内田也哉子のレビュー一覧

  • BLANK PAGE 空っぽを満たす旅

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    絶妙な人選。やはり也哉子さんの物を見る角度や言葉選びのセンスが好き。他にはいない雰囲気をまとう人。対談で出てくる人の中には好きじゃない人もいたけど、彼女の言葉で語られると、自分が勝手に感じていたような人ではないのかなと思える辺りも也哉子さんの力なのかなと思う。

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    2024年06月25日
  • BLANK PAGE 空っぽを満たす旅

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    読んでいくにつれ内田也哉子さんのひととなりが浮き彫りになっていく
    本書に登場して窪島さんの「無言館」の共同館主に内田さんが就任したニュースをみた
    大いなる父母から解き放たれた内田さんの活躍を見守りたい

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    2024年06月15日
  • BLANK PAGE 空っぽを満たす旅

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    充実の読後感。著者の人となりがわかる。
    あの複雑で特殊な環境でよくぞここまでまっとうなお人柄になられたことよと感動してしまった。
    対談相手の人選が抜群にいい!(私好み)
    谷川俊太郎、小泉今日子、坂本龍一、桐島かれんにヤマザキマリ、窪島誠一郎、横尾忠則、伊藤比呂美、マツコデラックスに極めつけは是枝裕和監督。
    どの人も本音で相手が内田也哉子ということなのか胸襟を開いてる感じがいい。
    彼女の独特のまったりとした喋り方を頭の中で自然に変換して読んでたよ。
    いろんな人をゲストにラジオでもテレビでもいいから対談番組やってくれないかな。

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    2024年05月31日
  • 9月1日 母からのバトン

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    令和元年に書かれたこの本。
    9月1日、自殺というあまりに悲しい決断をする少年少女の数が一年中で一番多い日。
    その日に際して、死期迫る樹木希林さんが「どうか死なないで」と発した言葉に。娘、也哉子がバトンを渡されたと感じ、引きこもりや不登校に関心を寄せることになった。

    母娘二代で関わることになった不登校。
    どうしても学校に行けなくなった子供たち。

    いろいろな立場の人物たちとの対談集。

    『生きる』ということに対して真摯に向き合う対談集。
    ぜひ広く読んでもらいたい。

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    2024年02月02日
  • こぐまとブランケット 愛されたおもちゃのものがたり

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    こぐまとブランケットが少年と過ごした日々とその後に迷子の楽園で楽しく暮らす絵本

    クマもブランケットも好きだから手に取りました
    トイ・ストーリーを思い出す!

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    2023年11月26日
  • なんで家族を続けるの?

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    ネタバレ

    ネットで見てなんか気になった『なんで家族を続けるの?』(内田也哉子・中野信子)。

    今までの本、そしてこの本読んで、

    【本は自分の位置確認アイテムだ】と思える。

    自分の頭の中だけだと堂々巡りになる。

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    2023年04月18日
  • 点 きみとぼくはここにいる

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    言葉が分かる前の乳児でも直感的に理解できるんじゃないかしら、と思えるほど、描画が分かりやすいです。全ての人が同じ地平に立ち、平等である社会になるために、子どものうちから、この絵本のような考え方に触れてほしいです。

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    2023年02月16日
  • 新装版 ペーパームービー

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    自分の19歳当時と比較にならない19歳でした。
    自分で物を考えられるように育てられた方だと思いました。
    伴侶に選んだモッくんもやはりすごい。

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    2022年11月06日
  • 9月1日 母からのバトン

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    コロナ禍で学びの多様性(学校に行かなくてもいい)は少し進んだように思えるけど、まだまだ日本では学校に行くというコースに乗らない学び方があまり許されていない。「ハッチ」がたくさんある世の中にしたいな。

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    2022年11月05日
  • なんで家族を続けるの?

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    タイトルから家族に対しての内容が多いと思いきや、脳科学を通して色々なジャンルの話が出てきて面白く読みやすかった。家族、夫婦には周りの目を気にしてなる。日本人的な考え方なのかと思ったり。貞淑(ていしゅく)と不倫を好む遺伝子の話が印象的。普通な家族は恐らく存在しなくて、どんなに変わってても、それが普通であるという考え方。人によっての幸せ指数の違い、幸せの価値は他と比べることでしか評価できない。自分が不幸だとしても、幸せの絶対量は測れないため、『後は上がるのみ』大事な考え方だと思う。

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    2022年10月28日
  • なんで家族を続けるの?

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    どちらの方もはじめて知ったのだけど賢く、柔らかく、面白い方たちだった
    思いついてもなかなか外で普通に話すことは憚られるようなテーマをざくざくと話していくので痛快
    かつ強くいうことが面白いというような下品さもない
    二人の声が聞こえてくるような対談本でした

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    2022年09月22日
  • 9月1日 母からのバトン

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    タイトルだけ見て親子の生活のバトンかと想像していた。それは違った。不登校から自ら死を選ぶこどもたちを案ずるバトンだった。いじめられた昔の自分と親の関係、いまの自分と自分の子供との関係を考えながら読み進め、気づきが多くあった。

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    2022年09月07日
  • 新装版 ペーパームービー

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    内田也哉子さんの、19歳の時のエッセイ。
    1996年発売時も話題になったし良く売れたもの。

    これ今読むと、「あ、自然なバイリンガルの人の文章」ってわかりますね。昔はわからなかったわ。
    言葉の使い方や例え方、英語圏の匂いがする。
    「瑞々しい」という言葉がぴったりな、19歳の也哉子さんの感性。複雑な家庭の中での柔らかいまなざし。読むと少し自分もゆるめるような。

    で、新装版の素敵なところは、
    1996最初の単行本、2007文庫版、2021新装版あとがき、と、全て収録されているところ。
    これさすが朝日出版社さんだわ、と思うのだけど、
    それぞれ、その時の也哉子さんの近況、文体を掲載することで、一人の

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    2022年02月13日
  • なんで家族を続けるの?

