渡邉雅子のレビュー一覧

  • 納得の構造 思考表現スタイルの日米比較

    Posted by ブクログ

     小学校の作文教育の日米比較から、両国の思考方法の根源を探っている。大半は小学校教育について論じられていて、少し細かすぎて退屈な部分も多いが、後半一気に価値と事実に関わる思考比較へとつながっていく。本文庫化されるにあたって加えられたあとがきにおいては初版刊行後の動向にも触れられており勉強になった。アメリカ人の思考に関する当方が持つ違和感についての「納得」のヒントになった。

    0
    2026年01月05日
  • 論理的思考とは何か

    Posted by ブクログ

    国や文化により論理的であるという基準がズレている。
    そのため、論理的なゴール及び結論を先ず共有認識しておく必要がある。
    さらに、多元的論理性を身に付けることで最短且つズレる事なく結論に辿り着けるスキルを持つべきである。
    と、述べている。

    0
    2026年01月04日
  • 共感の論理 日本から始まる教育革命

    Posted by ブクログ

    教育、すなわち未来を支える世代にどうあってほしいかを示すという、人類共通の課題に対し、わが国とアメリカ、フランス等との基本的な考え方の差異を分析的に示している部分はわかりやすい。「新書」の一読者としては、何となくの興味は持っていても、自らの力で集中的に考えたり論点を言語化した経験もない分野について、専門家が用いる視座と分析軸をあっさりと提供してもらえるという感覚があり、読む価値があったと感じた。
    本書の主張で、最終的に、共感性や多元的思考の重要性を挙げていることには共感できる。
    しかし、長すぎる序論で、「”近代”の行き詰まり」や、「資本主義で当たり前とされる価値観が世界を不幸にする」といった主

    0
    2026年01月03日
  • 共感の論理 日本から始まる教育革命

    Posted by ブクログ

    日本の利他主義と海外の利他主義は根本的に異なる。
    海外の利他主義は何かしら自身に見返りを求めるものである一方、日本の利他主義は相手の考えを慮り、ひいては自身の思考変容をしていくことが出来るものが利他思考としている。
    それを支えいてるのが、日本の作文文化でありアメリカ、フランス、イランとは異なる利他(相手の立場で考える)思考を養っているとのこと。
    それが、今後パラダイムシフトが起こる際に必要な思考回路であると述べている。

    0
    2026年01月02日
  • 共感の論理 日本から始まる教育革命

    Posted by ブクログ

    前著は作文教育から、各国の論理的思考の筋道を各国の文化、価値観と捉えていてめちゃくちゃ面白かった。

    今作は日本の作文教育の価値観をかなり突っ込んで述べている。
    今後訪れるであろうポスト近代の時代に対応する価値観育成に、批判的に捉えられがちな日本の共感的を促す指導が効果的だというのは、教育者の端くれとしても勇気づけられる思いであった。

    かなりざっくばらんに言えば、日本の教育はこのままでよい、今後は人間も自然の一部とみなした利他的な価値観が基準となる!という内容。
    共感に重きを置くということが、なぜか我々日本人にとって幼く思えていたのだが、そうではないというのが前著でも述べられていたことである

    0
    2026年01月01日
  • 論理的思考とは何か

    Posted by ブクログ

    論理は世界中で不変ではないことが明解に説明。
    国・宗教などによって、思考方法が違っていて、それを間違うと論理的か否かの評価(試験の結果)も異なってくる。
    他国と交渉するときは、それを分かったうえで、落としどころを見つけるのですね。

    0
    2025年12月21日
  • 共感の論理 日本から始まる教育革命

    Posted by ブクログ

    難しいところもあり、しっかりと咀嚼できた自信はないが、当たり前に感じていた感想文がこれほど重要な意味を成していたことが分かっただけでも学びになった一冊。

    0
    2025年12月20日
  • 論理的思考とは何か

    Posted by ブクログ

    理解し合えない理由、齟齬が起きる理由が目鱗すぎる、、、国によって、こんなに違うのか。そして、フランスに住んでいるからこそ、めちゃくちゃわかる。

    0
    2025年12月07日
  • 論理的思考とは何か

    Posted by ブクログ

    MBAの科目や、ちまたのロジカル・シンキング、クリティカル・シンキング本などから、これぞ論理的思考だ!と学んできたつもりだったが、その理解を覆されるような内容だった。
    本書では、論理的思考には上記を加え大きく4パターンの型があることを示している。各パターンが生まれた西洋や日本の社会的な背景から知ることで「論理的思考」という思考術の意義目的を確認できる。
    (論理的思考のハウツー本ではない)
    これまで知っていた「論理的思考」は、主張-根拠-結論の構成のもの(アメリカ式エッセイと呼ぶ)で、これは経済における課題を効率よく解くうえで有効であるものと知った。一方で、時系列に並べたり、起承転結の構成の馴染

    0
    2025年11月28日
  • 論理的思考とは何か

    Posted by ブクログ

    読み手の国や宗教など様々な要因によって、論理的思考の捉え方に違いがあると言うところがとても興味深い。
    日本、アメリカ、イラン、フランスの四つの型の考察はとても面白引き込まれた。

