荻原博子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
年金について不安があります、その心配を煽る本や、その対策と称して金融商品を買いましょうと宣伝している企業もあります。
そのような中、働くことを退いた後に、年金はどれほど頼りになるのか、また頼りにするためには、働いている間にどのような点を注意すべきかを考える時期に来ていると思います。55歳の誕生日を迎えた今日、改めて考えさせられた本でした。
以下は気になったポイントです。
・年金はどんなに借金だらけであっても破綻しない、なぜならその借金を、すぐに全部支払わなくてもいいから(p22)
・戦争で明暗を分けたのは、定額郵便貯金と労働者年金、定額郵便貯金は事実上踏み倒したことになった、年金は支給するのはかなり先だったので踏み倒しは無かった(p23)
・国庫負担は以前は3分の1であったが、2004年法改正で2009年から2分の1に増えた、年金財政が悪化すればそれを上げる可能性がある(p25)
・2017年7月までは、25年間加入の義務があったが、同年8月に改正年金機能強化法が施行されて、10年加入でもらえるようになった(p35)
・年金の繰り上げ、繰り下げの損益分岐点(2018年現在)は76歳、60歳からもらい始めると30%減額となるので76歳以上長生きするのであれば、65歳からもらったほうが得である(p64)
・年金と給料(総報酬月額相当額)の合計が28万円を超えると、年金は一部カットされる。働く時間を正社員の4分の3未満にしてもらうと正社員から外れて社会保険に加入しなければ年金はカットされない(p73,74)
・銀行窓口で投資信託を買った人の46%は、損をしている(p91
・簡易生命表によれば、10万人の男性が5万人を切るのは85歳、つまり男性の2人に1人は84歳まで生きている(p129)
・銀行からお金を借りたつもりでいても、返せなくなったら保証会社となっている消費者金融から取り立てがくる(p184)
・多くの銀行は資金の運用先がないので、わざわざ手数料を払ってまで、日本銀行に預けている、マイナス金利導入の2016年以降に120兆円も増えている(p189)
・投資をしないと老後資金が足りなくなる、ということは決してない、投資とは経済が安定していて景気が上り調子の時にするもの(p192)
・介護事務所、生活関連情報検索には、介護保険法に基づく、25種類51サービスが載っている(p202)
・老後に必要となる、介護費用・医療費は、二人で1500万円くらいはとっておくべき、日常生活はそれ以外の蓄えと年金でやっていく(p220)
・残りの人生で自分がやりたいことをやりながら、気の置けない相手と語り合い、たまに疲れない程度に働くのが良い(p237)
2019年3月31日作成 -
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庶民目線の経済ジャーナリスト萩原博子が書いた家庭のお金についての本。
・医療費が家族で10万以上なら医療費控除
・先取り貯蓄がよい。積立は社内預金→財形貯蓄→給与振込銀行での自動積立。社内預金は労基法で0.5%以上と決まっている。
・資産の棚卸しをする。見開きの紙の左右にプラス資産とマイナス資産を書き出す。
・サラリーマンは四月から六月支給で厚生年金・健康保険・介護保険料の社会保険料が決まる。残業減らして可処分所得を増やす。
・生命保険は過度に必要ない。子供2人だと18歳まで15万の遺族年金。住宅ローンがあれば団信で家も残り、路頭には迷わない。
・国の健康保険を軽んじてはいけない。高額療養費制度で月額負担に上限あり。過度な医療保険もいらない。
・今は妻が死んでも子どもいれば18歳まで遺族年金あり、専業主婦の保険に死亡保障はいらない。 -
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有料老人ホーム「アクラス五条」の施設運営者・吉松泰子社長
「みんな、自分が死ぬと思わないので、死を覚悟できない。でも、死ぬ覚悟がないと、よりよく生きられないし、死が不安で怖くていたたまれなくなる。人間誰でも、老いて死にます。けれど、それがどういうことか分かって、それに備えて自分はどう生きようかと考えていれば、やたらと不安に苛まれて嘆かなくてすみます。死ぬその時まで笑って生きられる。そのためにも、死ぬ覚悟は必要です。」
