近藤隆文のレビュー一覧

  • 決定力を鍛える―チェス世界王者に学ぶ生き方の秘訣

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    ロシアのチェス世界チャンピオンの本。チェスを例にしながら、物事の考え方やプロセスを詳細に伝える内容。チェスの奥深さからか、著者の思想は一般的なビジネスの世界でも通ずるものであり、世界中の企業からの講演依頼が絶えなかったらしい。現在は政治家の候補者にも選出され、活躍の場をチェスの外にも広げている。
    メモの意味で、目次の中のいくつかを記載しておきたい。

    ・決定のプロセスを自覚する
    ・どんなに早い決断にも戦略を
    ・ゴールと中間目標を決める
    ・一貫性と適用性は共存できるか
    ・変化のための変化か、必要な変化か
    ・人の不首尾をあてにしない
    ・「なぜ?」が戦術家を戦略家にする
    ・答えよりも肝心なのは、問い

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    2012年02月13日
  • 決定力を鍛える―チェス世界王者に学ぶ生き方の秘訣

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     カスパロフが政治家へ転身したときにいずれこういう本が出ると思ったし、それを仕事で訳せればいいなぐらいには考えていた。本書は一般書、といってもビジネス書(実際は自己啓発書)としてもかなりの評判になったようだ。しかし、いくら一般人も読めるといっても、やはりチェスの特にチャンピオンの系譜等を知っているかどうかでは、かなり説得力が違うだろう。パンドルフィーニの類書『チェス思考に学べ!』(カスパロフは参考にしただろうか)を未読なので、こんな本を読むのは初めての経験となった。

     2005年にチェスを引退する前から本書の構想はあったのだろう。様々な団体の前で講演をした経験が、数多く散りばめられたたとえ話

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    2011年04月30日
  • 決定力を鍛える―チェス世界王者に学ぶ生き方の秘訣

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    原題は"How Life Imitates Chess"。抽象的なチェスというゲームの中で鍛え抜いた思考が、現実世界とどう関わりうるのか。示唆深く、味わい深く、尊敬に値する述懐。
    紛うことなく「天才」と呼びうる著者の業績が、常識的な思考パターンを究めた結果得られたということは大きな衝撃だった。理解できる常識的な方法論を極めることで驚異的な結果が得られたこと。驚異的な結果をもたらしたのは常識的な方法論であったこと。
    目的と手段を上り下りする感覚、抽象と具体の対応づけ、方法論と応用の関係、感覚的にはこれらは僕の感じ方と大きな差はなかった。このことが意味する可能性は計り知れない。

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    2011年02月23日
  • 決定力を鍛える―チェス世界王者に学ぶ生き方の秘訣

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    チェスの世界王者、ガルリ・カスパロフによる本。
    内容は、チェスの試合を通じて得られた意思決定プロセスの改善方法である。
    著者は、非常に長期にわたってチェスのチャンピオンの座を維持してきた人物であり、それだけにその意思決定プロセス及びその改善方法は秀逸である。なぜなら、ただチャンピオンになるだけではなく、その座を維持し続けることは、時代の変化に適合するだけの能力が要求される。時代の流れがあっても正しく意思決定するならばいつまでも勝ち続けることができるが、それが困難であることは言うまでもない。
    この本には、彼の意思決定プロセス思考方法といったものが具体的に表現されており、是非とも読むべき書物として

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    2009年10月04日
  • 決定力を鍛える―チェス世界王者に学ぶ生き方の秘訣

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    市場最年少の22歳でチェス世界王者。IがBMスーパーコンピュータと「世紀の対決」をしたことでも有名な著者のもとには、いまや世界中のビジネス界から講演依頼が殺到しているそうです。常に世界中の話題をさらってきた王者カスパロフが、どのように成長してきたかを語り、最高の判断を下すための考え方を披露してくれる本。

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    2009年10月04日
  • BORN TO RUN 走るために生まれた ウルトラランナーVS人類最強の“走る民族”

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    登場人物や場面転換が多くて読みやすくはないですが、中盤からどんどん面白くなっていきました。超人エピソードがたくさん出てきますが、ノンフィクションとは驚きです。が、趣味などでランニングをしている人と、そうでない人で評価が大きく分かれそうです。心に残るキラーワードもありました。「走ることは自由じゃなきゃいけないのさ」

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    2024年11月20日
  • BORN TO RUN 走るために生まれた ウルトラランナーVS人類最強の“走る民族”

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    マラソン仲間に教えてもらい、最近ワラーチを作って走っている。本自体の存在も知っていて読みたいと思っていたので、これを機にと読んでみる。

    メキシコの長距離が得意な部族タマウラマ族を追い彼等とレースをする話と、ランニングシューズメーカーのビジネスを優先し、高くて高性能が故に足そのものの機能を退化させるシューズ展開戦略に一石を投じる。

