【感想・ネタバレ】Think Simple アップルを生みだす熱狂的哲学のレビュー

あらすじ

「シンプル」は現代ビジネスにおける最強の武器だ
スティーブ・ジョブズのもとでアップルの「Think Different」キャンペーンにたずさわり、iMacを命名した伝説のクリエイティブ・ディレクターが初めて明かす、ビジネスとクリエイティブにおける「シンプル」という哲学。
いまや世界一のテクノロジー企業となったアップル躍進の秘密とは?もちろん誰もが知っている事実がある。アップルには偉大なるビジョナリーがいた。デザインに優れ、エンジニアリングにも、製造も小売もマーケティングもコミュニケーションもすべてが優れていた。だが、それらすべてを超越した何かが、真にアップルをアップルたらしめたのだ。
――アップルは「シンプル」の熱狂的信者なのだ

本書は著者にしか知りえないさまざまなアップルでのエピソードを題材としながら、〈シンプル〉という哲学を、核となる10の要素に落としこんで紹介する。マーケティングの考え方、イノベーションをいかに生みだすのか、組織の生産性をどう高めるのか、アイデアを実現させる方法、意思決定の仕方、社内や顧問とのコミュニケーションのとりかたまで ―あなたも〈シンプル〉という武器を手にすることで、この複雑な世界においてクリエイティブな力を発揮することができるはずだ。

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Posted by ブクログ

シンプルであるべきか、複雑であるべきか。シンプルであることは誰が見ても正しいように思えるのに、いざ自ら行動すると簡単に複雑な道へそれてしまう。「複雑」というものは、とても魅力的なのだ。
あらゆるデザイン、あらゆるオプション、あらゆる価格帯の統一性のない型番の商品の中からひとつの製品を選ばなければならないというのは、考えただけで重い作業であるけれども、iPhoneを選ぶなら、もしくはMacBookを選ぶなら、考えることはとても少ない。これほどユーザーに親切な商品は、作る側に立つと不思議となかなか作れない。
『Think Simple』では、シンプルを貫くということがいかに難しいかということを延々と語ってくれる。「シンプル」というのは生易しいものではなく、どんなときでもシンプルであることが求められるからだ。気まぐれのようにシンプルを選んだり、誰かの真似のようにシンプルを使っても、その恩恵を受けることはできない。これは信仰にも似たものだと、著者は時折語っている。
そんな厳しい「シンプル」の申し子がスティーブ・ジョブズだった。スティーブ・ジョブズの振るうシンプルの杖に、私も叩かれてみたいと思った。

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2020年01月05日

Posted by ブクログ

ネタバレ

アップルという会社に「シンプル」というマインドがいかに根付いているかが、数々のスティーブジョブスの逸話にそって描かれています。

「シンプルであることは複雑であることを圧倒するが、シンプルで居続けるのは難しい」

この本で強く訴えられているのは、この点です。



読んで、印象に残ったエピソードを挙げていきたいと思います。



Think Brutal(容赦なく伝える)より

「アカウント(取引先担当)で働いてます」と伝えると、スティーブ・ジョブズは、

「そうか、オーバーヘッド(圧縮削減が可能なムダな処理)だな」と。 と言う会話。

よくある話ですが、会社が大きくなると会社の付加価値に貢献しない部門や役割が増えてきます。企業として成り立つためには必要ではあるものの必要最低限に抑え込まないといけないのですが、気をぬくとどんどん増殖します。優秀な経営者でも複雑さに毒されていき会社は付加価値を生まない部門で溢れかえります。

個人としてもシンプルに自分がやるべき事を考え続ける必要があることを気付かされます。



Think Small(少人数で取り組む)より

スティーブ・ジョブズの話ではありませんが、ある経営者が会議に参加しているメンバーを見渡し、そこに出席しているメンバーに対し「君たちはここで何をしている?」と問いかけ、

「さあ、わかりません。呼ばれたからきました」とメンバーは答える。

その経営者は「そんなことをほざいているやつは、ここに座っているべきじゃない。他で建設的なことをしろ」と伝える。

会議にやたら多くの人間が出席しているのは、メンバーそれぞれに能力が欠けていると言うこと。プロジェクトを強力に進めるために必要な素質を持った少数のメンバーで構成されていること。

「念のために」と呼ばれる会議に対しては、なぜ自分が必要かを問いかけ、本当に自分ができるべきかを考えるようにしてますが、それでもなんだかわからないうちに巻き込まれる会議ってあるんですよね〜。気を引き締めなくては。



