高橋則明のレビュー一覧

  • Think Simple アップルを生みだす熱狂的哲学

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    アップルの中枢で働いていた著者の、シンプルの極意。
    アップルの、「シンプル・イズ・ベスト」の精神がよく分かる一冊。

    アップルというよりは、ジョブスの精神と言えるかもしれない。
    彼の伝記を読んでいれば、より理解が深まる。

    この手の書籍を読めば読むほど、なぜ自分は未だにWindowsなのか、疑問を抱く。
    考え方的には、絶対Macの方が合っているのだけれど。
    それほどまでに、アップルのシンプル志向には心惹かれる。

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    2024年08月28日
  • フリー <無料>からお金を生みだす新戦略

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    感想
    無料という戦略。一度競争が始まれば無料がデフォルトになる。問題はそこから。顧客が料金を支払うように誘導できるか。魅力的なサービスの提供。

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    2023年01月10日
  • パンデミック新時代 人類の進化とウイルスの謎に迫る

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    感染力と致死性が高いウイルスは、人間にとって脅威だ。この微生物は、一体どのようなものなのか?なぜパンデミックを引き起こすのか?気鋭の生物学者が、ウイルスの謎に迫る書籍。

    ウイルスは、19世紀後半に発見された。ウイルスはラテン語で「毒」を意味し、既知の微生物の中で最小である。110年前に発見されたばかりなので、まだわからないことが多い。

    ウイルスは、あらゆる細胞生命に宿っており、海にも陸にもどこにでもいる。その数は膨大で、海水1mlあたり2億5000万のウイルスがいた、との研究報告がある。

    ウイルスは、既知の生物の中で最も頻繁に変異する。そして大量の子孫を作ることで、親よりも強い子どもが出てくるチャンスを増やす。それによって、新薬に勝つ可能性が高まり、種の異なる宿主に飛び移る能力も獲得しやすくなる。

    SARS(重症急性呼吸器症候群)は、2003年に香港を訪れた中国・広東省の男性(スーパースプレッダー)から拡散した。香港の人口密度は高く、野生動物を食べる習慣のある広東省からの交通の便も良い。
    このような、高い人口密度、野生動物などが持つ微生物との接触、効率的な交通網が重なる時、新しい病気が現れやすい。

    現在の畜産は、大規模な飼育場に多くの家畜を詰めこむ形で行われている。この「工場畜産」は経済効率がいい反面、微生物に大きな影響を与え、パンデミックのリスクを高める。

    これからはパンデミックの脅威がますます強くなる。これまで出会わなかった微生物同士が遭遇し、遺伝情報の組み換えが行われ、新しい病原微生物が生み出される可能性がある。
    新しい感染症の波を予測し管理する方法を学ばなければ、私たちは手ひどく打ちのめされるだろう。

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    2021年10月06日
  • Think Simple アップルを生みだす熱狂的哲学

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    ・物事をシンプルなまま保つ能力、そして物事が複雑になるのを防ぐ能力も貴重になる
    ・シンプルさは単なる目標ではなくスキル
    ・率直さはシンプルでありあいまいな言い方は複雑
    ・物事を未解決のまま残しておくと、人は先のことを考えるよりも、過去を振り返ることに多くの時間をかけてしまう
    ・彼はリアルタイムさの正直さを好んだ。何か気にかかることがあればその場で告げた
    ・今あるプロセスに注目して、それを強化するのではなく、どうすれば減らせるかを考える
    ・あらゆる人を喜ばせようとすると、誰も満足させられない
    ・選択肢がないことは決して大きな問題になっていない
    ・シンプルさは人を引き付ける

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    2021年06月24日
  • フリー <無料>からお金を生みだす新戦略

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    無料やフリーの存在って
    もう当たり前の存在ですよね?

