渡邉雅子のレビュー一覧

  • 論理的思考とは何か

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    感想文の構成が日本人に染み付いているというのは、言われてみれば確かにぶくろぐのレビューを読んでいても感じる。思ったことや本を手に取った背景よりもまず先に、あらすじを書いている方が多い。「学校の教育なんて意味あるのか」的な論争が数多くある中で、作文教育は無意識レベルで論理を使いこなすための、非常に意義のあるものを言えるだろう。

    飛躍があるかもしれないが、これを読んで思ったのは、論理的思考は国よりもっと細かく、個々人それぞれあるのでは?ということだ。自分の理解では、それぞれの価値観がまず先にあって、それを支える論理を組み立てていくことで、その価値観固有の論理的思考が形成される(と読み取った)。

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    2025年10月19日
  • 「論理的思考」の文化的基盤 4つの思考表現スタイル

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    前に読んだエマニュエル・トッド「世界の多様性」に引き続き、世界には本当にいろんな国があるもんだなぁという本。
    この本はYouTubeの「ゆる言語学ラジオ」で知りました。

    「結論から先に言いなさい」と教えられてきましたが、これはある限られた国で採用された表現形式であって世界共通というわけではないらしい。
    論理というのは普遍的な推論方法ではなく、文化や社会の枠組みのなかで形づくられるものであるというのが本書の主張です。

    そして、著者はこの文化的な枠組みを理解する鍵として「教育の在り方」に着目します。
    子供たちへの教育原理はその国が重んじる価値観そのものと言えます。

    本書ではこの教育原理を大き

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    2025年09月11日
  • 「論理的思考」の文化的基盤 4つの思考表現スタイル

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    アメリカやフランスは何となく想像つくけれど、イランは完全に初見だったので興味深かった。
    各国でこれらの思考方法に子供の頃から馴染んできたら、大人になってビジネスをするときも全く違ったアプローチになると強く思わされた

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    2025年05月06日
  • 「論理的思考」の文化的基盤 4つの思考表現スタイル

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    過度に具体例に当てはめてしまう危険性を孕みつつ、ここまで素晴らしい抽象化と類型を分かりやすく文章にしてくれてありがとうございますという気持ちです。
    思考スタイルが違う、しかしそれは文化的に規定されている可能性があるという視座はコミュニケーションギャップを個人が克己する一つのきっかけになり得ると思いました

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    2025年01月20日
  • 「論理的思考」の文化的基盤 4つの思考表現スタイル

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    多様性と言われて久しいが、文化基盤によって論理の組み立て方が異なるので、まずはこの背景を理解した上で、多様性を語るべき。

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    2025年01月15日
  • 「論理的思考」の文化的基盤 4つの思考表現スタイル

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    めちゃくちゃ面白かった。いままでに読んだ社会学、人文学系の本の内容がいろいろと蘇り、コネクティングザドッツの連続だった。学術書なので普通に難しかったが最近新書も出たらしいので周りにはそちらを薦めたい

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    2024年12月30日
  • 「論理的思考」の社会的構築 フランスの思考表現スタイルと言葉の教育

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    アメリカ・フランス・イラン・日本の4パターンの論理的思考を比較した本。特にフランスのディセルタシオンから得られることは多そうだ。

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    2024年12月20日
  • 「論理的思考」の文化的基盤 4つの思考表現スタイル

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    「論理的思考」は人流共通の絶対的な思考の方法である。それは本当だろうか?この様な絶対的な価値観であると確信しているものを実は相対的なものに過ぎないと軽々しく書き換えてくれる。現代社会において必須になっている論理的な思考を極めて理知的な区分によって4つに区分し、われわれの価値観をひっくり返す名著。

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    2024年11月22日
  • 「論理的思考」の社会的構築 フランスの思考表現スタイルと言葉の教育

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    ネタバレ

    論理的思考とはなにか。

    日本で社会人になってからの壁、「結論から話せ」になぜ戸惑うのか?
    小中高の作文教育と歴史教育からその謎を紐解く。

    ビジネスシーンではアメリカの影響が色濃く反映しており、アメリカ風な書き方5パラグラフエッセイを『論理的』としている。
    「結論を先に提示する」ことで、まず何の話なのか明確になる利点はあるが、その結論が正しいものであると錯覚してしまう不具合が生じやすい(フェイクニュースを作りやすい)
    フランス風な書き方では、テーゼ主張とアンチテーゼ反論を併記し、落とし所やジンテーゼ第三の論への展開が導きやすいが時間がかかる。

    →ビジネスシーンのような(少しの間違いは許容し

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    2024年10月13日
  • 「論理的思考」の社会的構築 フランスの思考表現スタイルと言葉の教育

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    自分の知っている論理的な文章の構築方法とは異なるフランス式の「ディセルタシオン」について、フランスの教育文化の歴史とともに解説している。『現代社会思想』で解説のあった「脱構築」に近いものを感じる。
    おそらく自分達が普段からよく見るパターンは日本式であったりアメリカ式の展開の仕方をした文章や論文が多いと思うが、そうではない表現を仕方でとても興味深かった。

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    2024年10月03日
  • 「論理的思考」の文化的基盤 4つの思考表現スタイル

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    合理性を、形式的/実質的、主観的/客観的の四象限に分けて相対化し、それぞれを代表する各国(アメリカ、フランス、イラン、日本)の教育文化を比較研究した本。とんでもなく面白かった。