Think Minimal(ミニマルに徹する)より

一つのCMで4〜5個の特徴を伝えたいスティーブ・ジョブズを、1個に絞りたい広告代理店がとったやり取り。

「スティーブ、キャッチしてくれ」と1つの紙の玉を投げ、それをキャッチするスティーブ。

「これがいい広告だ」

「スティーブ、もう1回キャッチしてくれ」と今度は5つの紙の玉を投げ、1つもキャッチできないスティーブ。

「これが悪い広告だよ」

アップルの広告が優れているのは、スティーブ・ジョブスが完璧にシンプルだったからではないんですね。



Think Motion(動かし続ける)より

初期のiPhoneは、「アプリ」をサポートしてなかったが、その後の製品とOSの更新でアプリケーションを追加できるようなり、その魅力は革命的に増したと思います。

iPhoneはその後も毎年なんからのアップデートがくりかえされ、今も続いてます。



Think Iconic(イメージを利用する)より

ボタンがたくさんある従来のスマートフォンに対し、iPhoneは1つのホームボタンで挑み、そして勝ち残ったことはシンプルの勝利と言えるでしょう。

なお著者はそのうちボタンは0になるかも知れないと書いてますが、iPhone Xで、まさにそうなりました。



Think Phrasal(フレーズを決める)より

「iMac」は「Macman」になっていたかもしれないというエピソード。

ステイーブが推していた「Macman」は、ソニーの「Walkman」からインスパイアされたそうですが、もしそのネーミングだったらあそこまで売れなかったでしょうね~。

「iMac」を粘り強く推した広告代理店の人(=著者)の勝利ですね。

もう1つ、「ファイナルカット」というアップルの動画編集のソフトウエアの開発のエピソード。

通常版とプレミアム版の2種類を発売したいと言う開発テームに対しスティーブ・ジョブスは「1つに絞り込む」ように指示を出したという。

このエピソードを読んで思ったのは、今のiPhoneのラインナップ。

「11、11Pro、11ProMax」はスティーブの目にはどう写るのかな...。



Think Casual(カジュアルに話し合う)より

前提条件からスタートするプレゼンはハッキリいってムダ。

事前にインプット資料を配布し、プレゼンではコアな部分のみに絞って議論すべきだと思います。

シンプルさはせっかちです。



Think Human(人間を中心にする)より

アップルの「Think different」キャンペーンで流れたCM 「The crazy ones」より。

クレージーな人たちがいる
反逆者、厄介者と呼ばれる人たち
四角い穴に 丸い杭を打ちこむように
物事をまるで違う目で見る人たち

彼らは規則を嫌う 彼らは現状を肯定しない
彼らの言葉に心をうたれる人がいる
反対する人も 賞賛する人も けなす人もいる
しかし 彼らを無視することは誰もできない
なぜなら、彼らは物事を変えたからだ
彼らは人間を前進させた

彼らはクレージーと言われるが 私たちは天才だと思う
自分が世界を変えられると本気で信じる人たちこそが
本当に世界を変えているのだから

Think Simpleの中では、これはまさにスティーブ・ジョブズの事を表した内容だと書かれています。

確かに、、、反逆者で、クレイジーで、世界を変えて。

そして「死」がスティーブ・ジョブズを更にシンプルな高みに押し上げます。

晩年は禅にもハマり、シンプルさを更に追求していき、アップルという企業とブランド価値、そして生み出すプロダクトの質を高めていきます。

そして根底にあるのは、プロダクトやサービスの質ではなく、それを使う人間がどう感じるか。



例えば、こんな商品出しました。こんな凄いスペックの沢山の機能がついていて素晴らしいですよ。

ではなく、この商品で、貴方はこんな素晴らしい体験ができます。

最近は後者のような商品フレーズを見かけることは多くなりましたが、初めたのはアップルでしょう。

そういった意味でアップルの人間を中心に考えたシンプルな考え方の勝利と言えるでしょう。

シンプル、奥が深い、、。



Think Skeptic(不可能を疑う)より

ある検討案件で、スティーブ・ジョブスに「それは不可能です」と言い切ったが、その後可能にする方法があることがジョブスに知れてしまって、、、というエピソード。

普段の仕事でもありますよね。ただ相手がスティーブ・ジョブスだと思うとおそろしい…。

「できない」を「可能」にする方法はあるが、今のご時世、優先的地位の濫用、パワーハラスメントといった落とし穴もあるので程々にしなくていけませんが、安易な不可能ですは創造的な発想をストップさせることになると思ってます。

出来ない理由ではなく、出来る方法を考えよう。



Think War(戦いを挑む)より

アップルは、マイクロソフト、デルといったPCソフト、PCメーカーとの闘いを続けてきました。

また、サムスン電子やファーウェイといったスマホメーカーとも戦ってます。

平和が一番ですが、競争相手が居ないと、そこでイノベーションは止まります。

我々も日常生活で色々と「競争」をしています。

仕事上のライバル、恋のライバル、などなど。

相手を貶めるような策略をとるのではなく、お互いに高めあう様な関係を築き上げたりするのも良いだろうし、自分なりの強みを尖らせて相手と違う面で勝つのもありだと思います。

