荻原博子のレビュー一覧
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世の中には、投資・保険・節約術と称して、「うまい話」が溢れていると思います。自分を振り返りましても、この10年間、多くの良い経験をしてきました。
結論からすると簡潔にまとまってしまいますが、真面目に働いて自分を成長させる、子供がいるのであれば彼らには十分い教育の機会を提供する、ということでしょうか。
この本には、人生を壊すお金の「落とし穴」が合計42解説されています。この本に書かれていることを戒めて、これからの戒めを留意して、これから慎重に過ごしていきたいと思いました。
以下は気になったポイントです。
・あまり知られていないが、いち早く地元に寄付金が届けられるのは、「ふるさと納税」制度 -
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年金だけでも暮らせる理由をまとめた本。
評価の中で荻原氏の意見は偏りがあるとのコメントがある事を認識した上で、様々な意見を聞いてみたいと思い読んでみた。
大きなポイントは以下。
・意識改革して出費を抑えろ
・保険は必要最低限に
・投資はするな(今はの限定付き)
・最悪生活保護を使う選択肢もある
最初の2つはその通りだと思う。年収に比例して生活水準をあげてドツボにハマる人がどれだけ多いことか。年収は想定外の減額がある事を何故認識出来ないのか不思議で仕方がない。
投資はするなは極端だが、不安定要素が複数見えている今限定であればわかる気もする。
最後の生活保護については、使わない手法を書いて欲 -
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年金について不安があります、その心配を煽る本や、その対策と称して金融商品を買いましょうと宣伝している企業もあります。
そのような中、働くことを退いた後に、年金はどれほど頼りになるのか、また頼りにするためには、働いている間にどのような点を注意すべきかを考える時期に来ていると思います。55歳の誕生日を迎えた今日、改めて考えさせられた本でした。
以下は気になったポイントです。
・年金はどんなに借金だらけであっても破綻しない、なぜならその借金を、すぐに全部支払わなくてもいいから(p22)
・戦争で明暗を分けたのは、定額郵便貯金と労働者年金、定額郵便貯金は事実上踏み倒したことになった、年金は支給 -
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庶民目線の経済ジャーナリスト萩原博子が書いた家庭のお金についての本。
・医療費が家族で10万以上なら医療費控除
・先取り貯蓄がよい。積立は社内預金→財形貯蓄→給与振込銀行での自動積立。社内預金は労基法で0.5%以上と決まっている。
・資産の棚卸しをする。見開きの紙の左右にプラス資産とマイナス資産を書き出す。
・サラリーマンは四月から六月支給で厚生年金・健康保険・介護保険料の社会保険料が決まる。残業減らして可処分所得を増やす。
・生命保険は過度に必要ない。子供2人だと18歳まで15万の遺族年金。住宅ローンがあれば団信で家も残り、路頭には迷わない。
・国の健康保険を軽んじてはいけない。高額療養費制 -
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有料老人ホーム「アクラス五条」の施設運営者・吉松泰子社長
「みんな、自分が死ぬと思わないので、死を覚悟できない。でも、死ぬ覚悟がないと、よりよく生きられないし、死が不安で怖くていたたまれなくなる。人間誰でも、老いて死にます。けれど、それがどういうことか分かって、それに備えて自分はどう生きようかと考えていれば、やたらと不安に苛まれて嘆かなくてすみます。死ぬその時まで笑って生きられる。そのためにも、死ぬ覚悟は必要です。」
隣に「死」があるから、今日一日をしっかり生きよう。そう思いながら人生をまっとうできるというのは、素晴らしいことです。人間、誰でも必ず死を迎えますから、生きている間にどれだけ充実 -
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35年払いで買ったマンションのローン支払いが70歳まで続くことに危機感を感じ、売ろうとするものの高くは売れず借金が1000万円以上になるため売るに売れない、住宅ローン地獄。住宅ローンの利息が上がるタイミングで子どもの高校大学進学が重なり教育ローンを組んだ二重ローン地獄。優等生の息子だったのに大学新卒時の就活でうまくいかず、43社受け唯一内定の出た中小企業への就職を親が認めず引きこもりになってしまったニート地獄。銀行系カードローンをちょっとならと使い始めたことでヤミ金にまで借金したカードローン地獄。どれもこれも身近に感じる事例ばかりだ。ことの発端は、収入に見合わぬ住宅ローンと子どもへの投資だと思