    個人的には、ビジネスで必要となる論理思考と、日本の教育にズレがあるのを常々感じていたのだけど、この本でその理由がかなりクリアになった。

    ビジネス上の論理思考は、本書によるとアメリカに代表される「経済原理」の思考で、目的達成に直接結びつく効率的な行為が合理的な行動とされる。アメリカではこの原理に基づいた教育がなされており、エッセイという作文の教育を通じて、その論理思考が叩き込まれるのだという。

    それに対して日本では

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    2024年08月17日
  • 「論理的思考」の文化的基盤 4つの思考表現スタイル

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    素晴らしい書籍でした。学術系の書籍は難解であることも多い中、非常にわかりやすくかつ平易に記述され、また論拠も納得できる内容でした。
    企業の組織運営する際でも、日常のコミュニケーションの中でも、思考の違いを理解し、多様な考えを受け入れていくために大いに活用できると感じます。

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    2024年05月04日
  • 「論理的思考」の文化的基盤 4つの思考表現スタイル

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    一気読み。期待に違わず面白かった。高度なことをしてるのに読みやすくて、言語化の能力にも感嘆する。問いの立て方も研究方法への落とし方も実現する腕力も描かれる結果の面白さ壮大さも、全て本当に凄い。憧れなんて言えないくらいに尊敬。

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    2024年01月09日
  • 共感の論理 日本から始まる教育革命

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    これまでの研究成果を社会に還元するという目的で書かれた本のようだ。
    ベースとなるのは『納得の構造』や『論理的思考とは何か』で、複数の文化圏の「論理」がどのようなものかをモデル化してきた話。
    それを現代の社会の中に位置づけ、今後の教育の在り方、作文教育の在り方の提言に結び付けていく。

    西欧近代のシステムが行き詰まって、さてどうするか。
    そこで日本で培われた社会性を大事にする教育や、ビジネスの中でさえ利他を重視する考え方(「共感的利他主義」と本書では呼ばれる)にも、今後のよりよいあり方を見つけるヒントがあるのではないか、と筆者は伝えている。
    たしかに、筆者の言うように、過去のよいものを検討もせず

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    2026年03月08日
  • 納得の構造 思考表現スタイルの日米比較

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    日米のどちらかを一方的に貶すのではなく
    正当に双方を論じている。
    ・時系列と因果律
    ・アメリカの創造力は
     「現実味を帯びて書かれているか」

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    2026年02月21日
  • 共感の論理 日本から始まる教育革命

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    昭和の学校教育の記憶を持ち出すのもどうかと思うのですが、国語の影は他の教科よりも薄かったです。それなのに、しかも週の何分の一しかコマ数がないのに、その中の作文教育が、日本を救うくらいの勢いで本書は書かれています。

    作文教育のあり方は置かれた社会の影響を受けてのことと書いているのですが、逆に、作文教育のあり方が社会に影響を与えるのでしょうか。疑問は尽きないのですが、変えなければ変わらないのも事実でしょう。

    どこかのエリアで(あるいは教育学部の附属学校で)実験的に10年くらいやってみてもらえないかなと思いました。面白い学校にお子さんを預けてみようとする親御さんがいることが前提になるんですが。

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    2026年01月31日
  • 論理的思考とは何か

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    ほえー、論理的思考って価値観(あるいは文化)によって異なるのか。驚きと同時に納得感もある。
    本書では論理的思考のタイプを何を重視するかによって4つに分類している。経済を重視するアメリカ式思考、社会を重視する日本式思考、政治を重視するフランス式思考、法(ときとして宗教)を重視するイラン式思考、それらを目的にあわせて使い分けることが有用らしい。
    生活の中でアメリカ式と日本式には馴染みがあったが、フランス式とイラン式は存在自体はじめて知った。面白いけど、自分で何回かそれらの思考法で記述しなければ、習得も理解も難しそう。

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    2026年01月29日
  • 論理的思考とは何か

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    本書の主張は「論理的思考」とされているものは決して普遍的なものではなく、国家、言語、宗教、社会体制、そして学校教育によってパターン・型が形成されている、というもの。また、論理的思考は普遍的ではないことを認識したうえで、コミュニケーションの相手がどの論理に沿っている人間なのか、ということを意識することの重要性をといている。

    著者は「教育発達科学研究科」という学問の大学教授であり、ご自身の長年の研究成果である日本・アメリカ・フランス・イランの教育方法の比較を、岩波新書として刊行したもの。あとがきでご本人いわく「高校生でも読めるように書いた」とのことだけれど、ガチガチのアカデミックな文体。ユーモア

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    2026年01月28日
  • 論理的思考とは何か

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    論理的思考のパターンひとつでは無い。アメリカ型が一般的だが、フランス型もその文化の流れを反映した論理的な流れになっている。目的と場面によって四つの論理的思考パターンを使い分ける多元的思考が重要。西洋の思考パターンとして、論理学、レトリック、科学、哲学の四つの論理がある。イランは文字より声の伝統。

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    2026年01月23日
  • 論理的思考とは何か

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    国や文化の違いから起因する論理的思考について理解できた。どれが正しいというわけではなく、目的に応じて使い分けるという選択肢や考えの幅を広げてくれる。

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    2026年01月12日