戦いから逃げず立ち向かうことで自分は成長できると思います。

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2019年09月30日

Posted by ブクログ

とてもよかった。
シンプルさは都合のいいときだけ持ち出してすぐに手に入るものではなく、不断の努力と鉄の意志によって手に入れることができるものだということがよくわかる。

マーケティングの人が書いた本だけど、内容は全くマーケティングに限った話ではなく、普遍的な学びがめちゃめちゃある本だった。

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2019年01月19日

Posted by ブクログ

シンプルに、それも情け容赦なく、徹底的に。
決定は選ばれた少人数で。
いつも動き続けろ。
勝つなら僅差でなく、圧倒的に。
フェアでなくてもいい、使える武器は全て使え。
そういう事らしい。

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2018年12月28日

Posted by ブクログ

本日読み終わりましたが、実に3年かかってしまいました。
とても読みやすい本ですので、本気で読めばそんなにかからないと思います。
医者等の待ち時間の暇つぶし用途にしていたので、読む機会自体が少なくてこれだけの期間がかかってしまったというだけでした。

スティーブ・ジョブスさんがトップだった頃の apple 社の話ですので、とても興味深く読み進めました。

テーマは「シンプル」これだけです。
結果的に成功した会社の話ですので、どんな題材でもそれなりに面白いとは思いますが、本書は特に「いかに apple がシンプルという考え方を重視していたか」という点を重点にしています。
むしろ「シンプルさ」の重要性を、apple という具体例をふんだんに用いて主張している感じです。

結構同感しながら読めました。
僕の周りの小さい世界(仕事場)でさえ、無駄に複雑にめんどくさくして、手順を決めたがる人が多いのですから。(笑)
この本を読ませたい同僚が腐るほどいます。(笑)

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2015年07月14日

Posted by ブクログ

Appleの広告ディレクターを勤めた筆者が記す、企業におけるシンプルさの重要性。
スティーブ・ジョブズ率いるAppleが企業ブランドにどのような姿勢で臨んでいるかがわかる。
・正直に伝える
・少人数でミニマルに、代謝を促す
・イメージやフレーズを重視する
・敵を作る、不可能を疑う

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2015年01月17日

購入済み

超有名なあの公告

think differrent の広告キャンペーンの背後にあるものは、シンプルの哲学だった!知っていることも知らないことも満載で面白い。

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2012年07月10日

Posted by ブクログ

経験と知識が増えるにつれて、私たちのやるべき事が複雑化され、更に会社という枠組みに呑まれて私たちは自由な発想を活かすことが出来ない。そんな世の中に何故スティーブ・ジョブスはシンプルという私たちの本質に固執することができたのか。当たり前のようで当たり前ではなくなってしまった私たちのシンプルさを、荒々しいやり方とはいえ、1人の男が果敢に取り戻していく実話。まだまだ世の中はしがらみでいっぱいだが、20年前(現在2022年)と比べるとアップルのお陰で私たちの生活は一変したといって言い。iPhoneが登場した2006年以前の生活様態が全く思い出せないくらい、今はiPhoneにお世話になっている。この感想もiPhoneで書いているのだから。

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2022年03月21日

Posted by ブクログ

製造会社に勤めているが、部長よりアップルのことを理解していないといわれ、なにか一冊読んでみた。
製造的な話はなかった。ファブレスや設計関係。
ただ、アップルパイのCMを見てるとシンプルに作られ、製品もそうだったので、この本に書いていることは確かにそうだなっとおもう。
これが世に受けられたかは実証されているが、今後のアップルにそうなるか不明。
私が知らないだけかもしれないが、最近のiPhoneはいまいちかなー。アンドロイドと一緒。カメラ良くなったばっかりだね。

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2021年08月27日

Posted by ブクログ

2020.19

・シンプルであることこそ最上。
・シンプルさとはものではなく、概念。全ての物事に当てはめる。
・正直に話し、不可能を疑う。少人数にミニマルに動き続ける。

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2020年02月18日

Posted by ブクログ

アップルの、そしてジョブズの物語。中途半端なシンプルさなどは無いこと、プロジェクトの成果はPIの関与に比例し、メンバーの数に反比例することなど。チームに最高の結果をもたらすために、シンプルに全部容赦なく伝えよう。

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2019年01月02日

Posted by ブクログ

断捨離、禅など、シンプルの精神に共通する概念が、最近やたらと支持されている。
アップルが支持されるのも、アップルが生み出す製品や、そこに息づく精神が時代の潮流とマッチしているからだそう。
その潮流とは?目の前にはものが溢れ、めまぐるしく入れ替わり、自分自身もその中で糧を得て暮らしているのに、
どこかでそんな暮らしに嫌気がさしている。
そこに現れたのがシンプルの権化アップル。普遍のでざいんと、堂々とした佇まい。好きにならないわけがない。
シンプルに生きれば物欲もなくなるのだろうか。

