内田也哉子のレビュー一覧
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内田也哉子さんの、19歳の時のエッセイ。
1996年発売時も話題になったし良く売れたもの。
これ今読むと、「あ、自然なバイリンガルの人の文章」ってわかりますね。昔はわからなかったわ。
言葉の使い方や例え方、英語圏の匂いがする。
「瑞々しい」という言葉がぴったりな、19歳の也哉子さんの感性。複雑な家...続きを読むPosted by ブクログ -
内田也哉子✕中野信子 興味深い対談だった。
どんな家族の形態であれ、生物学的に誤りということはない。という中野の返答になんだか自分も救われた。
家族とは親とは結婚とはこうあるべきという刷り込みに囚われいるのは自分自身だったのだ。
また、脳科学からみた郷土愛や幸せのカタチなどが書かれていて、こういう視...続きを読むPosted by ブクログ -
「家族」「イエ」をテーマに数回にわたって繰り広げられたおふたりの対談。
也哉子さんの家族観を中野さんにぶつける、という質問形式でどんどん内容が広がっていって、止まらない対話が面白かったなぁ。
・どんな親でも脳科学的にはアリということ。
・Be Here Nowに比べたらだいぶ長い時間感覚がある人...続きを読むPosted by ブクログ -
不登校をテーマに。
9月1日、最も多くの子どもが自殺する日。
死ぬ理由が事故でもなく病気でもない。社会に、あるいは自分の中にこうしなければいけないという何かがあるために、その葛藤の末に死を選んでしまう子どもがいる。
人生のうちのたかが数年の学校生活のために死ぬくらいなら学校なんて行かなくてもいいと思...続きを読むPosted by ブクログ -
てっきり樹木希林さんと内田也哉子さんの親子エッセイかと思って読みはじめたところ、不登校の子どもについての本だとわかりました。
タイトルの「9月1日」は子どもの自殺が一年で最も多い日だということも。
樹木希林さんの女優としての歩みについても語られています。余った衣装を着たり、仕事も「これでい」という...続きを読むPosted by ブクログ -
お客様にお勧めしていただいた本。とても面白かった。以下、心に残った言葉たち。
・アリー効果:生物の原則で、生き物が最も生き残りやすいのは①ぽつんと1人でいる②小さい集団でいる③大きい集団でいるの中で③。人間が同調圧力で人を叩いたりしてしまうのは生物的な原則に基づくとも考えられ、ある種生存本能とし...続きを読むPosted by ブクログ -
中野先生の本は相変わらず面白い。そして也哉子さんも幼少期から普通の家族って何なんだろうをかかえながら生きてきた人なのだろうということを伺わせる本だった。なぜ家族を続けるのかに対して明確な答えを提示しているわけではないが(それこそ~だからだ!という答えを提示したら、結局いわゆる家族像の押し付けにもなり...続きを読むPosted by ブクログ
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家族のことで悩む人は多いと思う。
脳科学の視点から読み解いてみると、腑に落ちることや新たな発見があるかもしれない。
著者のおふたりが、家族を読み解くために、両親、夫婦のことを赤裸々に語っているのに驚きつつ、感謝。テレビでお馴染みのおふたりのせいか、とても面白く読めた。
本筋からずれるかもしれない...続きを読むPosted by ブクログ -
以前樹木希林の葬儀の弔辞か何かを聞いてから、ずっと内田也哉子の何かを読みたいと思っていて、とりあえず手にとった本。
対談形式だったので、内田也哉子の訥々としたしゃべり方が頭の中でそのまま再生されていた。あの話し方だから余計に入ってくるものがあり、受け止めやすかったように思う。Posted by ブクログ -
印象に残ったフレーズ(引用)
難の多い人生は有難い
ダイバダッタは、むかしはおしゃかさんの従兄弟かなんかで、同じように手をあわせていたんだけど、おしゃかさんの方が先に悟りを開いたのを憎たらしいとおもって、邪魔ばかりしてた。ちょっとでかけてるあいだにお弟子さんをつれていっちゃったり、お釈迦さんの名...続きを読むPosted by ブクログ -
読みやすかったです。
どんな内容なのか知らずに読んだので
引きこもりわ登校拒否の内容とは知りませんでした。
先日、樹木希林展を見てきたので、すごくよかったです。Posted by ブクログ -
9月1日は大勢の子どもが自殺してしまう日-。そうつぶやいた母は何を伝えたかったのか? 樹木希林が遺した言葉と、それを受けて内田也哉子が「不登校」や「命」について考え、様々な人と対話して紡ぎだした言葉をまとめる。
重くて深い。Posted by ブクログ -
バースセラピストの紹介のところで、
「行き詰まった人の心を軌道修正するような心のカウンセリング」って言葉があって、ああいい表現やなぁと思った。Posted by ブクログ -
内田也哉子さんの本を初めて読みました。
対談する方たちの興味から、手に取りました。
自分のいる世界では皆、遠くの人。
その遠くの人の内面の一端を垣間見れたことは
良かった。
也哉子さんの立場も本人からしたら
いろいろな思いもあるだろうが、
ご両親ありきでできた本ですね。
也哉子さんの文章はなんだか、...続きを読むPosted by ブクログ -
朝イチに出ていた内田也哉子に興味を持って。(以前からだけど)その声とか話し方とか好き。
三浦春馬の死にも触れていた。衝動的ではあったと思うけど
いろいろ準備するめんどうがあったはずで強い意志があったはず。と中野談。
99人の絶賛より1人の攻撃がこたえるとあった。
私も今だに三浦春馬と竹内結子の自死は...続きを読むPosted by ブクログ -
破天荒な父親をもち、これまた普通じゃない家庭生活を続けた母親。内田裕也と樹木希林の娘なんて、辛かっただろうなと想像に固い。アイドルもっくんとの結婚は、さぞかし素晴らしいとおもいきや、普通だなと思う。人間、どんな環境でも、対応するものだと、納得。対談する内田也哉子と中野信子のやりとりが、非常に面白かっ...続きを読むPosted by ブクログ
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何かと話題の夫婦の間に生まれた也哉子さんの本。ほとんどが19歳のときのエッセイで優しい語り口だなと思いました。少女らしく素直でかわいい文です。ラストいくつかは色々経験を経た大人の女性の生き方がわかる文になっていました。実際、親のお葬式の際の弔辞があまりに見事で、かっこいい女性だなと思ってます。Posted by ブクログ