山口瞳のレビュー一覧

  • 人生作法入門

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    この作者は怒っている。
    「平和そのものが、重く重く伸し掛かり、悪い感じて私の周辺をとりかこんでいる」ことに。
    常識を知らない若者に。
    粋でないものに。
    その怒り方、お話が、読んでいて、なるほど・・・と
    思わせられるのが、山口瞳さんのすごいところだなぁ。
    と、思わせられる。
    茶目っ気もある。ユーモアもある。
    読んでいて、文章の妙味に酔いしれる。

    向田邦子さんとのエピソードも、いきいきとしてすばらしい。
    「山口さん、わたし、もう駄目なの。遊んでばっかりいるの」
    そう、そっと体を寄せて、耳許で囁いたという邦子さんは、
    読者の知らない向田邦子さんの姿でもあり、
    そんな弱音ともとれる一言を言わせる山口

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    2013年06月03日
  • 山口瞳「男性自身」傑作選 中年篇

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    どうゆうわけか家にあったので読んでみました。
    昭和戦中派のエッセーって感じで、あはぁって感じでなんか懐かしい日本人の姿が描かれています。

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    2010年09月05日
  • 山口瞳「男性自身」傑作選 熟年篇

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    著者の作品を初めて読んだ。選んだ作品が悪かったのか、人気作家であることは実感できず。何から読めばよかったのか?

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    2009年10月04日
  • 礼儀作法入門

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    礼儀作法入門というより、山口瞳入門ですね。就職活動を控えた私は、礼儀でも身に付けようと思い購入したのですが、いくら読み進めても「礼儀作法」は出てこない。「山口瞳流礼儀作法」ですね。礼儀の方法というよりも、エッセイにに近い感じがします。知っている人は知っていると思いますが、山口瞳氏は男性です。しかも直木賞を受賞している凄い作家さんです。現在21歳の私は、以上のことを知らないで読んでしまったのですが、知っているのは何歳ぐらいの方ですかね?

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    2009年10月04日
  • 新東京百景

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    山口瞳のような文章を書けたらいいなと、つくづく思う。そして山口瞳のように生きていければいいなとも。

    この本は山口瞳が変わりゆく東京を文章とスケッチでつづってゆくものだ。うーん、何度読んでも、頬が緩んでしまう。

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    2009年10月04日