・社内でやりとりされる電子メールをあけて、厳しい目で読んでみるといい。あいまいな表現がはびこっていることに気づくはずだ。(容赦なく伝えよう)
・プロジェクトの成果の質は、最終的な意思決定者がかかわる程度に比例する
・広告代理店の案をスティーブ・ジョブズより先にアップルの社員が見ることを許さなかった。
・優れたアイデアにはある程度のリスクがつきもの。欠点がひとつやふたつあるのは当然で、すぐれたアイデアとはそれを補ってあまりあるもののはずだ。
・スティーブは創造性の天才というよりは、創造性を愛する天才だ。
・誰も不愉快にしない完璧な広告は、良い調査結果をもたらすが、消費者との感情的なつながりを作れない。
・偉大なことを成し遂げるためには、計画と、十分でない時間が必要
 →余裕のあるスケジュールは疑わしい
・”マーケティングの歴史における最良の例にして、もっとも偉大な作品のひとつはナイキだ。ナイキはコモディティを売っている。靴だ。だが、人々が
 ナイキについて考える時、ただの靴のメーカーと思っていないはずだ。彼らは宣伝で価格について語ったことがない。偉大なアスリートをたたえ、
 偉大なスポーツをたたえているのだ。それがナイキであり、ナイキはそのためにあるのだ。”
・よいネーミングの原則は、ものを作るときだけでなく、人に何かを伝える時に役に立つ。
・新しいアイデアを付け加えるのであれば、古いものを再提案してもいい。
・シンプルさをもっとも凝縮して表してくれるのは新商品のネーミングだ。
 →楽しく、願わくば利益になるようにネーミングする
・すばらしい名前は常に存在し、発見されるのを待っている。
・3つの文章で言えることを20枚のスライドを見せられると、スティーブはもうがまんできなかった
・シンプルさは好きな時だけに選ぶのではなく、心から傾倒することが必要なのだ。
・スティーブは集めたデータを熱心に見るが、最終的な決断では頭と心をよりどころにした。
・アップルのデザイナーは、ベンダーが「できません」と言ったとkには、それは特別な努力なしではできないという意味だと知っている。
・自分のアイデアを前進させる時に、チャンスはすべて使わなければならない。
 →スティーブはクリントン大統領に電話までして、ネルソン・マンデラのCM出演をトライした。
・ブランド銀行の預金を増やす。
・「快適なスケジュール」は常に警戒したほうがいい。ある程度のプレッシャーが目標に向けて物事を前進させることはまぎれもない事実だ。
・アイデアの精神を象徴するイメージを使うことで、自分の考えを具体化することができる。
きれいに飾られたパワーポイントはすでに世の中にあふれていて、ほとんどの場合効果がない。あなたのアイデアの本質を表しているコンセプトのイメージを見つけよう。シンプルで力強いものがいい。
”シンプルであることは、複雑であることよりもむずかしい。物事をシンプルにするためには、懸命に努力して思考を明瞭にしなければならないからだ。
だが、それだけの価値はある。なぜなら、ひとたびにそこに到達できれば、山をも動かせるからだ。―スティーブ・ジョブズ

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2018年12月09日

Posted by ブクログ

Appleと長年ともに仕事をした広告代理店の人の著書。当然ながらマーケティングに関する話が多いが、ジョブズらしいエピソードも少なからず挿入されていて、Apple好きには面白い本だろう。ビジネス書という類の内容とは少し外れているので、肩肘はらずに気楽に読むべきだと思われる。

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2018年10月15日

Posted by ブクログ

ネタバレ

目次で本の内容が全てわかるのはいい本と誰かが言っていましたが、まさにその通りの本ですね。
特にマーケティングに特化し過ぎた内容でもないので、どんな業種の人にもこの本の言いたいことは伝わると思います。製品開発・広告に限らず会社やチームの運営とか、どんなことにも当てはまる内容。
いないと思うけど、アップルの歴史とかジョブズの伝記的なことを期待して読むと全然違うのでそこは注意してください。

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2018年08月07日

Posted by ブクログ

ジョブズが示したシンプルなロードマップによって、瀕死状態だったAppleは息を吹き返す。
その時の、ブランドイメージ向上に一役買ったのが、Think Differentキャンペーンだった。
ジョブズは、常にマーケティングに対しての情熱を持っていた。
倒産の危機的状況下においても、目先の収益改善よりも先に、企業イメージの再建に対して投資を行うなど、
誰よりもブランド力の重要性について理解していた。

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2016年06月20日

Posted by ブクログ

前半の方ちょっと退屈かなと思っていたが,後半になってくると色々裏話が出てきた.
表の話を知っていただけに非常に興味深かった.
(裏ではこういうことがあったのかと・・・)