    無料登録、無料アプリ、無料期間、、、

    色々あるんですけど、あらゆるサービスが無料化していっています。

    たぶん今の時代ほとんどのものが無料で使えます。

    じゃあなんで無料のサービスなんてするの?ってことですよね。

    僕もブログで無料で誰でも努力すれば3ヶ月で月利11万円を稼ぐことができて、
    その後も資産化されるコンテンツを公開しています。

    無料メルマガに登録すれば、
    マニュアルも無料で配布しています。

    「それも有料化すればええやん?」ってよく言われますが、

    僕はギブの精神でやっていて
    来るものは拒まず、去るものは追わないスタイルでやってます。

    そこから個別指導をして欲しいとなると仲間になって、全力でサポートするし、
    努力に助力するようなことはします。

    あくまで、個人の独立を尊重しているので、
    全部やってあげる、全部教えるような指導はしません。



    無料でサービスは提供するのが当たり前の時代の中で大事なのが、

    パーソナリティですよね。

    誰から教えてもらいたいか、
    誰から情報を得たいか、

    無料だからいいとか悪いとかそういう問題ではなく、
    無料社会だからこそできることはなんなのかをぜひ、この本を読んで考えて欲しいです。

    まぁでもなかなかのボリュームです。

    自分がサービスを提供する側になるのであれば、読んでおいて損はない本ですよ(^^)

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    2020年07月19日
  • Think Simple アップルを生みだす熱狂的哲学

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    マネジメントの話なのか
    マーケティングの話なのか、、
    はたまたデザインの話なのか

    恐らくそれら全部
    根っこはみな同じということか

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    2020年05月26日
  • フリー <無料>からお金を生みだす新戦略

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    日垣隆氏が強くお勧めしていたので読んでみる。
    本書が書かれたのが2009年。そんなに昔ではないけれど、インターネットを取り巻く環境は大きく変化していて、既に古くなっている部分もあるが、本質は今でも変わらない。今まではお金になっていたビジネス(デジタル)も、いずれは無料化されてしまう。

    無料化されてしまうものに拘るのではなく、それを手子にして新たな価値の創出出来るか否かが今(現代)のビジネスに問われている。

    過去のビジネス展開における成功例・失敗例については詳細に触れられているが、価値創出の具体的手段迄は、まだ著者も試行中のご様子。読者の工夫に委ねられている。

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    2020年04月15日
  • Think Simple アップルを生みだす熱狂的哲学

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    ネタバレ

    アップを世界一の企業とした考え方を解説した書。シンプルという秘密を世界に開示したところで、名だたる世界的企業は大企業が故に真似をすることが出来ない。そこにはただシンプルに考える。徹底的にムダを削ぎ落とす。そこにムリという考えは存在しない。世界を驚愕させたThink Differentキャンペーン。そこに至る経緯、アップルを再生させたジョブズのブレない哲学と、サポートする人々の献身的な努力。シンプルは全ての人を魅了する。


    説明
    内容紹介
    複雑に考えて仕事する自分を、誇りに思っていないか。

    「シンプル」は現代ビジネスにおける最強の武器だ
    スティーブ・ジョブズのもとでアップルの「Think Different」キャンペーンにたずさわり、iMacを命名した伝説のクリエイティブ・ディレクターが初めて明かす、ビジネスとクリエイティブにおける「シンプル」という哲学。
    いまや世界一のテクノロジー企業となったアップル躍進の秘密とは?もちろん誰もが知っている事実がある。アップルには偉大なるビジョナリーがいた。デザインに優れ、エンジニアリングにも、製造も小売もマーケティングもコミュニケーションもすべてが優れていた。だが、それらすべてを超越した何かが、真にアップルをアップルたらしめたのだ。
    ――アップルは「シンプル」の熱狂的信者なのだ

    本書は著者にしか知りえないさまざまなアップルでのエピソードを題材としながら、〈シンプル〉という哲学を、核となる10の要素に落としこんで紹介する。マーケティングの考え方、イノベーションをいかに生みだすのか、組織の生産性をどう高めるのか、アイデアを実現させる方法、意思決定の仕方、社内や顧問とのコミュニケーションのとりかたまで ―あなたも〈シンプル〉という武器を手にすることで、この複雑な世界においてクリエイティブな力を発揮することができるはずだ。

    Introduction シンプルの杖
    第01章 Think Brutal 容赦なく伝える
    第02章 Think Small 少人数で取り組む
    第03章 Think Minimal ミニマルに徹する
    第04章 Think Motion 動かし続 ける
    第05章 Think Iconic イメージを利用する
    第06章 Think Phrasal フレーズを決める
    第07章 Think Casual カジュアルに話し合う
    第08章 Think Human 人間を中心にする
    第09章 Think Skeptic 不可能 を疑う
    第10章 Think War 戦いを挑む
    Conclusion Think Different

