あらすじ
ずっと、わたしのそばにいて――。海の近くの小学校に通う6年生の福田悠海と中園紬は親友同士。家族にも似た同級生たちとともに、まだ見ぬ未来への希望に胸をふくらませていた。が、卒業間近の3月半ば、大地震が起きる。津波が辺り一帯を呑み込み、クラス内ではその日、風邪で欠席した紬だけが犠牲になってしまう。悲しみに暮れる悠海だったが、あるとき突然、うさぎの人形が悠海に話しかけてきた。「紬だよ」と…。奇跡が繋ぐ友情、命の尊さと儚さに誰もが涙する、著者渾身の物語!
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Posted by ブクログ
この震災が起きた時僕はまだ小さく全く記憶にありません。そしてまた被災地から遠く離れた所に住んでいたのでこの震災は学校の授業やテレビの番組でしか観たことがないです。
日本は地震大国であり、いつ東日本大震災や阪神淡路大震災のような未曾有の大災害が起こるかわかりません。その時に大切な人を失うかもしれません。その時僕はすぐ立ち直れないと思います。悠海みたいに立ち直るまでに長い時間がかかるかもしれません。その時この本をもう一度読み直したいと思いました。この本からたくさんのことを教わりました。
Posted by ブクログ
東日本大震災で大切な親友紬を失った悠海はある日人形から亡くなったはずの紬の声がしてきた、、!?東日本大震災で新しい環境にも上手く馴染めなかった悠海は紬と話すことだけを楽しみに生きていた。東日本大震災は当事者にとったら人生を大きく替えてしまう一生忘れられないものだけど他の人からしたらすぐ「過去」の事になってしまいますよね。色々な苦難を乗り越えて成長していく悠海の物語です。ラストのシーンは感動です!!