杉江松恋のレビュー一覧
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購入済み
6代目
聞き取る人がいて、客観的な証言も入る構成によって、神田伯山の生い立ちや二ツ目に至るまでの気持ちの動きや変化がよく分かるものになっている。彼の独白だけでは、ちと厳しかったようにも思う。とにかく演芸が好き、という気持ちは伝わる。講談業界の次の課題は、彼の次が出てくるのか、だろう。まだ本格的な危機は脱していないように思う。ちなみに昨夜久しぶりにラジオ「問わず語りの神田伯山」を聴いたが、相変わらずひどかった(いい意味で)。
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Posted by ブクログ
ひょんなことからPTA会長に推薦されてしまった著者。PTAの常識に戸惑いつつ、「がんばらないことをがんばる」という裏スローガンを掲げ、周囲の協力を得ながら奮闘した話です。学童保育からPTAという流れは私も一緒だと思い親近感を覚えつつ読みました。
都道府県によっても違うだろうし、学校によっても違うやり方があり、PTA活動にどれが正解というのはないでしょうね。私ももうすぐPTAを卒業しますが、“うっかり”引き受けてしまう気持ちはとても良く分かります(笑)。PTA活動で得たものは人との繋がりで、それだけはPTAをやっていなければ知りあえなかった人達なので、本当に良かったと思っています。 -
Posted by ブクログ
あの杉江松恋氏がPTA会長に!その体験談が面白くないはずがない。いろんなことにぶつかりながら奮闘した日々の記録を興味深く読んだ。
PTA、しかもその会長をするなんて、煩わしくうっとうしいことだらけであることは間違いない。あれ?と思ったことをそのままにせず、正面から向き合っていることに敬服。ほんと、PTAにまつわることって、なんかヘンだなーって思うことが多かった。自分は深入りせずテキトーに受け流してきて、まあそれで仕方がないやと思ってきたけれど、今になって考えれば、あれはやっぱり良くなかったなあ。
だって、PTAもやっぱり「民主主義の現場」だもの。忙しいからとか、すごくめんどくさそうだからと -
購入済み
イマイチ
終わりかたが中途半端でスッキリしない。
そしてどれも流れが似通った筋書き。
キャラクターの性格も原作と違う。我孫子桐ノなど特に。
言ってはなんだが、個人的には”Pixiv”のウロボロス作品の中の
”虫さん”が書かれたモノの方が完成度高い気がする -
Posted by ブクログ
ネタバレ杉江さんと藤田さんの書評を参考に読む本を選ぶことも多い俺。せやけど、この2人が長距離歩行するってイメージは全く湧かなかった。なんちゅう取り合わせや!
と興味本位で読んでみた。杉江さんは書評家らしく、ところどころの宿場や観光地が出てくる書籍や文豪を紹介しつつ、歩いていくのに対して、藤田さんのダラけた歩きっぷりといったら、実にタルンでる、情けないったらありゃしない。そんなにイヤならこんな仕事受けなければいいのにと思いつつ…
実は藤田さんサイドの方が面白かった。俺も歩き始めたころはこんなんやったよなぁと懐かしくて、へこたれる事も股ずれも寄り道を厭う気持ちも、全部経験してきた。
「なんでこんなこ -
Posted by ブクログ
ネタバレオリジナル小説の2作目ですね。
いよいよ(?)深町の登場です。
ドラマではムロさんがかなりいい味でしたが、こちらの深町もイクオの次にたっちゃん好きな感じが出てていいですね。微笑ましい。
ドラマを見た時に、友人が「イクオには署のみんながいるのに、たっちゃんには深町しかいない・・・」と言っていたのを思い出しました。
深町にはいつでもたっちゃんの味方でいてほしいなあ。
今回のお話は大学建設を巡る殺人事件です。
たっちゃんは相変わらず同業者に追いかけられるわコスプレ(?)させられるわ体張ってます。
いちばん好きなところは最初の中華飯店でばったり会うところ。次にたっちゃんとの関係を美月に疑われてイク