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2014年11月10日

Posted by ブクログ

ネタバレ

クリエイティヴな職種に限らずどんな人であれ、働いている人がこの本を読むと鼓舞されつつも落胆するだろう。スティーヴ・ジョブズとの仕事はなんてエキサイティングで、自分のやっている仕事はなんてつまらないんだろうと。

この本は、iMacという名前を考えたケン・シーガルという人が書いた本で、シャイアットというマーケティングの会社でアップルの外注を受けていた。この人はスティーヴ・ジョブズと10年に渡って広告の仕事をしてきた。スティーヴがネクストの頃からアップルに復帰して以降もマーケティングの外注を受けてきた。広告という媒体を中心に書かれてはいるが、内容に至っては主に、スティーヴ・ジョブズの考え方について書かれている。僕は広告もマーケティングについても全くの素人だが、そんなことは全く気にせず読むことができた。

think simple
タイトルのとおり、この本は物事をいかにシンプルに考えるかについて書かれている。そしてそれを体現してきたスティーヴ・ジョブズとアップルという会社、それにマーケティングという面でタッグ組んできたシャイアットという会社、その社長のリー・クロウ、現場を共に歩んできた著者が、シンプルに考えるとはどういうことかを、エピソードを交えて文字通りシンプルにまとめている。
Macのファンであればそのエピソードだけを取っても面白い。かの有名なthink differentのCMや、著者がiMacと名付けた際のエピソードなど、それらは当時は革命であり、今となってはもはや伝説となっているエピソードの意味が当事者の目線から記されている。

シンプルの杖
著者(だけでなくスティーヴに関わった人)は、スティーヴが物事をシンプルに下すプロセスを「シンプルの杖にやられた」と表現している。物事をシンプルにするというのは、機能や表現、デザインを研ぎ澄まし、無駄を省くということだ。製品について余計な機能や仕様など、広告については文言や説明や魅せ方など、一番伝えたいものを一番伝わる形で提供する、それがシンプルにするという過程になる。
これが実に魅力的で、どこの企業でもできていないんじゃないかと思われる。顧客や関連会社の要望、法的な安全性、部門間での争いなど、お金や関わる人数が増えれば増えるほど意思決定は慎重で無難で複雑で時間のかかる退屈なものになる。スティーヴが度々用いたと言われる「シンプルの杖」はそういうったものを全て削ぎ落とす魔法に近い。

アップル社の仕事
アップルの社内では通常の大企業で考えられないような手順にて物事が決定されていた。それは部門にもよるだろうが、例えばこの本に書かれていた広告に関しては、当時CEOであったスティーヴが一番最初に案を見るというものだった。それはスティーヴ自身のマーケティングに対するこだわりであったのかもしれないが、外注して仕上がったものを担当者ではなく部門長でもなくCEOが一番最初に見て判断するなんてことをアップル規模の会社が行っていた。そこでクソミソにけなして作り直しになることもあれば、目に涙を浮かべて讃えることもあったらしい。それが一番早い意思決定なのは言うまでもない。

シンプルとスティーヴ
この本に書かれている「物事をシンプルにする」ということはとても単純で、それだけに難しい。シンプルを求めるという作業は完璧を求めるゼロ100の世界で、少しでも妥協があるとそれはまがい物になってしまう。だから実行に移すのはとても大変で、まずはセンスを研ぎ澄ませて考え抜かねばならず、また関係者の霧が晴れるように説得をせねばならず、全責任を負って結果を出さねばならず、その評価を継続させねばならない。ただシンプルに考えるだけではうまくいかない。
それをやりぬくことが非常に難しく、スティーヴだからできたということが書かれており、その思想や考え方、人物像についても触れている。彼は非常に率直でフラットな人物で、さらに人の心を掴むのがうまかった。また、驚異的なまでに打たれ強かった。彼を失ったアップルがシンプルを貫けているかどうかは、外側から見ている我々にはよくわからない。

ジョブズが率いていたアップル社は、誰もが望むような理想的な環境にて経営、開発、イノベーションをしていたということになる。
あなたの会社は、あなたの仕事は数字だけを追っかけていないだろうか?あなた自身が、本当にその商品を自ら利用したいと思っているだろうか?世の中を偽っていないだろうか?世の中に真の価値を提供していると自信を持って言えるだろうか?

