内田也哉子のレビュー一覧
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話題の本。
対談形式で樹木希林さんと娘の也哉子さんがおりなす「不登校」について。
もっと言うなら、不登校が原因で命を絶ってしまうほど追い詰められいく若い命たち 。
なぜ、9月1日なのか。
なぜ、樹木希林さんが不登校の子どもたちの問題にこれほどまで向き合い、その意志を也哉子さんが今受け取って立っているのか。
重く深い内容だけど、也哉子さんの口調や話し方が文面からちやんと声で伝わってきた。
後半はざっと読んでしまうとこもあったけど、教育関係者や不登校に悩みを持つ本人の親、にとって良い本だと思う。
私は不登校経験もなければ全然そんなことと縁がなかったが、振り返るといじめのようなことってもしかし -
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『なんで家族を続けるの?』
中野信子 内田也哉子
最近一番の悩みは家族関係の事なので、題名に惹かれて読んでみました。
お二人の対談形式で書かれています。誰もお供につけず、本当に2人だけの空間で対談を繰り返したそうです。
内容は、やはり中野信子さんが話し手だと、家族のことから端を発し、結局あまり関係のない脳科学の話になる事が多く、期待していた内容とは違いました。が、それでも面白く最後まで読めました。
樹木希林さんの生き方、本木雅弘さんが想像してた感じの人と違うこと、羽生善治と藤井聡太が目をつぶって話す理由など、印象深かったです。
最もインパクトがあったのは、中野信 -
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ネタバレ読みやすくて興味深いことがたくさん書いてあった。
特に印象的だったのは、6章の、幸せのカタチを微分で知る
1人の人一生をグラフで表したこの話、わかりやすかった。
人と比べることに意味はないので比べないようにしようと思っているけど、比べて落ち込むを毎度繰り返していたので、やっとそれから抜け出せそうな気がした。
そして、人間は比べないと幸せを測れないぐらいに愚かという一文も、なるほどと思ったし安心出来た。
また、結婚の話や、家族のあり方の話も、そういう考え方かあるのかと少し安心出来る部分があったし、視野が広がったように思った。結婚出産出来ていない自分をコンプレックスに思っている自分には、腑に落ちる -
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購入済み
恵まれた環境と才能
本文にもある通り恵まれた環境に育っているのだか、圧倒的に才能がある人であるのが伝わるから、羨ましく思うけど嫌味に感じることは全くない。苦手な父に対して感情的なることもなく淡々と客観的に描かれたパートが良かった。そこに大人を感じた。也哉子さんからみた世界が覗けたという感じ。私も自分の周りの愛するものを愛しながら生きていきたい。
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夏休みが明ける9月1日に最も子どもたちの自殺が増えるという事実は、データとして発表されているにも関わらず、初めて知ったことだった。
日本はなにか大きな事件、それこそいじめによる自殺などが発生しない限り、こういう社会問題が取り上げられることがない。ことが発生してようやく、じゃあ変えていかなければという話になる
。
そうではなくて、いまこの瞬間にも苦しんでいる子ども、人がいることをもっと社会問題として捉え、対処していかなきゃいけない。
でも、そうは思っても一個人として何ができるのか。考えても考えてもきっと正解はなくて、内田也哉子さんが言うように、とにかく大人がもっと発信していかなきゃいけないんだと