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    内田也哉子✕中野信子 興味深い対談だった。
    どんな家族の形態であれ、生物学的に誤りということはない。という中野の返答になんだか自分も救われた。
    家族とは親とは結婚とはこうあるべきという刷り込みに囚われいるのは自分自身だったのだ。
    また、脳科学からみた郷土愛や幸せのカタチなどが書かれていて、こういう視点があるのだということを知り、視野が広がり、少し生きやすくなったように思う。

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    2022年01月29日
  • なんで家族を続けるの?

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    「家族」「イエ」をテーマに数回にわたって繰り広げられたおふたりの対談。
    也哉子さんの家族観を中野さんにぶつける、という質問形式でどんどん内容が広がっていって、止まらない対話が面白かったなぁ。

    ・どんな親でも脳科学的にはアリということ。
    ・Be Here Nowに比べたらだいぶ長い時間感覚がある人間は、【無駄】と【効果的】な選択肢がある場合、一定の割合で【無駄】を選ぶ。それは多様性の保持に結びつき、種の存続に極めて重要なファクターだから。
    →ココにだいぶ救われた気がした。

    あと面白かったのは、不安の存在意義。
    →人間というのは総体的に、存続するためにいろんなタスクを乗り越えていくけど、そう

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    2021年10月27日
  • 9月1日 母からのバトン

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    不登校をテーマに。
    9月1日、最も多くの子どもが自殺する日。
    死ぬ理由が事故でもなく病気でもない。社会に、あるいは自分の中にこうしなければいけないという何かがあるために、その葛藤の末に死を選んでしまう子どもがいる。
    人生のうちのたかが数年の学校生活のために死ぬくらいなら学校なんて行かなくてもいいと思うし、死ぬほど辛いと思うことがあるならそれを投げ出してそこから逃げればいいと思う。
    生きづらいと思うのは無理をしているから。
    無理して周りに合わせる必要もないし、やりたくないことを無理してする必要もない。
    つらい〜死にたい〜と思うときは無理しているので、休もう、やーめた、と決めることもとてもとても大

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    2021年09月19日
  • 9月1日 母からのバトン

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    てっきり樹木希林さんと内田也哉子さんの親子エッセイかと思って読みはじめたところ、不登校の子どもについての本だとわかりました。
    タイトルの「9月1日」は子どもの自殺が一年で最も多い日だということも。

    樹木希林さんの女優としての歩みについても語られています。余った衣装を着たり、仕事も「これでい」というスタンスでやってこられて、結果、女優として大成功。
    今の人たちがあまりにも失敗をおそれたり、周りからどう見られるかを意識しすぎて、子どもに「外れないこと」を求めるあまり、子どもを苦しめてしまうパターンもあるのだとわかりました。
    「色々あっても、自分みたくなんとかなるものよ」と樹木さんは伝えたかったん

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    2021年06月15日
  • なんで家族を続けるの?

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    お客様にお勧めしていただいた本。とても面白かった。以下、心に残った言葉たち。


    ・アリー効果:生物の原則で、生き物が最も生き残りやすいのは①ぽつんと1人でいる②小さい集団でいる③大きい集団でいるの中で③。人間が同調圧力で人を叩いたりしてしまうのは生物的な原則に基づくとも考えられ、ある種生存本能として仕方ない行動。 生き延びるためには集団になることが1番の武器。だから自分の意思を優先するより、みんなと同じように考えましょうとなるように仕組まれている。

    ・相手が自分の何かに反応していると言うのはものすごい喜びで、ドーパミンの快感につながる。自己効力感と言って、自分が何かに対して影響及ぼすことが

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    2021年05月29日
  • なんで家族を続けるの?

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    ネタバレ

    中野先生の本は相変わらず面白い。そして也哉子さんも幼少期から普通の家族って何なんだろうをかかえながら生きてきた人なのだろうということを伺わせる本だった。なぜ家族を続けるのかに対して明確な答えを提示しているわけではないが(それこそ~だからだ!という答えを提示したら、結局いわゆる家族像の押し付けにもなりかねないし)、こんな家族があってもいいんじゃない?とかこういう背景にはこういう理由があって、という知見を広げてくれる一冊ではあるように思う。

    以下読書メモ
    ーーーー
    ・ただ、私たちは社会通念というものをそれなりの年月をかけて学んできてしまうので、マジョリティとされている考え方を「これが正しいんじゃ

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    2021年04月11日
  • なんで家族を続けるの?

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    家族のことで悩む人は多いと思う。
    脳科学の視点から読み解いてみると、腑に落ちることや新たな発見があるかもしれない。

    著者のおふたりが、家族を読み解くために、両親、夫婦のことを赤裸々に語っているのに驚きつつ、感謝。テレビでお馴染みのおふたりのせいか、とても面白く読めた。

    本筋からずれるかもしれないが…樹木希林さんは、常人には真似できない、唯一無二の存在。
    人間性の厚み、迫力って、画面からも伝わるんだなあ。

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    2021年04月01日