    内容(「BOOK」データベースより)
    著者にしか知りえないさまざまなアップルでのエピソードを題材としながら、「シンプル」という哲学を、核となる10の要素に落としこんで紹介する。

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    2019年10月12日
  • Think Simple アップルを生みだす熱狂的哲学

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    1.以前、スティーブ・ジョブズの本を何冊か読み、興味を持ったので購入しました。

    2.この本は、スティーブ・ジョブズと共に長年仕事をした広告代理店のケン・シーガルからみたジョブズ(アップルも含む)の仕事ぶりです。ジョブズがシンプルさを常に大切にしており、それを実現するために10この行動を実践してきたと述べています。その行動はそれぞれ章立てされており、現代の多くの企業が見直さなくてはならない部分だと改めて実感させられます。ジョブズを長年間近で見てきた方が書いているので、かなり分厚い本となってますが、新たな気づきを与えてくれる一冊になると思います。

    3.外国人特有の遠回しにかつ小説的な書き方で理解しづらい文章ではあったものの、物事をシンプルに考えることが大切ということは理解できました。

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    2019年04月09日
  • フリー <無料>からお金を生みだす新戦略

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    気付きのポイント

    ・情報発信者の価値は上がる
    ・信用をお金に変える
    ・スーパーの商品の1/4はトウモロコシ
    ・Wikiの歴史、集合知
    ・根本的にビジネスモデルを考え直す
    ・プロとアマの垣根は低くなる
    ・読書会は無貨幣価値の提供
    ・お金にできなかったものをお金に換える仕組み

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    2018年12月30日
  • フリー <無料>からお金を生みだす新戦略

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     Free(ただ)を武器とする企業がなぜ成功するのか、たとえば、無料の検索サイトgoogleがなぜ大儲けできるのか、無料の百科事典ウィキペディアの運営方法、無料ダウンロード、無料雑誌、無料試供品のからくり等について述べたもの。内容は、納得できるし、よくまとめられていると思うが、著者のようにFreeが成功の鍵になるかは未だ疑問に思う。Freeにまつわるサービスを駆使して成功した企業に学ぶことに視点をおいて読むべきなのだろう。

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    2018年11月27日
  • フリー <無料>からお金を生みだす新戦略

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    10年近く経ってから読んでみると、
    既にネットフリックスの存在に言及しているくだりがあり、
    その先見性にちょっと驚いた。

    ちなみに、申し訳ないが、和訳が読みづらい。

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    2018年11月11日
  • フリー <無料>からお金を生みだす新戦略

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    店頭に並んでいることきにはなったものの、その当時はBtoBがメインだったのであまり関係ないと思って読まなかった。今更ではあるが、BtoCには大きく関わってくる内容ということで、読んでみた。
    ところで本書の著者は、「ロングテール」の著者だったのね。知らなかった。
    「どうしてグーグルではフリーがあたりまえなのだろう。なぜなら、それが最大の市場にリーチして、大量の顧客をつかまえる最良の方法だからだ。シュミットはこれをグーグルの『最大化戦略』と呼び、そのような戦略が情報市場の特徴になるだろうと考えている。その戦略はとても単純だ。『何をするにしても、分配が最大になるようにするのです。言いかえると、分配の限界費用はゼロなので、どこにでもものを配れるということです。』」
    「お金を稼ぐ方法として、ウェブの発展に合わせて成長するやり方をみつけているからだ。…そのため、グーグルのつくり出すほとんどの製品は、無料の無線アクセスから無料の記憶容量まで、多かれ少なかれインターネットの使い道を広げようとするものだ。
     こうした関連製品を、経済学者は『補完財』と呼ぶ。…グーグルにとって、オンラインにあるものはなんでも、メインビジネスの補完財と見ることができる。…そのすべては、グーグルが新しい製品を開発し、広告を売るときに役立ちうるのだ。」
     このような縦につながるストーリーを戦略として構築したいものである。もちろんオンラインではないものは難しいし、一朝一夕に思いつくものでもないだろうが、このような「フリー」は常に意識されるべきテーマであると思う。

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    2021年08月08日
  • Think Simple アップルを生みだす熱狂的哲学