    0
    2025年11月23日
  • 論理的思考とは何か

    Posted by ブクログ

    フランス、イランにおける型の説明と比較は興味深かった。歴史的文化的な背景に起因する論理的思考の違いを学べた。

    0
    2025年11月22日
  • 論理的思考とは何か

    Posted by ブクログ

    線形思考、非線形思考みたいな話や、
    構造的、非構造的な話も含めて、思考法にたいする考えを深めたくて読んだ。

    軸は違うけど、やはりその思考法を客観的全体的に俯瞰して理解しておくのは、議論の前提として起用有した方がよいな。面白い軸になる。

    0
    2025年11月15日
  • 論理的思考とは何か

    Posted by ブクログ

    論理的思考は目的によって形を変えて現れる、としてアメリカ(経済)、フランス(政治)、イラン(法)、日本(社会)の作文教育から論理的思考の型を比較することに多くが割かれている。
    教育文化論が専門の筆者ということで各パーツは読み応えはあるが、アメリカ=経済のような図式に落とし込むのは単純化しすぎなきらいがあるし(この辺最後の方でうまく回収しているのだが)、なぜ作文教育に着目するのか?もピンと来ない。「論理的思考とは何か」の答えに辿り着けるのかこれ?と感じて途中からあまり内容が入ってこなかった(なのでちゃんとテクストを読めてない悪循環)。

    「なぜ読書感想文を書かされたのか」に厚みを持たせて1冊、の

    0
    2025年11月12日
  • 論理的思考とは何か

    Posted by ブクログ

    ゆる言語学ラジオで扱われていた書籍を手に取ったものの、専門的で読みこなせそうにないと思い、同じ著者によるこちらの新書を手に取った。

    普段は英語、日本語の会議通訳をしていて、日本のおじさまたちの話が曖昧で論旨がはっきりしない、などど同僚たちと愚痴りあうことも多いため、読んで自分たちの浅はかさをおおいに反省した。

    それ以外の部分でも、英語通訳は英語圏、特にアメリカの価値観に偏ったバイアスを思った以上に内面化しているのだなぁ、と思う。フランスとの作文の論旨の立て方との比較が特に興味深かった。

    日本の作文の歴史、綴り方からの変遷の部分も面白かった。感想文は戦後、比較的に新しく導入されたものである

    0
    2025年10月25日
  • 共感の論理 日本から始まる教育革命

    Posted by ブクログ

    「論理(ロジック)と呼ばれるものの中身は、実は万国共通ではない!」「その違いは幼少期の学校教育から始まっている!アメリカとフランス、日本の作文教育は、まったく違う執筆体験へと子どもたちをいざなう」「そして、そこに見えてくる日本らしさこそ、これからの時代の鍵では?」

    ホントかよ!と突っ込みたくなるような論旨だが、確かにとうなづける論理や提示のおかげで、信じられる内容に。

    0
    2025年10月21日
  • 論理的思考とは何か

    Posted by ブクログ

    論理の形は文化によって違い得る。そのことをアメリカ(経済領域)、フランス(政治領域)、イラン(法技術領域)、日本(社会領域)の作文教育の方の違いから示す。一歩間違うとステレオタイプ化になりうるけど、「どの国においても四つの領域があり、人々は日常の判断においてそれら四つの領域の間をスイッチしたり、ザッピングして見比べたりしながら、四領域の区分をあまり意識しないまま選択を行なっている」(169ページ)とあるように人間は柔軟さを持っている。
    よく言われる日本人の論理のなさを弁護する意図が感じられたりするのは穿った見方すぎるだろうか。

    0
    2025年09月29日
  • 「論理的思考」の文化的基盤 4つの思考表現スタイル

    Posted by ブクログ

    250611
    Xとゆる言語学ラジオで見て購入。
    論理的な思考の道筋がそれぞれの文化圏で違うという見方は新鮮だった。改めて、自分は日本の文化圏の考え方が染み付いているなと思うと同時に、贔屓というか、日本の時系列で語るやり方が好きなのだと感じた。枝葉末節を落としたくないというか、出来るだけ多くの情報を取り込んでから、それを内包した答えを出したいというか。

    0
    2025年06月11日
  • 「論理的思考」の社会的構築 フランスの思考表現スタイルと言葉の教育

    Posted by ブクログ

    フランス式の学校教育で実践されるディセルタシオンの分析をもとにして、フランスにおいて何が論理的であるとされているのかを学術的に分析した一冊。

    0
    2025年03月24日
  • 「論理的思考」の文化的基盤 4つの思考表現スタイル

    Posted by ブクログ

     岩波新書『論理的思考とは何か』の研究書版(というか、新書は本書のエッセンスを一般向けにまとめ直したもの)。学術的に書かれている分、著者の議論の特徴と問題点がより明確に出ていると感じる。
     著者の主張のエッセンスは、学校教育で「何を・どのように書かせるか」ということ自体に、その国・地域の社会的・文化的な特性が反映されている、というもの。だが、その国・地域の最大の問題点は、「論理」を文化的・社会的に構築されたものと捉える着想は重要としても、それを検討するモデルとして学校教育の作文がほんとうに適切なのかはよくわからないところがある。各社会、各文化が求める作文の「型」が、それぞれの思考のスタイルを規

    0
    2025年03月24日
  • 「論理的思考」の文化的基盤 4つの思考表現スタイル

    Posted by ブクログ

    感想
    文化が違えば論理も違う。国のような大きなレベルだけでない。人が集まって集団になる。集まりの数だけ論理がある。だから土足で踏み込めない。

    0
    2024年07月08日