ガルリカスパロフの作品一覧
「ガルリカスパロフ」の「決定力を鍛える―チェス世界王者に学ぶ生き方の秘訣」「DEEP THINKING〈ディープ・シンキング〉人工知能の思考を読む」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「ガルリカスパロフ」の「決定力を鍛える―チェス世界王者に学ぶ生き方の秘訣」「DEEP THINKING〈ディープ・シンキング〉人工知能の思考を読む」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
ロシアのチェス世界チャンピオンの本。チェスを例にしながら、物事の考え方やプロセスを詳細に伝える内容。チェスの奥深さからか、著者の思想は一般的なビジネスの世界でも通ずるものであり、世界中の企業からの講演依頼が絶えなかったらしい。現在は政治家の候補者にも選出され、活躍の場をチェスの外にも広げている。
メモの意味で、目次の中のいくつかを記載しておきたい。
・決定のプロセスを自覚する
・どんなに早い決断にも戦略を
・ゴールと中間目標を決める
・一貫性と適用性は共存できるか
・変化のための変化か、必要な変化か
・人の不首尾をあてにしない
・「なぜ?」が戦術家を戦略家にする
・答えよりも肝心なのは、問い
Posted by ブクログ
カスパロフが政治家へ転身したときにいずれこういう本が出ると思ったし、それを仕事で訳せればいいなぐらいには考えていた。本書は一般書、といってもビジネス書(実際は自己啓発書)としてもかなりの評判になったようだ。しかし、いくら一般人も読めるといっても、やはりチェスの特にチャンピオンの系譜等を知っているかどうかでは、かなり説得力が違うだろう。パンドルフィーニの類書『チェス思考に学べ!』(カスパロフは参考にしただろうか)を未読なので、こんな本を読むのは初めての経験となった。
2005年にチェスを引退する前から本書の構想はあったのだろう。様々な団体の前で講演をした経験が、数多く散りばめられたたとえ話
Posted by ブクログ
原題は"How Life Imitates Chess"。抽象的なチェスというゲームの中で鍛え抜いた思考が、現実世界とどう関わりうるのか。示唆深く、味わい深く、尊敬に値する述懐。
紛うことなく「天才」と呼びうる著者の業績が、常識的な思考パターンを究めた結果得られたということは大きな衝撃だった。理解できる常識的な方法論を極めることで驚異的な結果が得られたこと。驚異的な結果をもたらしたのは常識的な方法論であったこと。
目的と手段を上り下りする感覚、抽象と具体の対応づけ、方法論と応用の関係、感覚的にはこれらは僕の感じ方と大きな差はなかった。このことが意味する可能性は計り知れない。
Posted by ブクログ
チェスの世界王者、ガルリ・カスパロフによる本。
内容は、チェスの試合を通じて得られた意思決定プロセスの改善方法である。
著者は、非常に長期にわたってチェスのチャンピオンの座を維持してきた人物であり、それだけにその意思決定プロセス及びその改善方法は秀逸である。なぜなら、ただチャンピオンになるだけではなく、その座を維持し続けることは、時代の変化に適合するだけの能力が要求される。時代の流れがあっても正しく意思決定するならばいつまでも勝ち続けることができるが、それが困難であることは言うまでもない。
この本には、彼の意思決定プロセス思考方法といったものが具体的に表現されており、是非とも読むべき書物として