【感想・ネタバレ】八番目の花が咲くときにのレビュー

櫻井千姫

本当は君を、心から愛したいのに…。高2の蘭花は自閉症で心を読みづらい弟・稔(みのる)を持ち、周囲の目に悩む。そんなある日、彼に特別な力があると気づく。悲しみの色、恋する色…相手の気持ちが頭上に咲く“花の色”で見える稔は、ちゃんと“誰かを想う優しい心”を持っていたーー。混じり気のない彼の心に触れ、蘭花は決意する。「もう逃げない。稔を守る」しかしその直後、彼は行方不明に…。物語のラスト、タイトルの意味が明かされる瞬間、張り裂けんばかりの蘭花の叫びが心を掴んで離さない!!

[ブクログ · ★★★★★]

人って本当は優しい人ばかり。
ただまだどうしても受け入れられないことに直面したら心がぎゅーっと固く冷たくなるね…
理解できないこともあるけれど、世界中のみんなが自由で尊い存在なんだと思いました。

[ブクログ · ★★★☆☆]

稔
自閉症。花の知識が豊富。

国枝蘭花
稔の姉。同じ中学の人がいない都立高校に進学。

七原南
蘭花と同じグループ。ショップ店員志望で毎日違う形のピアスを耳にはめている。

増村千香
蘭花と同じグループ。美容師志望で人一倍メイクと髪型にこだわる。

戸田陽菜代
蘭花と同じグループ。いくらか地味な印象で化粧もしない。高校卒業後は看護学校志望。

三田村将樹
翔栄高校。将来は医者志望。

亜子
蘭花と中学時代に仲が良かった。

一志
蘭花が中学二年の時に付き合った。同じ陸上部。

原野萌音
稔と同じ中学の一年生。右耳はまったく聞こえず、左耳も少ししか聞こえない。

有海
将樹の妹。

古川
蘭花がアルバイトをしているファミレスの社員。