杉江松恋のレビュー一覧

  • ミステリースクール

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    良いガイドブックだと思います。
    バランスよく選書されていると思いますし、ここから選んで読むのはミステリ読書への導入にぴったりだと思います。

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    2023年12月26日
  • 絶滅危惧職、講談師を生きる(新潮文庫)

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    講談を自分の何かに取り込めないか、そう思い読む。芸に対して取り組む姿勢、練習を積み重ね、どうしたら、この芸自体が良くなるか、ということをずっと考えていくのが良いかと考える。

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    2023年09月05日
  • ある日うっかりPTA

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    この本を読むとPTAに関する認識が変わるのでは!?
    とても面白かった!
    私は先に著書の海外文学などの書評を知っていたので、これほど博覧強記な教養人のご子息が我が子と同じ小学校にいると知ったら、そりゃ〜ぜひPTA会長に…と推したくなる気持ちは非常にわかるが。しかし実際かなり大変だ!
    これほどの仕事を無給で…というのは、やっぱり大変…。
    かといってひたすら仕事を減らし続けいずれはPTAをなくすのがゴールではないと思えるのもこの本の良いところかと。

    他のブログで読んだのは、PTAから逃げおおせたことがスマートな生き方だと自賛している人間もいるがそれはどうなの?ということ。

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    2022年06月23日
  • 絶滅危惧職、講談師を生きる(新潮文庫)

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    神田伯山はすごい先の事を計算して考えているなって思った。
    ここまで考える人が成功する人なんだなと思った。
    この伯山の考え、今の自分の仕事(接客業)に繋がるなと思ったので、色々と参考になった。
    ビジネス書かと思ったw

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    2021年09月08日
  • 絶滅危惧職、講談師を生きる(新潮文庫)

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    昭和の頃には「漫談」というジャンルがあり、関西では西条凡児・浜村淳・上岡龍太郎がその代表格。それぞれの話芸を生んだ背景には、西条凡児=落語、浜村淳=漫談、上岡龍太郎=講談 の芸脈が流れていた。

    上岡龍太郎の、あの立て板に水の流暢かつ抑揚の効いた口調と理路整然とした語りの裏には、講談の影響があったわけですな。確かに、歴史上の出来事を語る口調は講談師の軍記物語りそのものだった。

    さてその講談。かつては落語と並び称せられるぐらい人気を誇ったものの戦後は徐々に人気に陰りをみせ、存続を危ぶまれるほどに。自然の成り行きで演者も減り、「絶滅危惧芸能」の扱いを受けるようになって久しい。

    そんな限界集落的

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    2020年04月15日
  • 絶滅危惧職、講談師を生きる(新潮文庫)

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    改めて、談志の影響が強いんだなぁ、と思った。
    まぁ、講釈師としては、己に酔うより斜め後方から己を眺める方が相応しいんだろうけど。
    いまは余裕がないだろうけど、ゆくゆくは義士伝を通しでやって録音を残して欲しいね。
    とりあえず、「三村の薪割り」だけでもやって欲しい。
    あと、「鮫講釈」も是非、と思ったらYouTubeで聴けるのね(笑)

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    2020年03月03日
  • 絶滅危惧職、講談師を生きる(新潮文庫)

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    今夢中でしかたない人のひとり。神田伯山。
    知れば知るほど魅了されていく。
    36歳。
    理想を追い求め、今この瞬間もイライラしているのかもしれない。満足することなく、常に高みを目指して。
    この人の本や映像に触れると、ふわふわと流されながら楽して生きている自分に喝を入れたくなる。
    こんな程度で何疲れたとか言ってるんだ。
    人生あっという間だぞ、ぼーっとしてる暇なんてあるのか。
    命の終わりを意識している人だからこそ、今を全力で生きられるのかもしれない。
    どんなふうに歳を重ねていくのか、伯山も、自分も。
    あのとき伯山の存在を知ったときからわたしも頑張ってこられた、誰にも負けないくらいがむしゃらに生きたと、

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    2020年02月20日
  • 絶滅危惧職、講談師を生きる(新潮文庫)

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    松之丞さんの山田真龍軒をyoutubeで初めて見たとき
    約7分の動画に強烈に引き込まれた。
    まだ、寄席や独演会に行ったことは無いが
    お客側の立場に立った松之丞さんの講談を体験したいと思う。

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    2020年01月20日
  • 絶滅危惧職、講談師を生きる(新潮文庫)

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    神田松之丞という人をラジオやテレビだけでしか知らない人間からしたら、この一冊を読むことでこんなにも真面目で真摯に取り組んでいる人なのかと印象が変わる。また、そういう姿勢による意図、思惑通りの一冊となっている。

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    2020年01月10日
  • 絶滅危惧職、講談師を生きる(新潮文庫)

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    松之丞の人となりが赤裸に表現されてる。
    御多分に漏れずラジオから触れた僕だけど、あんなに傍若無人な発言繰り返してるのに根底にはどかっと芯が通ってると信じてたよ。そんなところが微塵も見えないという体で、ちらちら垣間見えるところか魅力的。
    いつか講談聴きたいなぁ。

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    2019年12月01日
  • ある日うっかりPTA

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    PTAという仕事の概要が門外漢にもわかりやすく説明されていて
    なぜPTA会長という仕事が激務となるのかがよくわかった。
    よく話に上がる不合理なシステムもそれぞれの立場での論理がある程度わかり、実際に自分が当事者になった場合にも参考になりそうである。

    PTAという話を抜きにしても、問題解決のやり方や人間関係の難しさなど、一般的な読み物としても読みやすく面白い内容だった。

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    2019年02月22日
  • ある日うっかりPTA

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    私自身PTA役員経験者。うっかり引き受けちゃう気持ちもわかるし 不思議な法則に「?」ってなったりしてた(笑)
    共感出来るエピソードも多くて面白かった!!

