牛島信明のレビュー一覧

  • ドン・キホーテ

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    昔の作品なのに楽しく読めました

    現在でも小説の読み過ぎで頭がおかしい人が出てきてもおかしくない

    そこに普遍性を感じました

    周りの狂人(主人公)に対する態度が暖かくて微笑ましかったです

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    2014年06月17日
  • ドン・キホーテ 前篇一

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    【読書その89】スペインの文豪、セルバンテスの名作「ドン・キホーテ」。恥ずかしながらこれまで読んだことがなく、ディスカウントショップの方しか経験がありませんでした。この手の古典を読むと割と難しくわかりづらいケースが多いのですが、この本についてはわかりやすかったし、正直セルバンテスの要所要所でのジョークが織り交ぜられており面白かった。

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    2014年04月03日
  • ドン・キホーテ 後篇一

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    物語は前篇から1ヶ月後の話なのだが、後篇が出版されたのは実に10年後なんだとか。世間では既に前篇の話が出版され、ドンキホーテの(愉快な)活躍ぶりが広まっている上に前篇の矛盾点について語り出したりとメタフィクショナルな度合いは更に上昇。ドン・キホーテは相変わらず騎士道精神に囚われているものの良識的な面がクローズアップされ、サンチョは時に田舎者とは思えない含蓄に富んだ台詞を発したりする。読者はこれまでドン・キホーテの振る舞いに散々笑わせてもらってきたが、本当に笑われているのは読者なのかもしれないと思えてきた。

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    2013年04月07日
  • ドン・キホーテ 前篇二

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    二巻では劇中劇やら小説内小説やら出てきており、サンチョの悪態は止むことなくドン・キホーテも負けじと狂人を装うため下半身剥き出しで宙返りを始めたりとやりたい放題。新たな登場人物も自らの悲劇を語った思いきや、揃って狂人ジジイを笑いにかかる。喜劇は悲劇より強し。「ミコミコン王国のミコミコーナ姫」というネーミングセンスがツボに入りすぎて腹痛い。この本自体も架空のアラビア人作者シデ・ハメーテ・ペネンヘーリが執筆したものとされており、セルバンテス自身は第二の作者として物語の責任をぶん投げたりとアイロニーは止まらない。

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    2013年04月05日
  • ドン・キホーテ 前篇一

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    近代文学の起源だとかノルウェーブッククラブが選んだ史上最高の文学百選で1位を獲得したとか、読む前から本書に対する威厳を感じていたのだけど読んでみれば何のことはない、徹底したシニシズムとサーカスティックな諧謔精神に満ち溢れた、脱権威的な爆笑滑稽物語。だいたい公爵に捧げる献辞からして他人の献辞からの丸パクリだし、序文に至っては「そもそも序文って何なのよ」とメタい揶揄を語り出す。そして物語に入れば騎士道精神に囚われたジジイが金ダライを被ったりと「ドリフか!」と突っ込みたくなるエピソードがてんこ盛り。これは凄い。

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    2013年04月04日
  • ドン・キホーテ 後篇三

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    ドン・キホーテもこれで完読。公爵家を離れてからドン・キホーテの存在感はどんどん希薄になっていく様が何とももの悲しい。

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    2013年02月26日
  • ドン・キホーテ 前篇二

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    ネタバレ

     1編と同様な内容が続いているが、登場人物がだんだん増えてきてしかも、それが男装をするということでシェークスピアに似ている気がしないでもない。

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    2012年05月16日
  • ドン・キホーテ 後篇一

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    ネタバレ

    段々とドン・キホーテの行動が慣れてきている、というかなんだかんだ成功を(?)収めている所が面白かった。

    長編にも関わらず飽きずに読むことができるのは珍しい

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    2012年04月13日
  • ドン・キホーテ 後篇二

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    公爵夫妻が名高いドン・キホーテたちをからかうために金と腕によりをかけて冒険を演出する。
    ドン・キホーテ主従は役を演じることになりますますメタフィクション性が高くなっている。

