伊東豊雄のレビュー一覧

  • あの日からの建築

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    建築家はコンセプトが抽象的であっても、そこを利用する人との会話によって建築が成立つことを忘れてはならない。と問い掛けてくれているように感じた。

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    2015年02月16日
  • あの日からの建築

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    昔の会社の名前が出て嬉しい反面、建築家のあるべき姿は共感できないものもある。クライアントに合わせて設計するのも能力だと個人的にはおもう。

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    2014年01月07日
  • あの日からの建築

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    3.11の震災後、著名な建築家がどのような想いでいるのか、ベネチアビエンナーレ金獅子賞の「みんなのいえ」ができる過程などが気になり、読んだ一冊。

    建築に携わるいろいろな人の講演で、震災後、建築家が求められていないことの虚しさともどかしさから活動を始めたという話を聴く機会があった。
    本著では、社会的背景や歴史などを踏まえて、なぜ建築家が求められていないのかという、著者の見解が語られている。
    なぜ海外で評価されている建築家が、日本で評価されていないのかなど、納得。

    読みやすい文章で、建築の知識がさほどなくても、理解できる。本著に登場するひとつひとつの建物について、詳細を知りたくなった。

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    2013年02月28日
  • あの日からの建築

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    復興していく過程で「ミニ東京」にはしてほしくないなぁ、と作者に共感。
    被災地だからこそ発信できるものは、人との繋がりや自然と共存する上の豊かさ。これは東京にないものだなぁとつくづく。

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    2013年02月08日
  • あの日からの建築

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    自己主張とエゴを押し通すのとは違う。それを、震災後のコミュニティづくりを通して実感し、建築が提供することのできる真の復興について筆者の取組とこれからの建築の考え方について共感した。

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    2013年01月20日
  • あの日からの建築

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    内容はともかく、70歳を過ぎて自分の価値観や作品性を疑い更新していこうとする姿勢に感銘を受けました。普通は50代くらい(組織にいたら30代後半くらい?)で凝り固まるところですが。

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    2012年10月31日
  • これからの教養 激変する世界を生き抜くための知の11講

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    全体的に横文字が広く多く使われていた印象。
    それなのに文学代表の平野啓一郎さんの文章はスッと入るし、本人の半生を知れてファンとして棚ぼたでした。
    最後の人類学代表の山極寿一さんの話は為になった。猿になる前に村に定住しようかなと思った

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    2024年09月27日
  • 「建築」で日本を変える

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    岐阜メディアコスモスを作った人の本。
    東京の魅力がなくなってきている。なぜなら、自然や土地に何も配慮しない建築をしているから。今こそ、自然や土地に合わせた建築をするべき。それを実現させた4つのプロジェクトがあり、その一つがメディアコスモスである。空気の流れや光の入り方などに配慮して設計してあり、地域密着型の建築ができた。

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    2021年12月10日
  • 日本語の建築 空間にひらがなの流動感を生む

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    日本語の持つ余白を活かした建築を作る。感覚を頼りに余韻や曖昧さを楽しむことができる。管理され均質化された社会だからこそ、自分自身の感性に基づいて生きること、楽しむことが大切だということかな。管理された会社の中が全てとなりがちだが、そうではなく、自分の感覚を頼りに会社以外(余白)も楽しむ。会社での出来事の余韻も楽しむ。そう生きることが人生を楽しむことなんだろう。ということが建築を通して見えてきたということかな。勉強になった。自分自身を均質化された生き方から、日本語的な生き方へと変換していきたい。

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    2019年01月13日
  • 日本語の建築 空間にひらがなの流動感を生む

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    地球、陸地、国、地域、町、家、住む人。

    機能や生産性だけに特化すると、
    住む人を抽象化し、必要な箇所だけ構築することになる。
    それは地球上のどこで通じるものかもしれないが、それだけでしかない。

    抽象化することができない個人の部分、
    これをお互いに認め合って生きていくことができるようにする、
    人が特化するのではなく自然に溶け込ませてもらう、
    それを実現するのが建築をはじめとする、
    人が作るもののあるべき姿なのかもしれない。

    (以下抜粋。○:完全抜粋、●:簡略抜粋)
    ○やはり「管理」ということなのです。本来であれば、こうやっても工期は延びないか、費用は上がらないかという質問をしてくる以前に、

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    2017年12月30日
  • 「建築」で日本を変える

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    誰が見ても素晴らしいと思うモノを追求する必要はない。
    それよりも今近くにいる人たちと、幸せを感じられるほうが大切である。
    その幸せを形にし、積み上げていくことが、
    建築が担ってくれる一つの役割なのかもしれないと思いました。

    (以下抜粋。○:完全抜粋、●:簡略抜粋)
    ●「経済の豊かさより心の豊かさへ」
    一、自然との関係を回復する
    二、地域性を取り戻す
    三、土地に固有の歴史や文化を継承する
    四、人々の繋がりやコミュニティの場をつくり直す(P.56-57)
    ○一方、設備環境はというと、構造や空間が固まってから検討を始めます。つまり設備は後づけだったのです。けれども最近はテクノロジーが発達して、初期

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    2017年12月17日
  • 「建築」で日本を変える

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    ネタバレ

    オフィスビルで働く一人当たりの二酸化炭素排出量はそうでない人の10倍。

    経済の豊かさより心の豊かさへ
    1.自然との関係を回復
    2.地域性
    3.土地固有の歴史や文化の継承
    4.人々の繋がりやコミュニティの場つくり

    光や風といった自然そのものを建築に取り込む。
    「ぎふメディアコスモス」
     大きな家の中の小さなそれぞれの家=開放型のパオのようなグローブ。

    建築とはコミュニティに形を与えること。

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    2017年01月22日
  • あの日からの建築

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    ありのままの自然との関係を取り戻す。そのためにはもっと建築家が社会の内側に入ってポジティブな建築をつくらなければならない。建築は身体で考えるものであり、リアリティのない中で美しい図面を描いても豊かな空間にはならない。建築家として3.11以前から考えてこられたことを3.11をきっかけに静かに力強く訴えているように感じる。ハードよりもソフトから、土木よりも設計からを考える社会が求められている。

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    2013年03月04日
  • あの日からの建築

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     タイトルどおり、震災後の取り組みのドキュメンタリー的な内容。地元の人との対話を軸にしようとする姿勢には共感。
     そして、社会と建築家の距離感に身悶えする、震災後の建築家の苦悩がヒシヒシと。
     

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    2012年12月04日
  • あの日からの建築

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    (121104)
    せっかく一般向けの「新書」という形で出しているのに、伊東さんの活動報告に過ぎない気が。。。
    建築学生には良いのではないでしょうか。

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    2012年11月04日
  • あの日からの建築

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    あの震災以降、建築家の方々が自分の建築について、これからの建築についてどう考えているのか気になってた。
    機会が無くて講演とかは行けなかったので、この本は私にとってとても気になる内容でした。

    インターネットや雑誌なとで伊藤さんのお仕事については知ることができるけれど、コンセプトやプロセスなどはなかなか知り得ないのでとても興味深い内容でした。
    現代の若者に対しての意見はなんとも賛同しにくいけど、震災以降の自分の建築に対する考え方の変化は私自身も自分の生き方について考えさせられた。

    個人的には6章以降の話が面白かった。
    仕事柄省エネ・エコ・自然エネルギー等々の話題は尽きないけど、まだ模索段階だな

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    2012年10月20日