圧は、上空にある空気の重さ。
    分子が少ない=密度が小さいと気圧は小さい、ともいえる。
    温度が低いと分子の運動が少なく、気圧は低い。気体の状態方程式に表れている。

    アボガドロの法則=一定の温度、気圧、体積中の分子の数は一定=水蒸気を含むと空気の分子は少なくなる=空気の分子量(窒素78%と酸素21%)よりも水の分子量が小さいので、湿った空気のほうが軽い。=水蒸気を含んだ空気は上に行く。

    沸騰は泡内部の

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    2023年10月24日
  • 図解・気象学入門 原理からわかる雲・雨・気温・風・天気図

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    雲ができる仕組み、雨が降る仕組みなど、初歩の初歩部分が分かりやすく説明されている。ただど素人の私は4章風のしくみあたりからついていくのがしんどくなってしまった。平易な文章ながら中身は結構本格的なので、しっかり腰を据えて読んでいく必要がある。

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    2023年08月06日
  • 図解 プレートテクトニクス入門 なぜ動くのか? 原理から学ぶ地球のからくり

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    「ありえない138億年史」を読んで、プレートテクトニクスについて知りたくなり選んだ一冊。プレートテクトニクスを理解するために必要な地球科学・地質学等のベーシックな知識を得る入門書としては、タイトル通り図解や写真も多く、とても分かりやすくい。地震の多い日本に暮らす者にとって知っていて損のない内容だと思う。

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    2023年02月19日
  • 図解・天気予報入門 ゲリラ豪雨や巨大台風をどう予測するのか

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    図解、入門って文字があるけど、そこに期待するとちょっとハードルが高いかも。「天気予報の仕組みと使い方」の授業の参考のために読んでいた本だけど、気象の本はそれまでも読んでいたので割とすんなり理解できた印象です。初期値敏感性によるカオスに関しても授業は大変わかりやすい説明だったなあって改めて感心。
    とはいえ、この本はとてもいい本です。姉妹本「図解・気象学入門」もあるそうだけど、タイトルから気象予報士の学科一般と学科専門の試験に対応した内容になっているのだと思います。気象予報士試験対策なら他の専門本が手っ取り早い気もするけど、一般向けの知識としての天気予報としては入門どころか十分って感じでした。

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    2022年11月08日