田中道昭のレビュー一覧
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『フィジカルAIの衝撃』は、現在注目を集めているフィジカルAI業界について、主要企業や技術構造、今後の成長可能性を理解するうえで勉強になる本だった。特に、投資先を考える際に、単に有望な企業名を知るだけでなく、その企業が業界の中でどのような位置を占め、何を強みにしているのかを把握できた点が大きかった。
本書を通して印象に残ったのは、フィジカルAIが一つの技術だけで成立するものではなく、複数のレイヤーによって構成されているという点である。AIの計算基盤やロボットを動かすための共通基盤、センサー、制御技術、アクチュエーター、精密なものづくりなど、それぞれ異なる技術領域が組み合わさることで、現実世界で動くAIが成立する。
その中でも、NVIDIAの存在感は非常に大きいと感じた。日本企業の強みを重視する視点から見ても、NVIDIAはAIの計算基盤や開発環境など、フィジカルAI産業の中核に近い部分を握っている。市場から高く評価されているのも、単なる期待だけではなく、技術とエコシステムによる裏付けがあるからだと改めて理解できた。
また、テスラにも大きな可能性を感じた。自動運転やロボット開発を通じて蓄積しているAI、データ、ハードウェア、量産技術がうまく結びつけば、フィジカルAI分野の主要プレイヤーとして一段と存在感を高める可能性がある。現時点では不確実性も大きいものの、技術が本格的に開花した場合の成長余地は非常に大きいと感じた。
一方で、日本企業については、AIの計算基盤では米国企業に後れを取っているものの、ロボットを正確に動かすための制御技術やセンサー、部品、精密加工など、現実の機械を動かす領域に強みがあることが整理されていた。フィジカルAI業界を考える際には、NVIDIAのような基盤企業だけでなく、ロボットの身体部分を支える日本企業にも目を向ける必要があると感じた。
投資の観点でも、銘柄名だけを追うのではなく、業界全体の構造を理解したうえで、各企業がどのレイヤーを担っているのかを見ることが重要だと学んだ。同じフィジカルAI関連企業でも、計算基盤を提供する企業、制御技術を持つ企業、センサーや部品を供給する企業では、競争優位性や成長要因が異なる。本書は、そうした違いを整理するための視点を与えてくれた。
ただし、不足を感じた部分もある。特に、中国のフィジカルAI産業についての記述が少なかった点は気になった。Unitreeをはじめ、中国では有力なロボット企業が台頭しており、製造能力、部品供給網、コスト競争力の面でも無視できない存在になっている。日本がこの分野で優位に立つための条件を考えるのであれば、中国企業の成長や中国政府の産業政策についても、より踏み込んで扱う必要があったように思う。
さらに、米中対立が続く中で、日本がどのような立ち位置を取るのかという地政学的な視点も、もう少し欲しかった。技術力だけではなく、半導体や重要部品の供給網、輸出規制、国家間の連携といった要素も、今後のフィジカルAI産業を左右するはずである。本書ではその部分が十分に描かれていなかったため、別の書籍や日々のニュースで補う必要があると感じた。
また、文章については、ChatGPTが生成した文章のような表現が多く、どこか見覚えのある文体に感じられた点も少し気になった。ただし、本書を読む目的はフィジカルAI業界についての知識を得ることだったため、内容の有用性を大きく損なうものではなかった。
総じて、本書はフィジカルAI業界を理解するための入門書として有用だった。特定の銘柄を推奨するというよりも、産業全体を俯瞰し、各企業の役割や強みを整理するための枠組みを得られた点に価値がある。中国や地政学の視点は不足していたものの、今後さらに情報を集め、フィジカルAI関連の投資先を考えていくための取っ掛かりとしては、十分に参考になる一冊だった。 -
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第一章のアリババ、第五章を読む
Society5.0において期待されるテクノロジーは、IoT、ロボット、AI、ビッグデータなど。日本が注力すべきは、ブロックチェーン。つぎは、アンビエントコンピューティング。
事業が本当にカスタマーセントリックになっているか、人間中心、ステークホルダー資本主義の経営になっているか。
目の前にいる顧客へ価値を提供すること、その顧客の課題を解決すること。それを積み重ねること。
以下、私見
政府が国産技術開発に取り組むための環境整備や米中企業にその果実を横取りされないための強い意志が必要なのでは。国民は、危機意識を持って、逃げ切ろうとか思わず、謙虚に学ぶ、海外の技術を持って来て終わりではなく、有利な交渉材料を用意して交渉に臨むことが重要である。 -
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ネタバレ【要約】
マーケティングの父とも呼ばれるフィリップ・コトラー氏が提唱した「マーケティング4.0」の理論を基に、世界のキープレイヤー(GAFA、BATH)のビジネスモデルとその中核を担っているテクノロジーを紹介している。