隣に「死」があるから、今日一日をしっかり生きよう。そう思いながら人生をまっとうできるというのは、素晴らしいことです。人間、誰でも必ず死を迎えますから、生きている間にどれだけ充実した時間を過ごせたかということが、その人の人生の重みになるのでしょう。彼女の言葉を聞きながら、私自身、なんとなく生きてしまっていることを深く反省しました。 -
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35年払いで買ったマンションのローン支払いが70歳まで続くことに危機感を感じ、売ろうとするものの高くは売れず借金が1000万円以上になるため売るに売れない、住宅ローン地獄。住宅ローンの利息が上がるタイミングで子どもの高校大学進学が重なり教育ローンを組んだ二重ローン地獄。優等生の息子だったのに大学新卒時の就活でうまくいかず、43社受け唯一内定の出た中小企業への就職を親が認めず引きこもりになってしまったニート地獄。銀行系カードローンをちょっとならと使い始めたことでヤミ金にまで借金したカードローン地獄。どれもこれも身近に感じる事例ばかりだ。ことの発端は、収入に見合わぬ住宅ローンと子どもへの投資だと思う。身の程をわきまえ、謙虚に、質素に生きよう、そのノウハウを持とう。家は所有せずとも幸せな家庭は築けるのだから。
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ネタバレ「投資なんか、おやめなさい」ってタイトルは投資を否定してるんじゃなくて、
「(自分の損得も見極められず、金融機関や保険会社が勧めるままにやるくらいなら」やめなさいって意味だった。確かにその通りだなと。
結局目の前の情報だけみたら「自分が得する」と感じることでも(例:加入者に○万円プレゼントとか)、結局金融機関や保険会社も利益を出さないといけないわこだから、ウラがあるのだ。と改めて学んだ。
外貨建てを勧める理由も「手数料ビジネス」という甘みがあって、為替等のリスクは契約者負担だし、売り手は手数料が入って確実に損はしないるという仕組み。これはなるほど~と思った。 -
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物価が2%上がったら貨幣価値は30年で半分になるので不確定要素が大きい将来に備えて個人年金などに加入するよりローンの返済や貯金を重視した方が良い
50歳までに借金をゼロにするとかなり余裕のある老後になる
給与の振込み口座の銀行で積立預金を活用しよう
いざという時のセーフティーネットとして同じ仕事をしている人に高く評価されるというのは大きな強み
誰に対しても誠意を持って接することで人脈作りをする
年金は国が破綻しない限り破綻はしない
日本の借金は1000兆円以上あるが9割は日本国民からの借金である
お金が足りなくなれば政府は円を発行できる
個人年金に加入するなら、コツコツ貯金をして直前に一括でまとめ払いするのが一番お得
とはいえ現時点での予定利率の非常に低い個人年金に加入してもインフレリスクを抱えているのでお勧めできない -
Posted by ブクログ
1984年以降、オリンピックを終えた国は不況になっている。公共投資が消えるため。アトランタ以外。アトランタの場合は、ITバブルがあった。
アジア通貨危機で勧告の実例。ローン金利の上昇=不動産価格の下落。株の下落。定期預金の金利上昇。
持てる人が打撃を受けた。ハイパーインフレに備えて株や土地を買うのは間違い。
緩やかなインフレは、株や土地は有効だが、急激なインフレは借金があると困ることになる。
外貨預金はドルかユーロで。流通が多く安定している通貨。
年金の67歳支給開始。アメリカは2027年から、ドイツは2029年から。
マクロ経済スライド制。物価スライドではない。物価上昇よりも0.9%低く上昇する。今まで問題になっていないのは、物価が上昇していないから。
年金は、保険料を上げる、支給額を下げる、支給年齢を上げる、で破綻を回避できる。
20年後は、寿命は100歳に近づいている。医学の進歩による。
10年後は看護婦バブル。10年後は余る。
1991年には11校、2014年には226校。
2019年まで医学部の定員を増やす。医者も余る可能性。