加地伸行のレビュー一覧

  • 漢文法基礎  本当にわかる漢文入門

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    ページ数が多いので、受験生はこれを読む時間的な余裕は無いだろう。だが、ありきたりな受験対策用の漢文解説書と比べると圧倒的良書。

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    2025年10月20日
  • まんがで名作 渋沢栄一の論語と算盤

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    渋沢栄一のことを知らなかったのですが、論語と算盤という有名な本があると知り、その漫画版である本書を読んだ。
    渋沢栄一の人柄や、何を大切にして生きてきたかがわかりやすく、ところどころ本書の名言や論語の名言が抜粋されて紹介されていて、解説があるので理解しやすく面白かった。

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    2025年09月19日
  • 韓非子 悪とは何か

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    ネタバレ

    面白かった!
    韓非子は学生の頃、教科書で読んだ時以来だった。しかも、記憶に残っているのは肝心要の内容ではなく、挿絵がイケメンだったこと、そして「法家」ってなんか格好良い響きだな、と思ったことだけである。いやはや、残念なほどにミーハーだ。

    本書は「韓非子」の現代語訳、「韓非子とは何か」、韓非伝、中国における韓非子、日本における韓非子、の4本から成る。
    賛否は分かれるだろうが、個人的にはこの竹を割ったような韓非子の論説は好ましく思うーー実際にこのような上司がいた時に嬉しいかどうかはおいといて。自分が優秀だったら嬉しいけど、そうでなければキツいなぁ、と。

    人は利己的な存在である、というのは、最近

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    2025年07月02日
  • 漢文法基礎  本当にわかる漢文入門

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    漢文法基礎  本当にわかる漢文入門
    講談社学術文庫 2018
    著:二畳庵主人
    著:加地 伸行
    出版社:講談社

    漢文読解とは、古代中国語を日本語として読むための技術を云う
    そのためのルールを漢文法という

    とっつきが悪く、難解です

    そのプロセスはこうだ

    インプット:①古代中国語
    漢籍では、頁、縦書、数段組みの上、漢字が限りなく一列にならんでいる
    これを数えて、史記、52万6千5百字などという

    作業1:これを適切に長さに区切って記述する

    アウトプット1:①漢文
    読者が理解できる古代中国語ができる
    ここが出発点である

    作業2:古代中国の単語等の意味を調べる
    漢和辞典等を参照して字句の意味

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    2025年04月27日
  • 間違いだらけの家族観 儒教で読み解く老い・父性・夫婦・死

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    間違いだらけの家族観 儒教で読み解く老い・父性・夫婦・死。加地伸行先生の著書。儒教で読み解くと夫婦別姓は問題があるという加地先生のご主張。儒教を信じて儒教の教えに忠実に生きるのであればそういう考えかたもあるのかもしれませんね。日本では信教の自由が認めらているから。儒教では夫婦別姓は問題があるから日本で夫婦別姓が問題があるということにはならないと思います。

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    2025年04月20日
  • 韓非子 悪とは何か

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    本書では法家を代表する中国の思想家韓非の思想を学ぶことができます。

    加地伸行氏は上で紹介した『孔子』や『儒教とは何か』の著者で、その面白さ、わかりやすさは折り紙付きです。今作でもその加地節は冴えわたっています。

    私個人の感想ですが、以前読んだ『論語』より圧倒的に読みやすいです。そして少し皮肉が効いているというかいいますか、ブラックユーモアのような内容が語られるのも面白いです。まるでチェーホフの短編小説を読んでいるような気分になったのが印象に残っています。特に以前紹介した『仮装した人びと』は特にそれが当てはまるのではないかと思います。この一致は二人の冷静で徹底的な人間洞察のなせる業でありまし

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    2024年12月19日
  • 論語のこころ

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    とにかく分かりやすいです。日本語に取り入れられている論語であっても、前後にある話はあまり知りませんでした。読み終わった後でも「もう一回!」と思ってしまうほど面白いので、誰かに贈るのもいいと思います。

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    2021年05月07日
  • 論語 ビギナーズ・クラシックス 中国の古典

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    大人になって改めて論語に触れたいと思った。
    最初は全集みたいなのを手に取ってみたが、勉強不足すぎてチンプンカンプン。
    挫折したところに、この一冊と出会うことができた。
    原文、読み下し文、現代訳と、とても分かりやすくまとまっていて、読みやすかった。
    そして改めて論語というものの凄さと素晴らしさに気付かされた。
    紀元前も2020年も良くも悪くも人間は変わらないんだなと驚いた。

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    2020年12月12日
  • 論語 ビギナーズ・クラシックス 中国の古典

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    尊敬してやまない孔子の書いた論語。
    当たり前を当たり前にこなしていくことが1番難しい。
    謙虚に実直に。

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    2020年11月14日
  • 論語 ビギナーズ・クラシックス 中国の古典

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    論語は、色んな理不尽に立ち向かうための思想であり、心の支えである。不遇に苦しむ時に読めば、必ず代弁してくれている言葉が見つかる。孟子や菜根譚などなどと共に、一生に何度も何度も読むに違いない。

