安藤寿康のレビュー一覧
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ネタバレ<目次>
序章 教育は何のためにあるのか?
第1部 教育の進化学
第1章 動物と「学習」
第2章 人間は教育する動物である
第2部 教育の遺伝学
第3章 個人差と遺伝の関係
第4章 能力と学習
第3部 教育の脳科学
第5章 知識をつかさどる脳
おわりに
<内容>
最初から、人間の能力は遺伝する、という身も蓋もない話から入る。しかしだから良しとするのではなく、遺伝の影響は50%だが、親の影響10% 教育20% 環境20%なので、教育が各自の学習能力を変えることは十分に可能で、ここが大事だというわけだ。また遺伝も環境との相互作用によるので、各自の能力に遺伝の要素を -
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一卵性双生児と、二卵性双生児のそれぞれ2人の特徴をくらべることによって、人の特徴がどこまで遺伝的か(もしくは環境的か)を統計的手法により見出すのが本書のテーマ。例えば、二卵性双生児の身長の類似性にくらべ、一卵性双生児の身長の類似性は非常に高いことが知られている。遺伝子を共有する二人の類似性が高いということは、この特徴は遺伝的であるということである。 本書では、こういうことから発展し、心をさまざまに特徴づけ(外交的、IQなど)それらがどの程度遺伝的かに迫る。私は「遺伝子による運命決定論者」であるが、この本によるとそのような考え方は間違いである。遺伝的要素の高いIQにおいてさえ、環境要因は非常に高