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2014年08月08日

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物事はシンプルに考えて、突き進むのが一番いい。
時間的にも費用的にも、当然精神的にも。
ただ、難しいことを分かりやすく簡単に説明するのが難しいように、
シンプルさを突き詰めることは困難を極める。

それをやってのけたのが、Appleでありスティーブ・ジョブズである。
本書はAppleでのサービス企画、製品化までの流れをまとめてくれています。
内容は濃かったですが、その分得るものも多かったように思う。
全てをマネする必要は無いと思うが、必要なところは参考にしたい。

【参考になった内容】
・自分の時間、部屋にいる全員の時間が無駄になるくらいなら、
 遠慮せずに会議を打ち切るべきである。
 惰性で付き合う会議ほど無駄な時間は無い。

・プロジェクトの成果の質は、そこにかかわる人間の多さに
 反比例する。

・リーダーには創造的才能が無くても構わない。
 代わりに創造性が必要だと分かっている組織を作り上げ、
 世話役になり、擁護者になれればよい。

・人間は、ひとつのアイデアを与えれば、それにうなずくが、
 五つのアイデアを与えると頭を抱えて悩んでしまう。

・プロジェクトは時間があり過ぎても失敗する。
 必要なのは、計画と充分ではない時間である。

・結局サービス開発は、人視点で考えるものである。
 ターゲットとなる人に対して、どんなメリットがあるか、
 それを突き詰めることが最も重要なことである。

・一般の人は、実際に製品を見るまで何が欲しいか分からない。

・クリエイティブな思考をもってしても回避できないことは、
 1000個中数個しかない。

・チャンスは最大限に活かすこと。出し惜しみはしない。
 また、フェアな戦いをしてはいけない。
 可能な限り、自分に有利な立場で戦うこと。

・最初に考えた解決策が複雑だったとしても、
 細分化すればシンプルな解決策にたどり着ける。

・ブランド力があればあるほど、
 失敗したときに顧客は離れにくくなる。

・シンプルであることは複雑であることより難しい。
 物事をシンプルにするためには、懸命に努力して
 思考を明瞭にしなければならないからだ。
 だが、それだけの価値はある。
 なぜなら、ひとたびそこに到達できれば、
 山をも動かせるからだ。

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2014年04月28日

Posted by ブクログ

ネタバレ

Think Simple アップルが生み出す熱狂的哲学 ケン・シーガル

ケン・シーガル氏は、スティーブ・ジョブスのもとで、
Think Differentキャンペーンにたずさわった。

私が嵌っている読書家向けSNSで、私がフォローしている方が、
魅力的なレビューを書いていたため、読みたくなって買った本です。

これは、全ての、企画、マーケティング、デザイン、開発に携わる人に
読んでもらいたいと断言できる本です。

コンテキストがあって生きるキーワードではありますが、2,3抜粋します。

「創造的な思考によって世界を変えるために、リーダーは、 創造性が
必要だとわかっている組織を作ればいいのだ。」

「マーケティング計画と素晴らしい広告を生み出すのは、人間の行動に
関する優れた知識を持つ人が下す、主観的かつテクノロジーとは関係の
ない多くの決断なのだ。」

「アップルが忠誠心の篤い多くの支持者を獲得した理由は、モノを選んで作っているからだ。高品質で価格の高い製品だけをつくり、低価格の製品市場はほしいところにまかせているのだ。」

「人々に興味を持ってもらいたかったら、もっとも人を引きつける特徴を選んで、もっとも人を引きつける方法でそれを示すべきだ。」

「メッセージは最初からミニマルにしておかなければならないのだ。人はいつでも、明確に述べられたひとつのアイデア対してより反応する。」

「スティーブはよく、自動車王ヘンリー・フォードの有名な言葉を引用した。『世間一般の人に何が欲しいかと聞いたら、より速い馬と答えるだろう』。スティーブは、一般の人には想像すらできないものを思いつくことがアップルの仕事だと考えていた。」

「集中させる物事が多ければ多いほど、人は覚えられなくなる。 人々に
iMacに興味を持ってもらいたかったら、もっとも人を引き付ける 特徴を
選んで、もっとも人を引きつける方法でそれを示すべきだ。」

「シンプルさは、自分の歩く道をしっかり見つめ、自分の会社の価値に 
忠実でいることを求める。それは本物でありたいかどうかの問題だ。」

 私(達)は、ついつい、自分にはないものを羨ましく思い、それになろうと
的外れな努力をしてしまいがちです。この言葉を読んで思ったことは、
自分(達)の強みを知り、それをを発揮することに集中しないと、結局、
オリジナリティが無いものになってしまうということです。

 まず、自分が何者かを知り、より、優れた自分自身になるために、
努力するべきだと。

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2020年05月05日

Posted by ブクログ

2018/12/08(2回目の感想)
シンプルなやり方が必ずしも一番簡単なやり方ではない。
著者はアップルで仕事をするときに、重要と思ったことを記録している中で、シンプルさにつながる10の項目を見つけて紹介している。
1.Think Brutal 容赦なく伝える
2.Think Small 少人数で取り組む
3.Think Minimal ミニマルに徹する
4.Think Motion 動かし続ける
5.Think Iconic イメージを利用する
6.Think Phrasal フレーズを決める
7.Think Casual カジュアルに話し合う
8.Think Human 人間を中心にする
9.Think Skeptic 不可能を疑う
10.Think War 戦いを挑む