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    2011年03月24日
  • ドン・キホーテ

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    何となく、どんなストーリーなのか断片的にしか知らなかったのを初めて読んでみた。「従者」サンチョを従えて騎士道物語の妄想に取りつかれてあちこちで騒動を起こす男。序盤からひどい返り討ちに遇い、「よく死なないな」と変に感心してしまうくらいこっぴどくやられる。サンチョもよくこんな主人についていくなあ、と。

    妄想から戦いを挑むドン・キホーテは迷惑千万で滑稽な存在にしか見えなかったが、他国に戦争を仕掛ける国などは仕掛けられた相手からすれば、滑稽に誇張されてるとは言えドン・キホーテのように写るのだろう。そんな批判精神も含んでいるのだと思えた。

    迷惑な男だが時には人に笑いを与え、そして「正気に戻してやりたい」という人達からは慕われているなど、憎めない面も持っている。学がなくても所々でいい働きをするサンチョも含め、「猪突猛進で迷惑でも、愛すべき存在」。かのディスカウントストアの名前はこんな思いを持ってつけられたか。

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    2024年11月09日
  • ドン・キホーテ 前篇一

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    ネタバレ

    友人とソース(※ソース原理におけるアイデアを実現するためにリスクを負って最初の一歩を踏み出した個人)とエゴで物事を進めるということの差について語っていた。
    その友人から勧められた本がこの本だった。

    これは自分のエゴなんじゃないか?という時に「いいんだよ!エゴでも!」と思いたいときもあるんじゃなないかな?そんな私にお勧めだよ、と言われて、手渡された。

    彼は「羨ましい」と感じたそうだ。
    私は「幸せなだろうなぁ」「勤勉な人だな」と感じた。いや、勤勉であるがゆえに突き詰めたところに達し、結果、人に左右されない幸せを手に入れたのだろうなぁ、が正解か?
    最初から最後まで自業自得のトラブルさえも「修行」という快感に変えられる強さ。これに対してはうらやましい、というよりは尊敬に値すると思う。

    ちなみに、私の周りにドン・キホーテみたいな人がいたら本当に嫌だ。迷惑、すぐ逃げる。サンチョの嫁の立ち位置だったら即効離婚案件。ああ恐ろしい。

    別の視点では作者の立ち位置が面白い。自分で自分に突っ込む手法が古典の世界でも行われていたことにびっくり。
    時代背景とか全然わからないけれどラノベ感、あるよね。

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    2023年06月23日
  • ドン・キホーテ 前篇一

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    セルバンテスによる騎士道あるある早く言いたい

    読んでてちょっときついなと思ったりもしたけど、読みやすいし急に正気に戻ったかのようなマルセーラのくだりなど面白かったので次も読みます

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    2023年01月18日
  • ドン・キホーテ 前篇一

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    FGOにドン・キホーテでたけど、読んだことなかったので読みはじめました。
    ドン・キホーテと従者のサンチョのやりとりが、饒舌で、セリフ量が凄いです。
    そのお陰かさくさく読めました。
    FGOで言っていた風車のエピソードはかなり最初のほうにあって、驚きました。
    前編1では特に14章あたりのの羊飼いのエピソードが好きです。

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    2022年07月24日
  • ドン・キホーテ 前篇一

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    なかなかの中二病を拗らせた老人の物語。
    むかし劇でやったことがあり読んでみました。
    有名な風車の話は、序盤でした。
    物語はもっと冒険に満ち溢れていた。

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    2021年07月12日
  • ドン・キホーテ 前篇一

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    ネタバレ

    文学史上最強の思い込みヒーロー!

    可笑しい。ドン・キホーテの行くところ、トラブル続きである。それはもっぱらドン・キホーテの、自分は遍歴の騎士であるという思い込みの強さにある。時には話に乗ってくれるけれど、ヤバイと思ったら容赦無く主人にツッコミを入れるサンチョとは良いコンビ。しかしどこの誰から指摘されても、どんな酷い目にあっても、ドン・キホーテは自分を変えない。騎士の使命にしたがって、旅を続けていくのである。

    騎士物語を読みすぎて、現実とフィクションの区別がつけられなくなった。もしかしたら、現代にもいるかもしれない。自分の周りで何かが起きたら、すぐさま過去に読んだ物語の出来事や人物を語り出して止まらないドン・キホーテ。自分の持ち物や愛馬を、物語のヒーローのアイテムのように思い込み、自信満々で進んでいくドン・キホーテ。これはとある最強ヲタクの珍道中では、と思うと途端にドン・キホーテが愛おしくなる。