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    自己啓発本は嫌いだ。
    なぜなら人はそれぞれだからだ。
    この本は昔Mac信者だった自分がいかにappleを捨てWindowsユーザとなり、PCはそのままでありながらもipod、iphoneとapple製品を手にした経緯を振り返る事が出来て面白かった。
    シンプルは日本ではあり得ない。
    個人主義のアメリカならではの発想だから。
    なのでシンプルの杖には感化される事はない。

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    2018年04月20日
  • Think Simple アップルを生みだす熱狂的哲学

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    ネタバレ

    ・考えることは大きく、行動は小さく
    ・合理化して小さく
    ・小さくて強い集団
    ・最後の最後でも変更する勇気
    ・創造的プロセス
    ・Apple直観(小さい)VS インテル客観、科学的証拠(大きい)
    ・Think Minimal
    ・削ぎ落とす
    ・動かし続ける
    ・偉大なことを成し遂げるには計画に充分でない時間が必要

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    2017年08月28日
  • Think Simple アップルを生みだす熱狂的哲学

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    アップル社の広告代理店として働いた著者からみた、スティーブン ジョブズのシンプルな考え方を解説。

    アップルがiPhoneを成功させた背景には、シンプルな考え方を追求したからなど、アップル社の歴史を学べる。過去のthink differentキャンペーンは伝説的だったらしい。

    一番やりたいことはこうだけど、関係部署を調整するのが難儀だというのは、シンプルな考え方に反する。

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    2014年07月01日
  • パンデミック新時代 人類の進化とウイルスの謎に迫る

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    パンデミックの話はそんなに頁を割いてないものの、類人猿の猿狩などいろいろ知らない知識が詰まっていて面白い

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    2013年05月28日
  • Think Simple アップルを生みだす熱狂的哲学

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    2013年05月16日
  • パンデミック新時代 人類の進化とウイルスの謎に迫る

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    生まれ変わったら男がいい、女がいい。という話題を良く耳にするが、傲慢すぎる。生まれ変わったら、我々はほぼ100%微生物である。
    そんな微生物の中でも特に小さいが、時にパンデミックを引き起こすウイルスについて、ウイルス研究の第一人者でもあり、世界各地の「新型ウイルスが発生しそうな場所」を巡り、パンデミックの兆候を常に調べている著者が書いたこの本。
    私としては、無力以外の何者でもないので、ただ頑張って下さいと祈るぐらいしか出来ないのではあるが、もしもパンデミックが起こった場合に備え、正しい知識を持ち合わせておくために、この本を読んで損は無い。

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    2013年04月01日
  • パンデミック新時代 人類の進化とウイルスの謎に迫る

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     まず著者Nathan Wolfe の圧倒的なバイタリティに敬服。スタンフォード大生物学教授という堅物そうな肩書きからは想像し難いが、ウィルスと人間の邂逅するフロンティアを求めて世界中の辺境を流転する冒険家なのだ。しかしその一方で、既存のネットワーク・インフラを駆使して世界規模のウィルス・モニタリングシステムを作り上げようと奮闘する夢想家でもある。
     
     本書前半から中盤にかけては、人間の進化と生活様式の変遷に沿いつつ、さまざまな実例に触れながら、パンデミック - ウィルス感染症の爆発的流行 - が生じる素地がどのようにかたちづくられたかが語られる。終盤ではウィルスの便益的活用の可能性とともに、パンデミックの発生を如何に早期に感知するかが模索される。

     個人的には、著者の思い描く「地球規模の免疫系」は素晴らしいと思う反面、いざこのシステムがワークしてパンデミック厳戒令が敷かれた場合に、我々の行動やコミュニケーションに課せられる制約はどこまでが許容されるのか、そして誰がそれをコントロールする権限を持つのか、が気になった。著者も述べているように、生活を維持するためにウィルスへの被爆の機会の多い行動を取らねばならない人々を責めることは難しいのだ。
     
     ただ、そうは言ってもやはり本書の随所で指摘されるように、現代社会がパンデミックに対し脆弱であることは確か。やや繰り返しが多く読んでいて飽きる部分もあるが、日頃目にできないウィルスの世界の芳醇さが認識できるだけでも一読の価値ありといえる。

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    2013年01月17日