2012/09/05(1回目の感想)

シンプルの考える事の大切だと思っているが、ついつい色々なシガラミ(権限が無い)や思い込みなどでシンプルな思考が出来ない事が多い。

本書は、シンプルに思考、実行するために、どの様な事を実践する必要があるかを実例を交えて説いている。

少人数で取り組むなどは、確かに大人数の会議などを考えると、その有効性は良くわかるが、実際には後から色々と問題点が出てはいけないという思いから、ついつい色々な関係者を巻き込んでしまう事もあるので、反省した。

また、ステーブ・ジョブズが会議室にいた女性を、「この会議には君は参加しなくていい」と追い返す場面が象徴的に書かれているが、確かに、シンプルさを維持するためには、「まあ来たんだし参加してもらおう」と対応してしまう事で、シンプルさが徐々に失われていく事になるので、容赦なく伝える事も、シンプルさを維持するためには非常に重要だと言う事が良くわかった反面、容赦なく伝える時は、言われた相手側を傷つけないフォローも重要だと思った。(本書の例でもスティーブは、「ありがとう、しかし」と言っており、「出ていけ」と怒鳴ってはいない)

先日読んだ、エリヤフ・ゴールドラットの「ザ・チョイス―複雑さに惑わされるな!」と共通点が多いと感じた。

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2018年12月09日

Posted by ブクログ

アップルの黄金期にブランド戦略やPRツールのコンサルに携わっていた人による、アップル経営哲学(らしきもの)の紹介。アップルが収めた成功のベースに、率直でシンプルであることを重んじる企業理念(文化?・・というよりジョブズの信条か・・。)があるとする。すなわち、
■容赦なく伝える
■少人数で取り組む
ミニマルに徹する
■動かし続ける
■イメージを利用する
■フレーズを決める
■カジュアルに話し合う
■人間を中心にする
■不可能を疑う
■戦いを挑む
複雑で煩雑で?文で縟礼で「コミュニケーション」と称する情報共有のためだけの大人数会議で時間を絞り取られているレガシー会社のビジネスマンには、納得できるポイントばかり。といっても、これはカリスマCEOがたまたま成功している一部の幸せな企業にしか「無理なはなし」だというのが、実感。

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2018年10月14日

Posted by ブクログ

●アップルの成功の秘訣は、「シンプル」の一言に換言できる。「シンプル」という武器を用いて、クリエイティブな力を発揮するための方法を10の要素にして紹介。

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2025年07月29日

Posted by ブクログ

アップルの中枢で働いていた著者の、シンプルの極意。
アップルの、「シンプル・イズ・ベスト」の精神がよく分かる一冊。

アップルというよりは、ジョブスの精神と言えるかもしれない。
彼の伝記を読んでいれば、より理解が深まる。

この手の書籍を読めば読むほど、なぜ自分は未だにWindowsなのか、疑問を抱く。
考え方的には、絶対Macの方が合っているのだけれど。
それほどまでに、アップルのシンプル志向には心惹かれる。

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2024年08月28日

Posted by ブクログ

・物事をシンプルなまま保つ能力、そして物事が複雑になるのを防ぐ能力も貴重になる
・シンプルさは単なる目標ではなくスキル
・率直さはシンプルでありあいまいな言い方は複雑
・物事を未解決のまま残しておくと、人は先のことを考えるよりも、過去を振り返ることに多くの時間をかけてしまう
・彼はリアルタイムさの正直さを好んだ。何か気にかかることがあればその場で告げた
・今あるプロセスに注目して、それを強化するのではなく、どうすれば減らせるかを考える
・あらゆる人を喜ばせようとすると、誰も満足させられない
・選択肢がないことは決して大きな問題になっていない
・シンプルさは人を引き付ける

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2021年06月24日

Posted by ブクログ

マネジメントの話なのか
マーケティングの話なのか、、
はたまたデザインの話なのか

恐らくそれら全部
根っこはみな同じということか

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2020年05月26日

Posted by ブクログ

ネタバレ

アップを世界一の企業とした考え方を解説した書。シンプルという秘密を世界に開示したところで、名だたる世界的企業は大企業が故に真似をすることが出来ない。そこにはただシンプルに考える。徹底的にムダを削ぎ落とす。そこにムリという考えは存在しない。世界を驚愕させたThink Differentキャンペーン。そこに至る経緯、アップルを再生させたジョブズのブレない哲学と、サポートする人々の献身的な努力。シンプルは全ての人を魅了する。