【メモ】
「戦略とは?」
意図的戦略・創発的戦略
全社戦略・事業戦略・機能戦略
マーケティング戦略
「マーケティングの変遷」
マーケティング1.0=製品中心のマーケティング【画一的な大量生産・大量消費】
マーケティング2.0=顧客志向のマーケティング【企業がマーケットインを意識】
マーケティング3.0=価値主導のマーケティング【3iを意識した発信が必要に】
マーケティング4.0=接続性のマーケティング【他者の口コミが欠かせない要素に】
【印象に残った個所】
社長の豊田氏「勝つか負けるかではなく生きるか死ぬかだ」
コネクティッドシティ=静岡県裾野市Wovencity
日本もGAFAやBATHに対抗できる? -
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マーケティングのお勉強。
一般に、メルカリが人気を呼んだ理由は、ユーザビリティ、すなわち使い勝手のよさや、不要品がお金に変わる金銭的メリットにあると思われがちです。これらはマーケティング用語で言うと、「機能価値」。もちろんこの部分も大切ですが、機能価値だけを提供する企業は、競争に弱いと言われます。なぜなら、たとえメルカリのように特定分野の「イノベーター(革新者)」でも、機能だけならすぐ他社に真似されてしまうからです。
取り組みを始めるのはたやすいのだが、先に進むにつれて十分な経営資源がないことが明らかになってくる。そのときにどうやって経営資源を確保するか。この問題は、部分的には量の問題、つまり、どれだけの経営資源を既存の確立したビジネスに投入し続け、どれだけを新規ビジネスに投入するかということになる。そして、同時に質の問題でもある。つまり、既存のビジネスラインから追加の利益を得ることと、新規ビジネスラインから新たな利益を得ることのどちらを高く評価するかという問題でもある。さらに、社内政治と権力争いの問題でもある。つまり、長期的に膨大な可能性をもたらす機会に期待して、短期的リターンを提供する既存ビジネスをどの程度犠牲にできるかという問題だ。
保護者や生徒に会って話を聞くと、塾のない地域に住んでいたり経済事情のために行きたくても行けない生徒たちが想像以上に多かった。そして、その気持ちに答えられるサービスを出せば、後発ながら僕らにもチャンスがあるかもしれないと思ったのです。 -
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色々な企業の取り組みを例に挙げてそれぞれの考え方をレクチャーしてくれる入門書。
マーケティングは生の声を傾聴し、そのまま受容し、共感するという、カウンセリングに似たプロセスから生み出されている。強さと優しさがある。
人間の本能や欲望、物事の本質を突き詰めて考えるのがマーケティング。
メルカリはやりとりを楽しむ女性好みのツール。ヤフオクは競い合う男性好みのツール。
マーケティングの基本〈STP〉セグメンテーション、ターゲティング、ポジショニング。セグメンテーションとは市場を切り分けること。
万国共通、右上にあるものを良しとする意識がある。
住宅の様に仲介業者がいると、中古品でも資産価値が算出できる。
イノベーションとは従来になかった、全く新しい製品やサービスを生み出すこと。
LINEは2011年4月末に開発し始め、2ヶ月弱でリリースした。
①イノベーター→②アーリーアダプター→キャズム→③それに共感する人々アーリーマジョリティ→④レイトマジョリティ
「仲間外れになりたくない」行動心理が働いてイノベーションと呼べるヒットに繋がる。
人はフォルダ別の脳内予算を持っている。加えて昨今は日常使いのモノ、コトは極力節約志向で考え、自分の未来への投資や絆、思い出には積極的にお金を使う「メリハリ投資」が目立つ。
スタディサプリ→無料からシェアを広げ、有料設定で値段の設定ミスしユーザーが減るもベンチマークしていたモノと値段設定を変え、ニーズを深掘りしたことで爆発的にユーザーが増えた。
マーケティング戦略4PとはProduct製品 price価格 place流通 promotion販売促進
4Cとはcustomer value顧客価値 customer cost顧客の生涯コスト convenience利便性 Communicationコミニケーション4Cにより、売り手が売りたいものとユーザーが欲する価値とのギャップを埋めることができる。
リクルートの手法「リボンモデル」結び目が大きいとベストマッチングが増え、商品やサービスをより多く提供できる。「すべての事業の目的は『世の中の不をなくすこと』それを解消する為のイノベーションが求められ、その実現にはビジネスチャンスがある」プラットフォーム戦略。
CX→ Customer experience お客様の体験。使っていて楽しい、心地が良い、気が利いている。ロイヤルカスタマー獲得への戦い。オイシックス、リッツ・カールトン。
1971〜1976生まれは別名貧乏くじ世代って酷!
エアクロ、タイムズカーシェアなどサブスクリクションサービスがいいのは、実際に試せるから。借りるから買うに繋がるのか懸念もあったが、冒険、失敗したくない世代にはピッタリ。