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    2018年05月02日
  • ある日うっかりPTA

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     私も二人の子どもの父親ですが、今のところPTAに参加する機会はありません。(その分、妻がやっています。)この本は、PTA会長を3年も務められた男性の体験談です。本業がライターというだけあってとても読みやすく、あっという間に読み切ることができました。内容もしっかりしていて、PTA活動の矛盾や、やり甲斐なども実に公平な視点で描かれているように思います。

     PTAに限らず、何が本当に必要で何が無駄なのか、しっかり考えて整理していく必要があると思います。時間も人手も有限ですし、無駄なことで不必要なトラブルに巻き込まれるのも困った話です。ただ、子育てには手間がかかるも事実です。他人任せでは子育てはで

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    2017年11月07日
  • 路地裏の迷宮踏査

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    著書の博覧強記っぷりに圧倒されるレビュー集…!
    どうやったらこんなにたくさんの本を読めるの~??なんて、基本の基本じみた質問が頭から離れなくなる…。
    読みたいミステリーがどんどん増える。

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    2019年01月12日
  • 桃月庵白酒と落語十三夜

    購入済み

    タイトルごとに展開される白酒師匠の解釈が面白い。古典落語を身近に感じられる一冊です。同じ噺であっても、代々の師匠たちの演出方法によって、時代に合うよう進化していることがよーくわかりました。

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    2017年06月08日
  • ある日うっかりPTA

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    これはやたらと面白かった。おすすめ。なんとなく波風立てず回してる日本的組織の典型でも人のめぐりに恵まれるとここまでできるんだなあ、という組織変革本にも読めるし、ゆるゆると物珍しい世界を眺めることもできる。

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    2017年06月04日
  • ウロボロス ORIGINAL NOVEL―イクオ篇―(新潮文庫nex)

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    ネタバレ

    ドラマにどハマりしまして、BDBOXまでポチってしまってる状況であります。
    そんなわけなので、オリジナルノベルがあると知って手を出さずにはいられなくなったのです。
    漫画は未読なのですが、そろそろ終わりに近づいているという噂を目にしたので、完結したらちょっとヤバいです。
    (絵が苦手だと思っていたのですが、小説の絵を見る限り大丈夫な気がしてきました。こ、こわい・・。)

    この小説はちょっと独特でして、もう一冊「タツヤ篇」というのがあります。
    2冊とも同じ事件の話なのですが、この小説の主人公であるイクオと、もう一冊の主人公であるタツヤのそれぞれの視点で話が進むという仕組みです。
    こういう形の小説は初

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    2015年05月05日
  • ウロボロス ORIGINAL NOVEL―タツヤ篇―(新潮文庫nex)

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    ネタバレ

    この小説はちょっと独特でして、もう一冊「タツヤ篇」というのがあります。
    2冊とも同じ事件の話なのですが、この小説の主人公であるイクオと、もう一冊の主人公であるタツヤのそれぞれの視点で話が進むという仕組みです。
    こういう形の小説は初めてだったので、どう読もうかと悩んだのですが、どちらからでも先に一冊読んでしまったら、大体のあらすじがわかってしまうので、残りの一冊を読むのがしんどくなるかも、と思い同時に少しづつ読み進めることにしました。
    というわけなので、イクオ篇にもこの感想と同じ内容を書かせていただきます。

    それぞれの視点から描かれていますので、警察の捜査状況の進行具合、事件に絡むヤクザの事情

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    2015年05月05日
  • ミステリースクール

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    スクールとして開催された既存のマテリアルを編集した(だけの)もので、空白やら行間やら書影やらでページもスカスカなのに、この値段?さすがにちょっとアコギなのでは…。せめて、各アンケートについて、講師それぞれがコメントするとか、何らかの追加があっても良くないか?あと、目次に作品・作家の名は載っていないにも関わらず、巻末にも索引無し…。これは完全に瑕疵です。って文句ばっか言いながら、それなりに高い評価をしているのは、ブックガイド、中でもミステリのものが単純に好きだから。そして気になった作品も多く、下記のごとし。

    福家警部補の挨拶
    あと十五秒で死ぬ
    天使のナイフ
    ロストケア
    坂の途中の家
    希望が死ん

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    2023年10月19日
  • ある日うっかりPTA

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    PTAは、いつも遠巻きに見ていて「大変そうだなぁ」というイメージしかなかったのだが、3年間のPTA役員を経験した著者(しかも初年度からいきなり会長職!)の奮闘ぶりに、本当にすごい!の一言。

    筆者が考えたPTAの裏テーマは「がんばらない、をがんばろう」ということで、今まで通例で行われてきた様々な行事や決まり事に、一つ一つ疑問を投げかけ、周りの役員の助けも借りながら無駄や時間の取られることなどを改革していく姿に拍手を送りたくなる。

    日中活動が圧倒的に多く、自分の本来の仕事(フリールポライター)との折り合いをつけるのが大変だったよう。

    みなさーん、PTA会長をお願いされるときの決まり文句「会長

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    2022年05月29日