九条菜月のレビュー一覧
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ネタバレ【筋】
見た目10歳の(実は300歳)の元・邑の守り神 春蘭と、ぐうたら下級官僚 仲望が、華安という国の宮中のいざこざに巻き込まれたり、異形と闘ったりするお話。
【感】
一言で言うなら、キャラが立ってる。
中華風の設定はありがちだけど、読むのは苦じゃなかった。
元神様で古風な言葉使いながらも、驕った処の無い春蘭が可愛い。
美味しそうな名前の白虎“白桃”が、活躍しまくっていてオイシイ。
ぐうたらに惚れるワケがあるまいと思っていたのに、仲望にオチタ。犯罪予備軍でも構わない。 でも、途中かなり空気。
後半になればなるほどテンポUP。
やんわりとまとまっているので、この本だけでも読める。
春 -
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Posted by ブクログ
うわぁ……(汗)。
容赦のない展開です。まあ、でも、あってもおかしくない展開ではある。むしろ、こういう状況にならない方が変で、人死にが出ない方が展開としてどうなんだ、と思わなくもないが。
だからと言って、読んでいて胸が痛くなる展開であることに変わりはない。
蛙は笑ったけどね! イラストに噴いた。面白すぎるぜ……。あとがきにあった、進化形態のラフ画なるものが見てみたいと本気で思った。
ってか、やっぱり、ジュリアンって黒なんじゃないの(笑)。
頭のゆるそうな坊ちゃんも出てきて、大変そうだ。あれは味方になるんだろうか。どうなんだろう?
次も楽しみです。 -
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Posted by ブクログ
魂葬屋奇談シリーズの5巻目。今回初登場の魂葬屋・亜緒がイライラさせられる人物で、読んでてこのクソガキ!と何度も思いました。魂葬屋や死神はの面々は、みんな結構とんでもない性格をしてて、主人公の深波は振り回されてばかりいるけど、亜緒は今までの登場人物たちなんて目じゃないくらい性格が悪すぎです。深波は冷静なので、ぐっと我慢してましたが、短気な私は、自分が深波だったら亜緒のことを確実に一発(以上)は殴ってるだろうな、と思いました。次巻は最終巻。謎を解くための鍵を亜緒のせいで深波は失ってしまったけれど、ちゃんとユキの過去はわかるのかな?気になります。
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Posted by ブクログ
オルデンベルク探偵事務所録シリーズの2冊目。このシリーズは「主役は探偵事務所で働く人々」なのだそうです。そのため、前作とは主人公も違うし、話の雰囲気も全然違うので、前作『ヴェアヴォルフ』を読んでいない方でも、十分に楽しめると思います。無惨に殺された女性の遺体が忽然と消えたという事件が起こり、さらに別の殺人事件が起こって、一体誰が、何の目的でこんな事件を起こしたのか、という本筋部分もとても楽しめたし、主人公のフェルが行動派お嬢様イザベルに振り回される様も面白かったと思います。だけど、何といってもこの本で一番良かったのは最後です。何がどう良かったかは、未読の方のために伏せておきますが、ああ、そうだ
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