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    2021年05月05日
  • ドン・キホーテ 前篇三

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    セルバンテス 「 ドンキホーテ 」 前篇終了


    ドンキホーテは、騎士道物語のパロディとしては 痛々しくて笑えない。英雄叙事詩的なキリスト教説話として読んだ。何度袋叩きにあっても めげない姿は英雄だと思う。


    妄想と現実を 英雄として生きようとするドンキホーテの悲喜劇的な人物像を キリスト教の倫理観と対比させ、スペインの中世史とリンクさせたところにドンキホーテの深さがあるように思う。


    再読なので、ドンキホーテが何を象徴しているのか意識しながら読んだ〜キリスト教異端者、修道騎士団、スペインそのもの、キリストそのもの、宗教の狂信性 に とどまったが、他のドンキホーテ論を読んで 別の解釈が知りたい


    羊飼い、司祭、床屋などの仕事にキリスト教的な意味があるかもしれない。後篇は キリスト教文化やスペイン史をもう少し整理してから読む。


    ワーグナーの騎士文学観
    *空想と現実の分裂を和解させるための文学
    *現実の生活が淫猥で破廉恥なものとなった〜はじめから生の喜びを拒否したキリスト教をたよりにしていたから
    *騎士文学=狂信の偽善であり、ヒロイズムの気違い沙汰

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    2019年11月26日
  • ドン・キホーテ 前篇一

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    やっと読み終えた、けれど道はまだ長い…
    序盤めちゃつまんないと思ったけど、美女がdisられてキレる話はなるほどと思ったし、暗闇で謎のケンカになるとか、謎の音におびえるとかの話は吉本新喜劇風に馬鹿馬鹿しくて面白い。やはり世界のベストセラー小説、侮れない・・・

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    2014年10月28日
  • ドン・キホーテ 前篇一

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    ドンキホーテは、有名ではあるが、読まれていない本としても有名だそうだ。
    さもありなん、なかなか、読みにくい。
    しかし、読みにくいのも仕方がないか。なんと原作は1600年代に書かれた。日本で云えば、江戸時代初期。まだ、徳川家康が生きていた時代だ。
    翻訳も、時代がかった訳で、読みにくさに拍車をかけている。
    この物語をスペイン人やスペイン語を母国語としている人たちは読んでいるのだろうか?訊いてみたいものである。

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    2014年03月01日
  • ドン・キホーテ 前篇一

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    ネタバレ

     古典読書。今の日本でドン・キホーテと聞いて文学作品を思い浮かべる人の割合はどのくらいなのだろう。一割いればいいくらいかな。自分も人のことをあまり言えないけど。
     あらすじは何度か耳にしていたし教養のための本でもないから読むのは楽。解説で何度も触れられるがこの本は中世の騎士物語を風刺しているところに面白さがあるので本家の方も読みたい。
     ドン・キホーテ予想以上に常識外れで追剥みたいなことを騎士道のもとに正当化していて被害者の方に同情する。しかしどこか憎めないところもある。
     全六巻と先は長いが話は複雑でないのでゆっくり読もうと思う作品。聖書の次に世界で読まれている本と言われているので読破したい。

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    2014年02月02日
  • ドン・キホーテ 前篇三

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    「旅籠だよ!全員集合!」と言わんばかりに登場人物の関係者が寂れた安宿に勢ぞろい。それを魔法の城だと言い張り聞かないドン・キホーテが不在の間にお涙頂戴な悲劇や美談が語られるのも束の間、彼が戻れば再び繰り広げられる阿鼻叫喚の地獄絵図。セルバンテスも負けじと自分自身や自著をさらりと挿入。牛島氏の新訳は抜群に読みやすく、時代背景と笑いのツボをしっかりと抑えた脚注も素晴らしい。それにしてもサンチョを田舎者丸出しの口調で翻訳するのはともかく、騎士道精神に囚われたドン・キホーテをござる口調で翻訳するのは反則でござる。

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    2013年04月06日