説明
内容紹介
複雑に考えて仕事する自分を、誇りに思っていないか。

「シンプル」は現代ビジネスにおける最強の武器だ
スティーブ・ジョブズのもとでアップルの「Think Different」キャンペーンにたずさわり、iMacを命名した伝説のクリエイティブ・ディレクターが初めて明かす、ビジネスとクリエイティブにおける「シンプル」という哲学。
いまや世界一のテクノロジー企業となったアップル躍進の秘密とは?もちろん誰もが知っている事実がある。アップルには偉大なるビジョナリーがいた。デザインに優れ、エンジニアリングにも、製造も小売もマーケティングもコミュニケーションもすべてが優れていた。だが、それらすべてを超越した何かが、真にアップルをアップルたらしめたのだ。
――アップルは「シンプル」の熱狂的信者なのだ

本書は著者にしか知りえないさまざまなアップルでのエピソードを題材としながら、〈シンプル〉という哲学を、核となる10の要素に落としこんで紹介する。マーケティングの考え方、イノベーションをいかに生みだすのか、組織の生産性をどう高めるのか、アイデアを実現させる方法、意思決定の仕方、社内や顧問とのコミュニケーションのとりかたまで ―あなたも〈シンプル〉という武器を手にすることで、この複雑な世界においてクリエイティブな力を発揮することができるはずだ。

Introduction シンプルの杖
第01章 Think Brutal 容赦なく伝える
第02章 Think Small 少人数で取り組む
第03章 Think Minimal ミニマルに徹する
第04章 Think Motion 動かし続 ける
第05章 Think Iconic イメージを利用する
第06章 Think Phrasal フレーズを決める
第07章 Think Casual カジュアルに話し合う
第08章 Think Human 人間を中心にする
第09章 Think Skeptic 不可能 を疑う
第10章 Think War 戦いを挑む
Conclusion Think Different

内容(「BOOK」データベースより)
著者にしか知りえないさまざまなアップルでのエピソードを題材としながら、「シンプル」という哲学を、核となる10の要素に落としこんで紹介する。

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2019年10月12日

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1.以前、スティーブ・ジョブズの本を何冊か読み、興味を持ったので購入しました。

2.この本は、スティーブ・ジョブズと共に長年仕事をした広告代理店のケン・シーガルからみたジョブズ(アップルも含む)の仕事ぶりです。ジョブズがシンプルさを常に大切にしており、それを実現するために10この行動を実践してきたと述べています。その行動はそれぞれ章立てされており、現代の多くの企業が見直さなくてはならない部分だと改めて実感させられます。ジョブズを長年間近で見てきた方が書いているので、かなり分厚い本となってますが、新たな気づきを与えてくれる一冊になると思います。

3.外国人特有の遠回しにかつ小説的な書き方で理解しづらい文章ではあったものの、物事をシンプルに考えることが大切ということは理解できました。

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2019年04月09日

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自己啓発本は嫌いだ。
なぜなら人はそれぞれだからだ。
この本は昔Mac信者だった自分がいかにappleを捨てWindowsユーザとなり、PCはそのままでありながらもipod、iphoneとapple製品を手にした経緯を振り返る事が出来て面白かった。
シンプルは日本ではあり得ない。
個人主義のアメリカならではの発想だから。
なのでシンプルの杖には感化される事はない。

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2018年04月20日

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・考えることは大きく、行動は小さく
・合理化して小さく
・小さくて強い集団
・最後の最後でも変更する勇気
・創造的プロセス
・Apple直観(小さい)VS インテル客観、科学的証拠(大きい)
・Think Minimal
・削ぎ落とす
・動かし続ける
・偉大なことを成し遂げるには計画に充分でない時間が必要

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2017年08月28日

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アップル社の広告代理店として働いた著者からみた、スティーブン ジョブズのシンプルな考え方を解説。

アップルがiPhoneを成功させた背景には、シンプルな考え方を追求したからなど、アップル社の歴史を学べる。過去のthink differentキャンペーンは伝説的だったらしい。

一番やりたいことはこうだけど、関係部署を調整するのが難儀だというのは、シンプルな考え方に反する。

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2014年07月01日

購入済み

参考になりました。

参考になりました。

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2013年05月16日

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ハッキリ言って、肝心の内容がシンプルではありません。
要点は以下3点。
1.世の中は複雑で溢れており、複雑の中でこそシンプルなものが絶賛される。
2.それを実践しているのがAppleであり、彼らは究極のシンプルを具現化した製品を送り出している。
3.シンプルなプロダクツを生み出すには、組織やプロセスが(残酷なまでに)シンプルでなければならない。

書いてあることは以上です。それをわざわざ10章立てという長編で、延々とAppleがいかに素晴らしいか、いかに筆者がそれを体験したかをひたすら書き続けています。対極にあるMicrosoftやDELLがいかに複雑であるかを比較しながら。ある程度の示唆やジョブズの発言など、貴重な知見は得られますが、それにしては長すぎです。

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2017年08月19日

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