    読むとトレイルランの楽しさを感じさせられ、走りたくなる。
    自作のワラーチも気に入っているし、今後はシューズを買うにしろ、高機能ではない、ペラペラシューズにしておこうと思う。

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    2024年09月16日
  • BORN TO RUN 走るために生まれた ウルトラランナーVS人類最強の“走る民族”

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    色んなシーンが錯綜するので決して読みやすくは無いのだが、ジョギング習慣がある人には、ランナーあるあるだったり、新説?も飛び出したりで面白い。人は走るために生まれてきた。走るのをやめるから老いるのだ。足の痛みは靴を履いているから生じるのだ・・と。

    私も走る習慣があるのだが、ウルトラマンレースは流石に身体によくない気もするし、そんな体力は無さそうなので諦めつつも、本書を読んで「裸足ランニング(厳密にはサンダルの様な靴は履く)」に興味が沸いて仕方ない。それ用の靴も売っているようだが、購入しようか迷う。

    前に読んだ別の本で、人類の体毛の少なさや発汗の仕方や二足歩行の形態は長距離走に適したもので、持

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    2024年06月27日
  • BORN TO RUN 走るために生まれた ウルトラランナーVS人類最強の“走る民族”

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    話の切り替わりにあまりついていけず集中して最後まで読むことはできなかったが、十分に楽しめる内容だった。
    人間が有酸素運動をすることをやめたら体調が悪くなるのはその通りだと思う。
    シューズを履く方が怪我しやすいというのは信じたくないが納得できる気もする。

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    2024年02月12日
  • BORN TO RUN 走るために生まれた ウルトラランナーVS人類最強の“走る民族”

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    文章は読みづらかったが、内容は刺激的で、トレイルやサンダルラン、ウルトラマラソンへの興味が掻き立てられた。

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    2023年09月10日
  • BORN TO RUN 走るために生まれた ウルトラランナーVS人類最強の“走る民族”

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    コメントいただけると学びになるので嬉しいです。

    クリストファー・マクドゥーガルと言う人がランニングによる負傷をきっかけにタマウマラ族と言うメキシコの秘境的な峡谷に住む一族に学びに行くお話し。

    最後の方は全米を代表するウルトラランナーのスコットジュレクとタラウマラ族とのウルトラマラソンレースが銅峡谷と言うタラウマラ族の地元で開催。
    とても面白い。

    学びとしては
    ・ランニングシューズが高価になると怪我が増えると言うデータ。

    ・裸足で走るとけがをしづらくなる。

    ・持久狩猟と言う人類が獲得した身体的能力を活かした狩猟法があって人類は鹿的な獲物を追い詰めれる程の持久力を獲得した。

    私が今まで

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    2022年01月26日
  • BORN TO RUN 走るために生まれた ウルトラランナーVS人類最強の“走る民族”

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    チャプターはあるものの目次がなく、話があっちこっちに飛ぶので読みづらい。なので見開いたところから断片的に読んでも問題ないく、読みながら自分で章立てして読み返すと理解が深まるかも。私の場合、初マラソンに向け本格的な練習を始めた矢先に転倒して脚を怪我してしまい、この本を繰り返し読むことによって、自分なりのイメージを構築できたお陰で概ね理想のタイムで完走できた。技術的なことを超えたところで、走ること意味・意義を見出だすには良い本だと思う。

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    2021年06月11日
  • BORN TO RUN 走るために生まれた ウルトラランナーVS人類最強の“走る民族”

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    <感想>
    アメリカの白人たちが、メキシコのタラウマラ族とのウルトラマラソン大会を開催するまでのノンフィクション。

    「走るために生まれた」というタイトルから想像したのは、精神論だった。しかし、読後には考えを改めた。まさに人間は走るために生まれたのだ。後半の、一見すると本編のタラウマラ族とのレース開催へのプロセスとは関係のないと思われた学者のパート。その並列の物語が動物としての人間の秘密を解き明かし、クレイジーと思われたランナーたちの方が正しい生き方をしていると感じさせる。
    これまでとは違った視点で「走る」ことを感じさせてくれた一冊。

    <アンダーライン>
    ・本質的にウルトラマラソンとは、イエス

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    2021年03月21日
  • BORN TO RUN 走るために生まれた ウルトラランナーVS人類最強の“走る民族”

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    この本を読んで、走るということがより好きになった。

    途中、少しだらだらとしていて読みにくいと感じた部分があったので、そういうところはさらっと流し読みをした。
    しかし、登場人物たちが走ることを愛し、お互いを尊敬しあう姿には、胸を打たれた。

    速い人は、かっこいい。
    遠くまで走れる人は、すごい。
    険しい道を走れる人は、大きく見える。
    でも、それだけじゃない。
    走っている人たち全員が、自分と向き合って時には戦って、楽しんだり苦しんだりしているのだ。
    全てのランナーに、尊敬と共感を。

    楽に、軽く、スムーズに、速く。 
    ララムリ!

