櫻井千姫のレビュー一覧
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一気読みしてしまった…
そしてまた、まんまと引っかかってしまった…
懲りないね〜(笑)
タイトルそのまま、行方不明の友人を探すお話。行方不明になるきっかけや、探している途中で明らかになる過去の事件から、その友人の行く末がなんとなく悲しいものになっていくということが予想がつき…そしてその場面が来た時、思わず泣いてしまいました。この手のお話で泣くことってまずないのに。
主人公がいい子だったからかな、行方不明になってしまったお友達を思う気持ちがなだれ込んできて…
このお友達とこの子の高校時代からの友人達って、対等な関係じゃなくて、ちょっと下に見られていたような気がする。心霊スポットでのくだりとか -
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自殺した子が49日間、この世を彷徨い天国か地獄の選択をする。
いじめで憎んだ気持ちを伝えようとしていたが、実は過去にいじめられていた事を知り、その子も苦しかった事。いじめはいじめで虚勢を張るしかなかった事。
反省はして、この事はおさまったけど、このいじめ連鎖は、ずっと続くしなくならないんだろうな。
人は弱い奴を踏みにじって、ストレスの捌け口にする。それがいじめの火種になるんだろうな。
途中、悪霊との闘いでちょっとわからなくなるストーリーだったけど、榊との切ない淡い恋だったり、榊が大人になって、学校のカウンセラーになり、安音と似た子(生まれ変わり)に?会って、安音が天国に行っていた事がわ -
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この本は私が一番大好きな本です!
雰囲気が柔らかく、全てが私好みの物語です。
綺麗な風景が想像でき、とても心地よい物語です。
田舎の町で、町のみんなが沢山いる商店街、町の中だけの夏祭り、街全体での体育祭、農作業や鳥農家のお仕事、他にもたくさんの、田舎の町の幸せな1年間が描かれていて本当に心が暖かくなります。
この小説は他の小説と比べるとかなり薄い方だと私は思います。なのにとてつもない満足感がありました。1度読み終わったらまたすぐに読み直しちゃって、何度連続で読み直しても幸せになるずっと幸せが止まらない物語です!
曲で言うと明るいバラードが似合いそう。優しく柔らかい春の雰囲気が好きな人にはとても -
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ネタバレ★読んだ日:2023年7月10日(月)
★あらすじ★
14歳の折原安音はクラスメイトからのいじめを苦に自殺した。
死んだあと、天使により四十九日は現世で幽霊として過ごして、天国に行くか、地獄に行くか選択をしろと言われ、現世に帰る。
そこで、霊感があり幽霊の見えるクラスメイト、榊洋人と関わっていく上で、安音はいろいろと気づいていき、、更にはいじめていたメンバーにも不可解な出来事が、、
★感想★
自殺した女の子の目線で進んでいくお話で、死んでからいろいろ気づいていくのだが、霊感のある榊くんと出会ったことが大きいのだと感じた。
どうなっ -
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『49日間、下界で過ごし、その後、天国か地獄か自分の行きたい方を決めよ』
ひとりの少女の死から始まる不思議な物語。
14才の女子中学生・折原安音は、いじめが原因で飛び降り自殺を行う。
気が付くと、辺りが真っ白な世界で、天使(?)が告げる。
幽霊となってから、家族の悲しむ姿を見るにつけ、自殺を後悔する。
そんな中、クラスメートで無愛想な少年・榊洋人には、霊感があり、安音が見えて、会話が出来るという。
一見、人間と幽霊のラブコメのようですが、いじめの問題など、中身は重いですね。
最後、49日が経ち、安音が消えるシーンは、まさに映画『ゴースト』のようで、ウルウルです。
エピローグにて、あ -
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