加地伸行のレビュー一覧
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儒教的古典が大きな影響力を持った東北アジア文明圏では、古典的教養を身につけるということは単なる知識を多く覚え込むということではなく、人格を作り上げることを意味していたと著者は言います。しかし、明治維新以降そうした教養が軽視されるようになり、戦後に至って教養の持っていた意義が完全に見失われてしまうことになりました。著者は、現代では忘れ去られてしまった儒教的古典の教養が持つ意義を見なおし、その復権を説いています。
具体的な内容としては、丸山真男の日本思想史研究に検討を加えて、丸山が十分な古典的知識を持ち合わせていなかったことを検証する論考や、吉川幸次郎の人と思想を紹介した文章、さらに教育勅語や伝 -
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ネタバレ[ 内容 ]
豊かで幸せな暮らしを享受しながらも、その内実は空虚で、何かことが起これば、すべて他人まかせでうろたえるばかりの日本人。
本書で著者は独自の儒教解釈に基づきながら、祖先からの「血の連続」・「生命の連続」に最大の価値をおく儒教的死生観こそが、日本人の「家族の思想」の根本であり、日本人が拠りどころとすべき精神であると論ずる。
少年少女の荒廃、老親介護、出生率の低下など、日本の家族が直面する問題を深く洞察し、家族再生のための本質的な議論を展開する。
[ 目次 ]
序章 儒教の家族主義をめぐって―新井将敬氏との対談
第1章 儒教的仏教そして仏教的儒教
第2章 出家と在家と
第3章 「老い