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    2020年03月15日
  • 論語のこころ

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    ネタバレ

    『すらすら読める論語』に大幅な加筆を施し再編集したもの。
    論語は学校教科書で触れた程度で、日本人たるもの四書くらいは読むべしという著者の想いには遠く及ばないが、論語や孔子の生涯と時代、日本への影響も含めて、各省の冒頭部分の説明が分かりやすかった。
    論語の本文についても、テーマごとにピックアップした125文の原文、書き下し文、現代語訳、そして参考の解説では別解釈も含めて丁寧に、かつ分かりやすく編まれている。
    著者の個人的見解というか、アクの強さも端々に感じられるが、それも潔いと好感を持った。
    君子、小人、民の違い、日本仏教と儒教との関わりなど、初めて教えてもらった。
    15-223

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    2015年10月25日
  • 漢文法基礎  本当にわかる漢文入門

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    自分が中国文学専攻に進学するきっかけを作った一冊(苦笑)。

    かつてはZ会(増進会)から出された受験参考書だったが、長ら
    く絶版となっていた為古書として高値で売られる状況を憂えた著
    者が再販を決意し、講談社学術文庫の一冊として出版されるに
    至った。
    私が大学学部生のとき、何かの講演で加地伸行氏にお会いした
    ので、「『漢文法基礎』を書かれたのは先生ですよね」とお尋ねし
    たところ、微苦笑されたのを今でも覚えている(加地先生は、『漢
    文法基礎』を書いたのが自分だとは長らく公言されなかった)。

    助字の説明は本当に貴重。
    漢文をしっかり読みたいという方には、本書を常に手元に置かれ
    ることを強くお勧めし

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    2011年12月28日
  • 漢文法基礎  本当にわかる漢文入門

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    ネタバレ

    我が学科の学生には遅くとも3年生になったらこの本を常に持ち歩いてほしいですね。授業の時はもちろん引きまくる。それだけじゃなくて、電車の中など通学の時に全書を通読してほしい。それも何度も何度も。

    内容説明
    本当の「漢文力」とは? あの名著が蘇る!入試問題や学校の勉強ができるようになるのはアタリマエ。お手軽な受験参考書に飽き足りない人、古典に親しむための基礎力を身につけたい人に贈る、待望の新版!

    内容(「BOOK」データベースより)
    訓読のコツとは。助字の「語感」をどう読み取り、文章の「骨格」をいかに発見するか―。漢文読解の基礎力を養い、真の「国語力」を身につけるために、1970年代より形を

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    2011年09月02日
  • 漢文法基礎  本当にわかる漢文入門

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    伝説の漢文参考書二畳庵主人(加地伸行)著『漢文法基礎』が講談社学術文庫から改定再版されました。この本はZ会の大学受験生用に書かれたものを本にしているわけですが、単なる受験参考書という枠にとどまらず、漢文読解力の向上を志すものや漢文・漢詩に興味のあるものをも取り込む(むしろそっちの方が有益ではないかと思う)一大文法書となっています。それは「基礎」と銘打っているもの、その意味は著者も「私の言おうとする基礎とは、あれこれ経験を経たのちの最後の段階のフナつりに当たる。初歩的知識というのは、魚つりを始めるころのフナつりを指している。最後の境地のフナつりは、形こそフナつりで同じだが、その内容は、まったく異

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    2011年01月30日
  • 論語 ビギナーズ・クラシックス 中国の古典

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    子供生んだら仁て名前にしようとおもった。
    なんでって、あったかいラグのうえに二人の人間が
    くつろいでいるさま。なんだって。
    そういうことが難しい言葉でかいてある。
    ってことをやさしく解説してあります。

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    2010年07月20日
  • 論語 ビギナーズ・クラシックス 中国の古典

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    「孔子の為になるお言葉」位の知識しかありませんでしたが、
    原文をそのまま読むのは難しいですが、書き下し文と解説がわかりやすいです。
    何度も読んでみようと思います。

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    2009年10月04日
  • 論語 ビギナーズ・クラシックス 中国の古典

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     孔子の人生と「論語」の内容に関して、著者が中学生に語りかけるように、平易な言葉で紹介されている。論語とは何か、孔子はどういう人生を歩んだのかを最初に学ぶにはちょうどよいと感じた。
     また、論語をもとにした日本語が数多く存在することにも驚かされた。

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    2025年02月04日
  • まんがで名作 渋沢栄一の論語と算盤

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    小3の娘に購入、30分ほどで読み終わってしまったが、定期的に読み直して欲しい。
    ビジネスと人助け、勉強をする理由、成長ステージで気づきも違うだろう。

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    2025年01月13日
  • 論語 ビギナーズ・クラシックス 中国の古典

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    数々の政治家を支えた経験から、政治を持って
    多数者や全体の幸福論を語った孔子。
    古典とはいえ現代に通じる人生哲学が詰まっていて、
    「どんな人間でありたいか」を考える機会をくれる1冊。三十にして而立(独り立ち)し、祖国で教育者として地位を得るまで十数年も放浪していた遅咲きの苦労人だからこそ、その言葉は力強い。単なる小人(知識人)ではなく君子(教養人)を目指して生き、迷った時は古典に立ち返る習慣をつけたい

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    2024年12月15日
  • 令和の「論語と算盤」

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    中国古典に精通した作者の加地さん、論語を絡めて、ぐいぐい世間に物申す。かなりお歳なのにという失礼かもしれないが、大いに熱量を感じることができた。

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    2024年12月14日