P+D BOOKS 居酒屋兆治
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P+D BOOKS 居酒屋兆治

770円 (税込)
539円 (税込) 5月2日まで

2pt

3.0

高倉健主演作原作、居酒屋に集う人間愛憎劇。

国立で広さ5坪の縄のれんのモツ焼き屋「兆治」を営む藤野英治。輝くような青春を送り、挫折と再生を経て現在に至っている。かつての恋人で、今は資産家と一緒になった、さよの転落を耳にするが、現在の妻との生活の中で何もできない自分と、振り払えない思いに挟まれていく。
周囲の人間はそんな彼に同情し苛立ち、さざ波のような波紋が周囲に広がる。「煮えきらねえ野郎だな。てめえんとこの煮込みと同じだ」と学校の先輩・河原に挑発されても、頭を下げるだけの英治。
そんな夫を見ながら妻・茂子は、人が人を思うことは誰にも止められないと呟いていた……。
同作品を原作に、高倉健主演の映画「居酒屋兆治」は、舞台を国立から函館に移して、1983年秋に公開された。

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P+D BOOKS 居酒屋兆治 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2023年01月20日

    高倉健主演映画の原作ということで、読んでいてチラチラと健さんの姿が頭に浮かんだ。十四話からなる居酒屋兆治店主・藤野の物語。読んでいる間の雰囲気は、昭和三十年代くらいかと思っていたら、この作品が刊行されたのは1986年ということで、もう少し新しい年代なのかもしれない。『第十二話・遠花火』 以降が、読ん...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年02月28日

    寡黙で朴訥として居酒屋の店主。
    愛想の良い女将さん、
    集まってくる顔馴染み。

    居酒屋として憧れのスタイルが
    ここにある。

    口にはしない悲しいことも、
    飲み干してしまう大人の知恵と
    優しさ。
    笑い飛ばして、やり過ごす哀しみ。

    優しい灯りの下で
    美味しいモツと日本酒を
    いただいたような読後感。

    0

    Posted by ブクログ 2020年03月20日

    微妙な読後感。なんかほんわかさせておきながら、ゾッとさせるような、悲しませるような小説。意味ありげで、理不尽なかんじ。

    0

P+D BOOKS 居酒屋兆治 の詳細情報

  • カテゴリ
    小説・文芸
  • ジャンル
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    小学館
  • 掲載誌・レーベル
    P+D BOOKS
  • ページ数
    256ページ
  • 電子版発売日
    2015年05月25日
  • コンテンツ形式
    EPUB
  • サイズ(目安)
    1MB

閲覧環境

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