山口瞳のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
「礼儀作法入門」という書名から連想されるような、礼儀作法に関する実用書、ではない。そういう部分もなくはないのだけれども、結局、酒の飲み方・ギャンブル・見舞・来客・背広の選び方・鞄等々に関しての、山口瞳のこだわりというか、好みというか、を紹介した本であり、山口瞳がどういう人かを理解する助けになる本、と言ったほうが良いと思う。GOROという雑誌に連載されていたということである。GOROは若者向けの男性誌であり、ヌード写真などが載っていた雑誌である。若い頃、僕もこの雑誌はよく買っていたが、山口瞳の連載については全く記憶がない。山口瞳よりはヌード写真の方が好きだったのだろう。
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Posted by ブクログ
「重松清」が「山口瞳」の傑作コラム50篇を選んだコラム集『山口瞳「男性自身」傑作選 中年篇』を読みました。
「向田邦子」の随筆や短編小説に惚れ込み、第83回直木賞では「向田邦子」を強く推薦して受賞に至らしめた「山口瞳」(最近読んだ『向田邦子全対談』と『向田邦子ふたたび』の両作品に登場しています)… その「山口瞳」の作品を読んでみたくなったんですよね。
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昭和38年に直木賞を受賞した著者は同年末から『週刊新潮』で連載を始めた。
『男性自身』という奇妙な題名のコラムは、会社員兼作家である自身の哀歓、家族・友人のエピソード、行きつけの店での出来事など