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    2021年03月18日
  • 決定力を鍛える―チェス世界王者に学ぶ生き方の秘訣

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    ハッとさせられた個所:
    私たちはどれくらいの頻度で一日の終わりに自分の仕事ぶりを振り返っているだろう?何を見て、何を学んだか?新たに留意すべきことに気づいたり、それを経験したりしたのか?その状況、機会、パターンがもう一度生じたら認識できるか?

    また最近ちょくちょく目にする「ポジティブ満載のお花畑格言」とは異なる現実主義・勝負師的な視点も勉強になる。

    ・長所を活用したほうがいいのは確かだが、偏りすぎれば伸びしろは限られる。全体を改善するもっとも手っ取り早い方法は、自分の弱点に取り組むことだ。
    ・結果を犠牲にしてはならない。一般的に挫折への反応として、まだ最後までやり切っていないと自分に言い聞

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    2019年04月16日
  • ナチュラル・ボーン・ヒーローズ 人類が失った“野生”のスキルをめぐる冒険

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    ナチュラルムーブメント、第二次大戦中の将軍誘拐作戦、二つの話が入り混じりながら進むのが、面白い反面、結構読みづらい。また登場人物の数が物凄く多く、記憶がついて行かなかった。
    とはいうものの、二つのストーリーはリアルでとても面白いし、個人的にはナチュラルムーブメントに関する様々な知識が新鮮ですごくためになった。作者自身が自ら実践して大きな効果があった、マフェトン・メソッドは是非やってみたくなったし、詠春拳やパルクールなど、実践的な肉体の活用手法は非常に興味深い。

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    2016年09月27日
  • 決定力を鍛える―チェス世界王者に学ぶ生き方の秘訣

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    彼は22歳でチェス世界王者となり、15年間チャンピオン。
    年と重ねるにつれて、自分の力を試す機会はまれになるが、力試しをしなければ素質は見つからない。様々な分野で実験し、能力の限界を広げる方法を探すことができるという。
    実験が不可欠なのは、一種類の技能があれば事足りる活動分野などほとんどないから、という言葉からスティーブジョブスの点と点の話が重なった。
    自分はいろんなことに興味を持ち活動するタイプだと思っているが、広く浅い経験ばかりで身についてないことを自覚している。だから、いろいろ実験好きだから良いのか・・・と安心していられないと思った。読んだときは、やってみようと思ったのに結局やらずにいる

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    2012年08月08日
  • 決定力を鍛える―チェス世界王者に学ぶ生き方の秘訣

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    チェスの世界王者でロシア人である著者(むかしのニュースでIBMのコンピュータとチェスの対決が報じられていたのをちょっと覚えています)が書いた
    戦略と戦術の本。
    やっと読み終わりました。
    チェスの用語や文化が分からない部分があるのと、ロシア人の言い回し(和訳であったとしても)が不慣れであったために読むの時間がかかったみたいです。それに、内容的にはまだちょっとわかりにくい部分もあり、完全に理解できたわけではないようです。
    でも、大量の我々に指し示す有効な示唆が含まれていることだけはわかりました。
    マテリアル・時・質
    一日の終わりに、明日のためにどんな教訓を持ち帰ったのかを自問する
    独創性とは努力で

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    2012年05月04日
  • 決定力を鍛える―チェス世界王者に学ぶ生き方の秘訣

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    チェスと経営(ビジネス)を通ずる共通点を書いた本。
    ・自己分析とは
    ・戦略とは
    ・戦術とは
    「勝ち抜く、勝利するために必要なものは何か。」

    大事な決断をするにあたって、これを読んだ上で、自身の判断を決めてみると、冷静に論理的に考える事が出来るので、失敗しなくてもすむかも。

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    2011年10月26日
  • 決定力を鍛える―チェス世界王者に学ぶ生き方の秘訣

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    良い本。短ければもっと良い本。
    引用したくなるところは多々あるが、中でも、目指す盤面をまず頭に浮かべそれを実現するにはどうすればよいか考えるって下りに驚く。
    何手先まで読めるのですか?と問う人と同じく、現在の盤面からひたすらに読みを重ねるのかと思っていたから、コンピュータが発展すればそれには勝てないでしょなんて考えてたけど、そういった方法なら一概にそうとは言えないなあっと。
    創造的という言葉も頷ける。それが戦略というものか。戦術とはすべきことがあるときに何をすべきか知ることであり、戦略とはすべきことがないときに何をすべきか知ることである。戦術とは反応、戦略とは行動。

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    2011年01月30日